突然、運命の出会い
歩道に落ちていた「まっくろくろすけ」

2人の子供達と両親、年老いた先住猫1匹と暮らしています。
それは2009年。今から11年前の5月13日。仕事で運転中通りかかった何気ない道路の歩道側に、小さく黒い、まるでまっくろくろすけのような物に気が付き、少し先で停車し近寄りました。

それはうずくまった真っ黒い子猫でした。交通量の多い道路の歩道になぜ?
よく見ると、歩道の脇には塀の高い垣根。お母さん猫が子猫と移動中だったのか…車に驚いてお母さん猫は身を隠しているか、どこかへ逃げて行ってしまったか。
お母さん猫が迎えにくるかもしれないと、少し離れた場所で様子を見ていましたが、迎えに来る気配がなく、しかも車の往来のそばに子猫がうずくまっていて、危なくて目が離せませんでした。
手の平サイズの子猫

私はしびれを切らして子猫を抱きかかえ、仕事中ではありましたが急いで家に向かいました。手の平に乗るサイズの、とても小さな子猫でした。よく見ると真っ黒ではなく、ハチ割れ。短いソックスをはき、真ん丸の目が印象的でした。
子猫は不安そうににゃーにゃー泣きながら、私にしがみついてきたのを今でも覚えています。
家にはおばあちゃん猫がいます。仲良くできるか不安でしたが、子猫は物怖じしなく、先住猫は少し距離を置いて見守っているように感じました。
家族も先住猫も快く受け入れてくれて安心しました。

翌日には動物病院へ連れていき、いろいろ診てもらいました。
生まれて4か月くらいの女の子でした。お母さんから栄養をもらっていたようだから、痩せてもなく、とても元気な女の子だと先生が教えてくれました。
『くろこ』と名付けました。
クールビューティに

くろこの誕生日は不明ですが、家族になった5月13日を誕生日とし、毎年元気でいてくれるお祝いをしています。私の家族もくろこにメロメロです。
先住猫様はくろこが来た1年後に老衰で亡くなってしまいましたが、その寂しさもくろこがいたから乗り越えられました。
11年経った今、くろこはクールビューティでツンデレなお嬢様に。

家族と一緒に寝ることもなく、抱かれることもしない、遊ぶこともしない、気が付けば距離をおいてそばにいる。
家のありとあらゆる場所でお昼寝をしているくろこは、かけがえのない家族です。
