子猫が子猫の鳴き声に反応
通報・発見
またしても、町なかの「排水管に子猫」の救助依頼が、ロスアンジェルスの保護団体HOPE FOR PAWS に入りました。猫は本能的に、狭い管に入ってしまいがちです。
マンホールの下から、子猫の必死な鳴き声が聞こえてきます。
穴に光を当てると、奥に浮かび上がった黒いポッチが、たぶん子猫です。
保護作戦
試しに、ユーチューブで拾った子猫の鳴き声を聞かせて見ました。
するとその声に誘われて、穴から黒子猫が顔を出し、応えるようにギャオ!ミャオ!ミャオ!と大きな声を張り上げます。
子猫の必死な鳴き声には胸がしめつけられますね。
子猫は食べ物には興味を示しません。おなかは減っていないのか、母猫を求めて必死過ぎるのか…。
穴の中に戻って行きそうです。そこで、保護する方法を思いつきましたよ!
その模式図が、これ。
録音された猫の鳴き声に誘われて出てきたところを、上から降ろした網ですくい取るというもの!
…このイラストを見て、私もひとつ、思いつきました。
精巧な猫型ロボットに猫の体臭もつけてケージの中に置き、ロボットは動きながらやさしい声を上げる…。猫仲間!お母さん?と思った子猫が、ケージに入って行く!…どうでしょうか?
ともあれ、子猫が十分に穴から出たところで、瞬時に網を下ろして、穴をふさぎました!
すくうというより、穴をふさぐのが主な目的だったようです。
子猫、穴には戻れない!
素早い動きで右往左往する子猫。
上から伸びてきた手に、ムンズッとつかまりました。
つかまえたオスカーさんと、つかまった子猫の「タコ」。
オスカーさんは、保護団体に助けを求めた人たちの中の1人です。でもこれ、ほら、早くケージに入れた方がいいヤツでしょう?逃げるかもしれないし、ひっかいたり、咬んだりするかもよ~!
あ、でもタコは、オスカーさんの腕のぬくもりに、安心したのかもしれません。ミューンとひと声上げて、おとなしくしています。
キャリーケースに入れて、ホッとしました。
生後5週ぐらいの子猫かな?
大声で助けを求めて命をつないだね、えらい、えらい!
ケア
病院で身体検査をば。
体力は、あれだけ大声を張り上げて証明済みですね。笑
獣医師に、「イッツ・ア・ボーイ」と言われると、タコは「ニャー」と返します。
キトゥンブルーが残る瞳、爪の出し入れもまだ下手っぴのタコ。
2,3日すると、遊び始めましたよ。
それから
一時預かり施設で、タコは里親さんとの出会いを待ちます。
こんな元気でかわいい子、放っておけない候補者がきっと名乗りをあげるでしょう!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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