多頭飼育崩壊レスキューのイクメン猫と風邪でボロボロの野良猫が親友に

多頭飼育崩壊レスキューのイクメン猫と風邪でボロボロの野良猫が親友に

多頭飼いの崩壊からレスキューされた「レノア」くんは子猫に慕われるイクメン男子。シェルターで出会った片目の「ハルヒ」くんと大親友です。心優しい2匹の間には癒しの時間が流れます。

イクメン系男子「レノア」くん 子猫にモテモテ!

多頭飼い崩壊の現場から

「レノア」くんは推定3歳の男の子。もともと飼い猫のレノア君ですが、そのお宅は多頭飼いから、ついに飼育崩壊となってしまいました。

その時点で、すぐに保護団体に通報されたことは、不運な境遇の中の幸運でした。レノアくんは路頭に迷うことなく、他の2匹の仲間と一緒に、くすのきのシェルターにやって来ました。

子猫にモテモテ!

はじめのうちは環境の変化に戸惑っていたレノアくんでしたが、次第に慣れ、大親友の「ハルヒ」くんとコロコロ転がってくつろぐようになりました。

まだまだヤンチャ盛りのお年頃のはずですが、面倒見が良いせいか、子猫にモテモテです。

男の子のレノア君に、1歳に満たない子猫たちが群がって、おっぱいをもらっている姿は、くすのきの猫カフェ「テンプルキャット」では定番風景に…(もちろん、お乳は出ませんよ!)

痛みのわかる優しいレノアくん

レノア君は小さい頃にひいた風邪の後遺症で、片目が見えていません。また、お鼻が弱いらしく「くしゅくしゅ」することがありますが、体は健康です。お鼻が弱いのは、人間でも時々みかけますね。

そんな、ハンデを持つレノアくんだからこそ、子猫たちに慕われる包容力なのかもしれません。頑健一点張りな人より、痛みをわかってあげられるってこと、あると思います。寝ているレノアくんに子猫がまとわりついても、この表情です。

実はレノアくんは現在、原因不明の脳の病気で通院治療中です。歩くときにフラフラしてしまいますが、そんな状態でも相変わらず子猫とくっついて寝ているそうです。

心優しく、愛情豊かで母性まで備わった(!)レノアくん。こんなに性格が良くて、苦労も経験して、もう猫生修行はバッチリです。あとはレノアくんにたっぷりの愛情で応えてくれる、安心のおうちを見つけるだけですね。

片目の大親友「ハルヒ」くん

風邪でボロボロからの緊急保護!

その日、くすのきのボランティアさんは、外猫さんの保護のため出動。ところが対象の外猫さんの他に風邪をひいた猫が…そのあまりの状態の悪さに緊急保護となりました。

それが「ハルヒ」くんです。治療で体は元気になったハルヒくんですが、片方の目は視力が戻りませんでした。

人間大好き!レノアくんの良き相棒

それでも心優しいハルヒくんは、いつも穏やか。初めて会う人にもスリスリできます。人間のおひざにちょこんと乗るのも大好き!人間が大好きなんです。

同じハンデを持つレノアくんとは、良き相棒です。優しい時間を過ごす、レノアくんとハルヒくん。多頭飼い崩壊の家で、まともな世話もされなかった日々。お外で風邪をひきながら、食べ物を求めて彷徨った日々。それらに比べたら、今の生活は潤って幸せでしょう。

でもね、ふたりの経験したことのない、「もっと幸せ」があるんだよ。優しいふたりに、そこに行って欲しいな。どんな顔をするのか、見せて欲しい。そのためのお手伝いをするから、いっぱい幸せになって、最高のコロコロを見せてね。

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:NPOくすのき

NPOくすのき

▼▼ 公式ホームページはこちら ▼▼
https://npo-kusunoki.life/

▼▼ 公式ツイッターはこちら ▼▼
https://twitter.com/atami_kusunoki

スポンサーリンク