人間、しつこい!ブシャ!
発見
ギリシャ・クレタ島の保護施設タキス・シェルター近くのゴミ捨て場で子猫を発見。親猫らしい黒猫はさっと逃げてしまい、子猫を保護することにします。
できれば後日、親猫も保護して避妊したいですね。
保護
子猫は背の低い木に登って生い茂る葉っぱに隠れています。中央にぼんやりとのぞく子猫の顔がわかりますか?
捕獲用の手袋とケージを持ってきました。よくこの暗がりで、黒い子猫をまた見つけますね。犬たちが臭いで見つけてくれるようです。
「ちょっと待ってくださいね」と視聴者に断って、子猫をつかまえるためにスマートフォンを横におきます。
次の場面で、子猫はすでに網の中。
タキスさんは子猫を避妊・去勢の後、この場所に放すか、シェルターの猫部屋で暮らさせるかちょっと考えます。数日前に、同じ場所で他の黒猫も発見して保護したそう。たぶん、きょうだい猫なのでしょう。
子猫は、猫部屋に連れて行くことにしました。
子猫を無事にキャリーケースに入れました。力強く「ミャオウ」と鳴きます。「何だよ!放せよう!」
このお2人さんが「タキスさん、ここにいますよ、ここ、ここ」と教えてくれる子猫ハンターです。
シェルター
シェルターの猫部屋に到着しました。キャリーケースを開けて、食べ物を押し込みますが、緊張した子猫はまだ食べるどころではありません。
タキスさん、よせばいいのに「わかる?これ、人間ね」と手を差し入れると案の定…。
「ブシャ!」と1発、猫パンチ食らいました。指に少し切り傷ができたようですよ。チャレンジャーすぎます。もう少しそっとしてあげればいいのにと思いますが…?
「No pain, no gain.(痛みなくして得るものなし)」なんて格言めいたこと言って、「友達になろうね」と、さらに「指攻撃」を加えます。子猫にしたら、毛むくじゃらのヘビかなにかに見えるんじゃないですか?
全部で3発食らったところでやっと「OK, OK!わかったよ」と引き下がりました。もー、指先、血が出てるって!
そしてこの子が、先日同じ場所で保護した子猫。おそらくきょうだいでしょうね。
タキス・スピリットが猫にも伝染しているのか、ここの猫たちはいたってのんびりムードです。開けておいたキャリーケースには、三毛子猫があっさりと入って行きました。新参子猫もきっとすぐ、「のんびり」を身につけることでしょう。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
その後
環境適応能力の高い子猫のこと。あまり心配はないと思います。実際、翌日の様子もアップされました。大人猫の横で一生懸命食べて、そしてまたしても「仲良くなろうねえ」と迫ってくる指に、もう流血パンチはお見舞いしません!
翌日の様子はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter