飼い主と生き別れた猫…新たな家族の元で幸せな余生を送った記録

飼い主と生き別れた猫…新たな家族の元で幸せな余生を送った記録

ある事情で一定期間家で飼育できない保護された成猫がいました。当時、我が家に猫はいなかったのでボランティア団体を通して預かることに。最終的には元の家には戻らず、我が家で看取った時のお話です。

私が保護猫を迎えた経緯、理由

ケージの中で正面を向いている

ある日、ボランティア団体から成猫の預かりについて打診がありました。理由は、元の飼い主さんの事情で一定期間飼育できないため。その事情が解決すればまた元に戻すとの事で、おそらく半年から1年程度の預かりになるところでした。どこも成猫の預かりはできなかったので、当時、猫がいなかった我が家に声がかかり、それならばと預かりました。

保護猫を迎えて大変だったこと

ケージの中で仰向けで寝ている

一定期間と言っても、当然家庭猫としての暮らしになります。その成猫は雄で体格が良く、体重は5kg位ありました。たろうちゃんという可愛らしい名前でした。

キャリーから出すと暫くは固まったままジッとして動きませんでした。急に知らない所に連れて来られたので、怖がって当然です。あまり構ってしまうのもいけないので部屋の中を自由にさせていました。

ただ、部屋の中だけでも、もしかしたら窓を手で器用に開けたり、網戸に突進して破って外に出ないとも限りません。そこで、まず、脱走防止の対策として、網戸にガードを付けたり、窓を閉める時は必ずロックを確認したりと気を使いました。

それまで家の中にあるトイレはきちんと使えていたので大丈夫だったのですが、やはり食欲は3日程度ありませんでした。全く食べないことはないのですが、気を使って匂いが強いフードをトッピングしたりして食べさせました。

保護猫を迎えて良かったこと

椅子の上で寝ている

まずは、成猫なので家族に慣れるかどうかが心配だったのですが、それなりに距離を取りながら少しずつ慣れていきました。最初から威嚇することは全くなかったので、かわいがられていたのでしょう。人にはもちろん慣れていたのです。

ただ、2~3か月くらいは、ご飯や排泄が終わると、さっと自分のケージの中に入って行ったり、部屋の隅の方で寝たりを繰り返して、名前を呼んでも顔は見るのですがなかなか寄っては来ませんでした。

ある朝、ご飯を食べ終わった時にすかさず名前を呼んだら、膝の上に乗って来たのです。何だか恥ずかしそうな顔をしていましたが、さっと乗ってきて直ぐに離れていきました。その時はずいぶん慣れてきてくれたと嬉しい気持ちでした。

その後の様子

カラーを付けている

預かって1年過ぎた頃に、元の飼い主の方の事情が更に悪くなって、帰れなくなりました。簡単に解決できる事情ではなかったので、そのまま我が家で終生で預かることになりました。

2年位は元気に生活していたのですが、ある日初めて軟便をしたので、気になって動物病院を受診し、血液検査やエコー検査をして、腸に腫瘍があることが分かりました。それで直ぐに手術を受け、術後の抗がん剤投与と家庭での皮下点滴の毎日が始まったのです。

点滴中

術後の経過は良かったのですが、抗がん剤の服用で食欲は少しずつ落ちていき身体は痩せていきました。点滴だけでは身体が持たないので数種類のフードをいろいろ与えながら毎日を過ごしていました。

その甲斐があって、少し元気が出てきて高い所にも自分で登ったりもしていたのですが、治療を始めて数か月で、亡くなってしまいました。最後の1週間くらいは今までにないくらいご飯を食べ出したので安心していたのですが、力尽きてしまいました。

まとめ

高い所に登っている

犬や猫がいろいろな事情で亡くなると、もっとこうしていればとか、まだやれることがあったのでは、と考えてしまいます。闘病中はいろいろ大変でしたが、最後まで家の中でお世話をすることができたこと、最後は家族揃って看取ることができたのは良かったです。

きっとこれが最後まで責任をもって飼育するということなのではないかと思っています。

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