出会いは保護施設。
衝撃的な出会い

今まで、私の実家で犬を4匹、結婚してから金魚、ネオンテトラ、ドジョウ、ハムスター、シマリスを家族として迎えていました。
シマリスのお嬢さんの最期を看取ってから、しばらく何もできなくらい落ち込んでいたある日、子供から「猫を飼いたい」といわれ、初めて保護施設に行きました。
大型商業施設の中にある保護施設。そこには子猫ではなく、ある程度大きくなった猫がいて驚きました。中でも投薬が必要な病気のキャリアの猫が、何匹かブリーダーさんのところから保護されていたことにちょっとした衝撃を受けたことを覚えています。
そこにウチの子『こまり』がいました。きれいなグレーにゴールドの瞳を持ったお嬢さん。本当にきれい…。
こまりは産まれるときにへその緒が左後ろ足に巻き付き、ほとんど壊死していたそうです。
病院で左後ろ足を切断、そこから3年間ブリーダーさんのところにいたようです。傷害のあるネコや犬の話はテレビなどで観たりしていましたが、実際見ると、心が痛みます。
我が家に来てから

いろいろな検査とマイクロチップの装着を終えて、出会ってから1ヵ月ほどで我が家にお迎えしました。もちろん健康体で、障害以外はこれといったものはないとのこと。ひと安心、といったところです。
建物の最上階にある我が家では、落ちては大変と思い、ベランダも防護して、下をのぞかないようにあちこち塞いだり大騒ぎ。風通しも日当たりもいい我が家のベランダで、鳥を追いかけたりセミを捕まえたり、こまりは楽しんでいたようです。
痛い思い

初めて生まれたところとは違う場所にやってきたこまりは、ほかの猫さんたちと同じく、好奇心を持って我が家を探検しました。ときどきあるおトイレの失敗を除けば、まずまずのスタートかなと思いました。が。ここで気づいたのはこまりの避妊について。近くの動物病院で避妊手術の予約を入れ、当日を待ちました。
手術の翌日、夕方に子供と2人で面会に行きました。獣医師の先生からは「麻酔でかなりパニくってましたんで、爪を切っておきました」とのこと。
恐縮していると「避妊、してますね」といわれました。保護施設からは何も聞いていなかったので、避妊はしていないと思っていたのです。余計な手術をさせてしまったことをとても後悔しました。
さらに翌年、お腹にみょうなコブが触ることに気づき、別な病院で診てもらいました。
診断は「腹壁ヘルニア」腹筋に亀裂が入り、内臓の一部が外に出てしまうんだそうで、よほどの衝撃を受けなければ出ない症状だと言われました。もう一度、麻酔をかけなきゃならないんだと思うと、とてもつらかったですが、何かあってからではと思い、受けることにしました。
一応、獣医師の先生には「麻酔が苦手なようで、もしかしたら暴れます」とお伝えしておいたのがよかったのか、引き取りに行ったとき「結構、体力ありますね~」と笑ってくださいました。おかげさまで傷もきれいに治り、今はお腹を触っても痛がることはありません。
新しい生活
あれから1年以上が経ち、今ではすっかり落ち着いて、最近では紐や段ボールで遊んだりする毎日です。
そして7月、7歳のお誕生日を迎えました。こまりが来てくれて、ほんとによかったと思っています。