ハリケーンを生き延び、ケガをした猫を治療。被災地域の人と動物をケア

ハリケーンを生き延び、ケガをした猫を治療。被災地域の人と動物をケア

2020年9月に米国南部を襲ったハリケーン「サリー」で、多くの動物たちも被害にあいました。ある猫はハリケーンの最中に負ったケガを治療して無事に帰宅できました。

ハリケーン接近!でも猫が見つからない

通報・発見

2020年9月に米国南部に大きな被害をもたらしたハリケーン「サリー」は、家庭で飼われる動物たちにも脅威となりました。

ケージで運ばれているのは「ピクシー」です。ハリケーンが近づく中、飼い主の女性は外に遊びに出ていたピクシーを見つけることができませんでした。

ハリケーンが家屋や樹木をなぎ倒して去った後、幸運にもピクシーは生きて帰ってきましたが、ケガをしていました。どんな恐ろしい状況を生き延びたのか、ピクシーが語ってくれることはありません。生きて帰ってくれてよかった!

でも飼い主さんには前足のケガの治療をさせる経済的余裕がありません。動物愛護団体The Humane Society of the United States が、ピクシーの治療を肩代わりしました。

とても落ち着いた三毛さんです。病院でも大人しく診察を受けてくれました。

大きな傷口を縫い合わせます。内臓の損傷やその他の合併症がなくてよかったです。

青いエリザベスカラーをつけたピクシーを飼い主さんに渡します。まだ少し麻酔が効いているようですが、もう心配はありません。

最後に

この団体は警察の依頼を受けて、被災地域の人と動物たちの状況把握につとめ、ピクシーの他にも猫や犬などの発見や、経済的に苦しくエサを用意できない飼い主たちにペットの食料配布をするなど活躍しました。

日本の台風と同様に、米国南部に襲来するハリケーンは、気候変動に合わせてますます大きな被害をもたらすように見えます。こうした地道な活動は、心理的、物理的にキズを負った人々と動物たちを救う手助けになることでしょう。

動画を見ることは保護活動支援につながります。

※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
 動画制作者:Humane Society of the United States
 掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States

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