どこからか聞こえてくる子猫の鳴き声
ハイブリッド車のボンネットの中に子猫が
沖縄で保護活動をされているガジュマルファミリーのボランティアさんが、TNR活動のために猫の様子を見回っているとどこからか聞こえてくる子猫の鳴き声。
出どころを探してみると…ハイブリッド車のボンネットのなかに子猫の姿が!
下からは救助できない
普通車と異なり下から覗き込んでもエンジンルームの中は確認できず、母猫であろう猫も助けようと試みた形跡はあるものの、どうしようもない状態だったといいます。
自力でも出られない子猫
一度保護準備のために自宅へと戻り、離れた場所から様子見してみたものの子猫は完全に挟まってしまい身動きが取れなくなっていました。消防署にレスキューを要請しましたが、この状態では救助できないとのこと。
車の持ち主も分からない、できることもない。でも放っておくこともできない…ボランティアさんは、何度も何度も様子を見に戻りました。
夜遅い時間で持ち主さんがすぐに現れるとは思えません。探せる状況でもありません。ボランティアさんは張り紙を残して、後ろ髪引かれる思いでその場を立ち去りました。
所有者さん現る!
翌朝、車の所有者の方に会うことに成功!
所有者さんはとても協力的で状況を把握するとすぐにロードサービスへ連絡してくれたといいます。
ただ、いざボンネットを開けてみても子猫の姿は確認できるが手が届かない…。
救出を優先してくれた所有者さん
八方塞がりか…と思ったところで、なんと
『ここ切っちゃえば良いじゃん』
と所有者さん。車の部品を外してでも子猫を無事に救出することを優先してくれたのです!
作業してくれるスタンドへレッカー移動
しかし、日曜日の夜ということもあり作業をしてくれる業者がなかなか見つからず、やっとのことで見つけたガソリンスタンドへとレッカー車移動。
多くの人々の協力により無事救出成功!
そしてバンパーを外し、子猫を無事救出!
パニック状態の子猫は大暴れしたものの、ガソリンスタンドのお兄さんのファインプレーによって無事キャリーの中へ保護!
少し頭を怪我していたものの、健康状態に大きな問題はなく元気だそうです。たくさんの人々の優しさと助けたいという気持ちによって無事、子猫は保護されました。
もう二度と危険な目に遭わないように…と、この子猫は永遠のお家を探すことになりそうだと報告されています。
季節に関わらず、今回のように猫がボンネットやエンジンルームに入り込んでしまうことは珍しくありません。
車に乗る前には「猫バンバン」を忘れずに!その習慣が命を救います!
※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
団体名:ガジュマル ファミリー
ガジュマル ファミリー
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