捨てられた子猫の里親に!病院からもらい受けるケースの体験談

捨てられた子猫の里親に!病院からもらい受けるケースの体験談

猫や犬などの動物を飼っていると、予防接種や健診などで動物病院に行きますよね?病院には仔犬や子猫などの『里親さん募集!』という貼り紙がしてあることがあります。動物病院からの引き取りは安心だから「里親になってもいいかな」とか「ペットを飼いたがっている知人に紹介したい」という理由で里親希望をする方もいますよね。今回は自身の経験を交え、動物病院から里親になる方法や注意点などをご紹介します。

動物病院に保護されている子猫の里親に

動物病院での面会

私の家で引き取った猫は、動物病院で保護されていた猫です。その動物病院に通う知人から「動物病院で子猫の里親を募集している」と紹介を受けたことがきっかけでした。引き取ると決めたときに、動物病院に電話を入れました。

病院前に子猫が捨てられたり、ペット禁止の賃貸住宅に住んでいる方がたまたま猫を見つけて保護したけれど飼えないなど、様々な事情で里親さんを募集している動物病院があります。

動物病院で保護されているのか、募集をかけている方の家に保護されているか分からないので、自分で貼り紙をみて里親になりたいと考えたら、まずは動物病院に問い合わせて、どのようにすればよいのかを確認しましょう。

家族で話し合い、引き取りを決意

動物病院と子猫との面会日を決める

生後3ヶ月目で引き取り

動物病院には休診日があります。いつも通っている馴染みの動物病院であれば診察時間や休診日をよくわかっていると思いますが、紹介や外にある貼り紙などで里親募集を知った時には、通常診療以外の急な休診日などはわかりません。

  • 予防接種
  • 繁忙期
  • 手術
  • 院長の学会

等の理由で定休日以外に休診になることもありますので、動物病院に事前に電話を入れて、病院側の都合と自身の都合を鑑みて、面会日を決めるとよいと思います。

動物病院からの里親には審査がある

保護猫の現在

動物病院に限ったことではありませんが、子猫の里親に応募をし面会をすると、里親になるための条件を提示されることがあります。

私の出された条件は3つ

  • 完全室内飼い
  • 一戸建て住み
  • 最後まで飼うこと

子猫の引き取り後の動物病院は、どこの病院へいっても構わないとのことでした。

ちなみに先住猫(雄猫)がいること、小学生の子どもがいることは条件としては問題ないとのことでした。

条件に関しては、獣医師によって異なるので、家庭の事情や気になる点などは病院側にキチンと話をしておいた方がよいでしょう。

また目が見えない、耳が聞こえない、成猫ならば年齢からくる病気や手足の不自由など、獣医師による検査で判明した症状を抱えている場合もあります。

これらのことは、獣医師より詳しく説明がなされると思います。引き取りを決めたら、気になることは躊躇せず、なんでも質問しましょう。

また、保護されている子猫が小さすぎる場合、生後3ヵ月を過ぎるまでは引き取りができないこともあります。

保護をしてから思いのほか大変だったこと

ソファーで離れて寝る二匹

動物病院から引き取って、我が家に迎え入れたとき、先住の雄猫が敵意をむき出しにして、子猫に対して威嚇や攻撃を繰り返しました。

我が家で取った対策は

  • 子猫をケージの中に入れる
  • 使っていない部屋を子猫用にする

しかし、2匹の関係はよくなるどころか悪化の一途をたどっていきます。

猫を多頭飼いしている方に相談すると「別々の部屋に入れるのではなく、ケンカしてもいいから同じ部屋に入れておく」とアドバイスを受けました。

引き取ってひと月ばかりはケンカばかりしていた2匹でしたが、その後は徐々に落ち着きをみせ、気がつけば少しづつ、ソファーで眠る2匹の距離が近くなっていきました。

距離が縮まる二匹

引き取りから3年経った現在

動物病院から保護した子猫は現在3歳。初めて連れてきた頃は黒みがかった灰色だった毛色は、真っ黒になりました。

猫同士での接触がほとんどなかったせいか、4歳の先住猫が遊びに誘っても爪を立てて怒られるなど、コミュニケーション能力にやや欠ける点がありますが、元気に仲良く暮らしています。

寄り添う二匹

動物病院で大切に育てられたようで、人に対する警戒心はほとんどなく、誰にでも懐く穏やかな性格です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。動物病院に保護されている子猫の里親になるというのも、命を守る一つの方法であると思います。

我が家には先住猫と保護猫の2匹を飼育しておりますが、猫にかかる食費や予防接種代、雑費などは先住猫1匹の頃と比べると、負担は大きくなりました。

猫を保護したいという思いは素晴らしいものですが、自身の経済的な点も視野に入れて、適切な飼育数で飼っていくのが良いと思います。

さいごに

いつも一緒

獣医師によると、動物病院には捨てられる犬猫があとを絶たず、無責任な行動に頭を悩ませているとのことでした。

多忙な日々の中、きめ細やかなケアで優しい猫に育て上げてくださった獣医師やスタッフに、心から感謝いたします。

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