信頼していた保護主の突然の死。兄弟猫は寂しさを乗り越え幸せ探し中

信頼していた保護主の突然の死。兄弟猫は寂しさを乗り越え幸せ探し中

ある日突然帰らぬ人となってしまった保護主。彼女の元で人間が大好きになるほど幸せに暮らしていた兄弟猫「あさみ」と「ふうと」の物語です。 

ある夏の日

ある日、保護猫活動をされているゴエママさんのもとに、一通の連絡が入りました。それは、かねてから交友のあったご友人が交通事故に遭われたというものでした。その一報を聞いたゴエママさんはすぐさま病院へと駆けつけます。しかしご友人は意識不明の重体で会話することもままならず、そして帰らぬ人となってしまいました。

保険証の裏に残された願い

「家に猫がいます。もし、私に何かあったら●●さんに頼んで、猫のことをお願いします」

ご友人の保険証の裏には自宅で保護する猫達を憂う気持ちとともに、ゴエママさんの名前と連絡先が書かかれてありました。ご友人が交通事故に遭った際、すぐにゴエママさんのもとへ連絡が来たのもそのおかげだったのです。

“万が一の時”を考えられていたからこその保険証の裏に書かれていたのでしょう。そして、信頼できるゴエママさんだからこそ、猫達を託されたのだと思います。

そこでゴエママさんはご友人の意思を受け継ぎ、残された猫達を幸せへと繋ぐことで彼女の供養になればと動くことにしました。

この女性に保護され、一緒に暮らしていた兄弟「あさみ」と「ふうと」。彼らの命を繋ぐため、ゴエママさんが一時的に預かることになりました。

もともと野良だった2匹が人間のことを大好きになるほど、その女性のもとでの暮らしは幸せなものでした。そのぶん、突然の別れへの戸惑いも大きかったでしょう。

一時預かりさん宅で見えてきた兄弟の性格

約2ヵ月ゴエママさんのもとで過ごしたあさみとふうと。亡くなった女性が残した猫は30匹いて、元々保護していた猫もたくさんいる状況でゴエママさんが手一杯だったので、一時預かりのボランティアさん宅へとお引越ししました。

お引越し先にも慣れてきたあさみとふうと、それぞれの個性が見えてきました。共通しているのはとっても良い子なこと!

甘えん坊のあさみくん

あさみは常に人に寄り添い、座るとすぐに抱っこを要求するほどの甘えんぼさん。毎晩の添い寝もしてくれるんだそう♪

FIV(エイズ)キャリアですが、ストレスフリーの生活環境であれば発症することなく天寿を全う出来ることが殆どです。それ以外は健康そのもので血液検査も何の異常もなし!好き嫌いすることなく何でも食べてくれる良い子だそうですよ。

平和主義のふうとくん

リーダー的存在で、先住猫から威嚇されても絶対に応戦することなく、さっと別の場所に移動して対応するほど平和主義のふうとくん。抱っこ爪切りも可能だそうで、とても優しい子ですね。

兄弟のあさみと同じく、FIV(エイズ)キャリアですが、ふうともそれ以外は健康そのもので異常はありません。

お風呂を覗きに来る、おちゃめなところもあるようですよ♪

人間大好きな2匹。信頼していた保護主さんとの急な別れを経験している兄弟には、このあと一生幸せにしてくれる飼い主さんとの出会いが望まれます。

最後に

交通事故により大好きな女性を失ってしまったあさみとふうと。けれど、ゴエママさんを通じて様々な方の支援があり、預かり先で兄弟は永住先を待っています。

今回、交通事故という突然の悲劇にも関わらず、30匹いた猫達が1匹も漏らすことなく保護、譲渡できているのが奇跡です。人の繋がりを温かく感じました。

そして私も一緒に暮らしている動物達の事を考えずにはいられません。あさみとふうとが幸せな永住先を見つけられる事を願います。

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:一般社団法人 ねこのおうち

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