多頭飼育崩壊から保健所経由でわが家へ
猫だけの多頭飼育の家庭がありました。数は詳しく分かりませんが、繁殖制限手術をしていないせいで数が増えすぎて、とても1家庭で飼育できる様な環境ではなかったそうです。
通常ならそのまま新しい飼い主を探すように指導されたりしますが、急を要していたので保健所がその中から数匹引き取ったそうです。
暫くはそこで生活していましたが、体調を崩したので詳しい検査を受けるためにボランティア団体が引き取り。体調が良くなった後で新しい飼い主を探すために、わが家で預かりました。
感染症疑いで殺処分の可能性があった
保健所から引き出されたのは、感染症の疑いがあったため。そのままだったら殺処分の可能性がありました。
感染症はまだ疑いがあるだけで、確定はしていませんでした。ただし、疑いがある以上は1匹だけで隔離しなくてはいけません。先住猫がいるわが家ではそれは必須なので、消毒や食事管理には気を使いました。
感染症じゃなかった!
1番嬉しかったのは、確定診断で感染症ではなかった事です。診断結果が出るまでの1週間位はドキドキしていました。
それなりに疑われるような症状は出ていたのですが、病気ではないと正式に判明したのです。もしかしたらいきなりの飼育環境の変化で極度のストレスが体調を崩させていたのかもしれません。
検査の結果がわかってすぐに隔離部屋から出し、先住猫達と一緒の部屋で過ごさせました。お互い初めて会うので威嚇し合うかと思いましたが、それなりに距離を取りながら付かず離れずを繰り返して、いつの間にか仲良くなっていました。
そんな猫達が見られてとても嬉しく思いました。それどころか同居の犬とも仲良くしています。
推定年齢は9~10歳
わが家で預かって2年以上経ちますが、当時感染症が疑われたとは思えないくらい元気に過ごしています。
推定年齢は、現在で9~10歳くらい。食欲には時々ムラがあって少し好き嫌いがありますが、それでも今のところ体調は良くて、先住猫達とも仲良く暮しています。そして時々は譲渡会に参加して、新しい飼い主を探したりもしています。
まとめ
今まで保護猫を数匹預かってきました。その猫達の中には、新しい飼い主の元に巣立って行った猫もいます。もちろん預かりの猫とはいえ、短い期間でも一緒に生活していると愛情が湧いてくるので、譲渡先が決まった時はそれなりに寂しい思いもあります。
ただそれ以上に譲渡先から送られた写真を見た時、その家族と一緒に幸せそうな顔をしているのを見ると、良かったなあと思えるのです。