自動車事故で失明した猫ビリー
クリニックへ搬送
茶トラ猫のビリーが、オーストラリアにあるRSPCA (英国王立動物虐待防止協会) ニューサウスウェールズのクリニックに運ばれました。
獣医のジェフリー先生によると、搬送されてきたビリーの両方の眼球は、頭に強い衝撃が加わったことにより、収まっているべき頭蓋骨の穴からとび出していました。さらに、あごも衝撃で骨折していました。
手術の成功と回復
残念ながら両眼は摘出することになりましたが、ビリーの回復は順調で、目が見えない状況に徐々に慣れていきました。まずは狭い空間の中で、餌やトイレを見つけられるようになり、慣れたところで、大きめのケージに移されました。
体重も増え、クリニックの中で快適に過ごせるようになりました。
ジェフリー先生は、室内で飼い、猫が周りの環境を把握できる状態であれば、快適に暮らしていけるだろうとおっしゃっています。
里親さんのもとへ
そして6週間後、永遠のお家が決まりました!
カレンさんとビルさんご夫妻がビリーの新しい飼い主さんです。
RSPCAはスカイプで、ご夫妻からビリーの様子を聞きました。
とても快適そうに寝そべるビリーがいますね!
カレンさん:
アパートに住んでいるので、(犬ではなく)猫を飼おうと考えていました。4年くらい前に愛犬が亡くなってから、寂しかったのです。
そこで、ビリーを迎えることに決めました。初めて会った時からとても気に入りました。
ビルさん:
カレンが猫を連れ帰ってから、正直、私は数日間不機嫌だったんですよ。でも今では、ビリーはすっかり家族になりました。
ビリーはお家の中にすっかり慣れて、餌の場所やトイレの場所を的確に把握し、お部屋の中で元気に過ごしています。
ご夫妻のお孫さんが、ビリーをベビーカーに乗せたところビリーはとても気に入ったらしく、なかなか降りようとしなかったそうです。楽しそうですね!
まとめ
とても大変な経験をしたビリーですが、順調に回復し、優しい里親さんにも巡り会えて本当によかったですね。
元気になったビリーの様子をぜひ動画でご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA NSW
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