こわかわいい子猫たち
通報・発見
保護団体HOPE FOR PAWS の保護活動を見ていた人から「うちの庭に数匹子猫がいついている」と、その場で保護依頼がありました。残念ながら、親猫は最初から見当たらなかったようです。
抵抗・保護
現場に来てみると、庭石のすき間に子猫が見えました。子猫に手を伸ばしてみると、「ブシャッ」と怒って子猫パンチがさく裂します!
子猫たちはすでにある程度成長しているのです。野良猫として人慣れしなくなったら、つかまえて避妊や去勢、ワクチン接種をほどこし、地域猫として放すしかありません。でもこの子たちの安定した暮らしのためには、一刻も早く人慣れさせて里親さんに出会わせてあげたいと、メンバーは考えます。
かわいい顔して、「ガッ!」と攻撃してくるんですよ。子猫も必死ですからねえ。
「子猫ちゃん、咬むの?」なんて、やさしい声をかけながら、メンバーは着ているパーカーのそでで手を保護しつつ子猫に手を伸ばします。子猫はガッ!ブシャ!ガッ!ガッ!と連続で攻撃音を出し必死に抵抗していますが、その姿は、かわいいんだ!後ろ足の指が広がってる~。
猫マスター(?)の彼女、子猫の抵抗に全く動じず、道具もなしに子猫を手づかみで引っ張り出しました。ウニュアアウウー!とうなり声を上げる子猫をキャリーケースに放り込みました。お見事!まず1匹です。
次の子はさらに強気でした。ガッ!ジャッ!ウウウウーと鼻息荒く、つかまれそうになると、ギャオゥ!ギャーッ!と、野性の猫並みの叫び声。頑張るねえ。
狭いスペースでつかまえるのはなかなか難しい。仕方なく、ワイヤリードを使うことにしました。少し手こずりましたが、先端の輪が首にかかり、引っ張り出します!子猫はこの世の終わりのような壮絶な悲鳴を上げました。
これで終わりじゃない。石の下にまだいるんですね。こんな感じに、穴に子猫たちが詰まってます。
3匹め、4匹めと素手て引っ張り出され、抵抗むなしくケースに放り込まれました。
そして最後は、キアァァ!と叫ぶ黒ちゃんをケースにポン!
これでやっと5匹勢ぞろい、これで全部です。この子たち、ここからまだまだブシャッ!ガッ!と頑張りますよ。
お風呂とごはん
病院に到着し、さっそくお風呂です。
最初の子、お湯につけられて、か細く「ヤー」と最後の抵抗。でも…
お風呂からあがって、何だか、気持ちよかった…。他の子も同じ運命です。
きょうだいが次々に消える中、最後から2番目の子は頑張ります。ジャッ!プシャ!そして子猫パンチなんですが、パンチが全部、きょうだいの黒ちゃんに当たっているんですよね。
お湯につけられてうなっていたこの子も、最後には他の子と同じ運命をたどることに…つまり、気持ちよーく大人しーくなっちゃった。
そして待ちに待ったごはんです。みんな夢中で食べてます。
それから
3週間後。ピリピリしていた子猫たちはみんな人に慣れました。かわいそうなのは黒ちゃん。心臓に先天性の疾患が見つかり、手術が必要です。保護団体はその費用を捻出してくれるでしょう。そしてその原資は、後押しする人々の寄付金です。
この団体は5ドル(日本円で500~550円程度)ほどからの寄付を募っています。もちろん日本からも、オンラインで寄付ができますよ。
野性味たっぷりだった子猫たちの変貌ぶりをご覧ください。どこをとってもかわいい動画です!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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