保護猫を迎えるも驚きの展開に慌てる家族
娘の「猫を飼いたい!」の一言から始まった、猫ちゃん探し。ペットショップをまわり、WEBサイトを何度もネットサーフィン、保護団体も含めて、色々なところを探しました。
何匹か気になる子をみつけましたが、最終的に保護団体で出会った一匹のメス猫ちゃんのトライアルが始まりました。私たちは、ほんの数時間で「この子に決めた!」と、愛猫cocoちゃんをお迎えすることに決めたのです。
数日後に妊娠発覚!
cocoちゃんは、食欲旺盛なのですが、いつも寝ていて、どうも動きが遅いことに気づきました。もしや…と疑っていましたが、お腹がモニョモニョ動いたことが決定打になりました!
それからは、ネットで猫の出産にまつわる情報を読みまくりました。妊婦猫の餌、出産場所、出産時の対応、出産の時間、生まれてきた子猫の飼い方…猫を飼うのも初めてで、もちろん猫の出産なんてイメージすらできなかったので困りました。それでもネットでいつでも詳しい情報を探せる時代になったことを、本当に感謝しました。
ついに出産が始まる
その日はちょうど土曜日。前日からcocoちゃんの様子がおかしいと思っていましたが、朝から必要以上にすり寄ってくるようになりました。それほどお世話をしていなかった主人にべったり。こういう時は、男性に頼るのが本能なのでしょうか?
目を細めて体を寄せてくるので撫でてあげると、さらに目を細めて…。事前にネットで猫の出産について調べ上げていたので、準備していた出産にちょうどいいサイズの段ボールへと誘導しました。
なんとなくcocoちゃんが渋い顔をするなと思ったら、お腹がビクンビクンとした後一匹目が、その後30分前後で4匹が無事に生まれました。ハラハラしながら見守っていましたが、本能はすごいですね。なかなか鳴かないなぁと心配する私たちをよそに、cocoちゃんは自分で赤ちゃんのお世話を見事にこなしていました。
cocoちゃんを迎えた時、まだ生後半年も経たない子猫と推定されていたのに…本当のところ一体、何ヶ月だったのか?成猫とまではいかない大きさだったので、保護団体の方も不思議がるばかり…。
その後、4匹の子猫ちゃんは無事にすくすくと育ち、離乳の3か月を待って友人や知人の里親さん達の元へ引き取られていきました。
今でも壁の傷を見ると、成長とともに子猫4匹が大騒ぎしていた様子を懐かしく思い出しています。