子猫2匹を保護したら1匹の100倍大変だった!その理由とは?

子猫2匹を保護したら1匹の100倍大変だった!その理由とは?

猫はずっと多頭飼いをしてきました。でも、不思議に保護する時は1匹づつでした。今回、2匹まとめて引き取って初めて見えてきた良い点と悪い点をお伝えしましょう!!

2匹の美人姉妹猫をこの腕に!が大変だったわけ

猫を引き取る時は兄弟でと考えがちですが、そのメリットとデメリットを考えたことがありますか。メリットは誰にでもすぐにわかる、猫まんじゅうやラブラブお昼寝が見られること。では、気付きにくいデメリットとは?

うちの子になった!

子猫をまとめて引き取るデメリット

我が家が引き取った子猫達は生後18日程でようやく目が開いたばかり。まるで地面を這う虫と言っても良いほど小さい頃でした。

初産のお母さん猫が神経質になり、子猫達をあっちこっちに移動させたりして疲労困憊だったようで、様子を見ていた保護主さんから声がかかりました。

これまで野良の母猫が子宮破裂で息絶える中奇跡的に助かり臍の緒のついたまま初乳さえ飲めていない子猫や生後7日の子猫を育てあげたことがあったので、生後18日なら楽勝!と思っていたのですが、その予想は見事に裏切られてしまいました。その理由とは…

  • ミルクを飲むタイビングがずれるので、授乳の回数が2倍近くに増加!その度に煮沸消毒、ミルク作り、授乳が必要になる
  • それぞれがおしっことうんちをするのでペットシートなら一度に4枚は必要
  • 排泄のしつけ前なので、2匹がそれぞれ好き勝手なところにしてしまい、一人では大変!
  • どちらもえこひいきしないように気をつけなければならず、意外と気を遣う
  • 片方が起きるともう片方まで起きてしまう
  • 片方のお腹がゆるいと2匹とも汚れてしまい、シャンプーをしないといけなくなる
  • 1匹なら先住猫の生活習慣に合わせて、自然と夜眠るようになるが、2匹だと自分たちの野生のペースで行動し、真夜中の運動会を始めてしまう
こんなに小さい!

お姉ちゃん猫の百(もも)は神経質で敏感ですぐに起きてミルクを欲しがりました。

妹のレオ南(れおなん)はぐうぐう眠って育てやすい子だったのですが、つられて起きてしまいます。

百は少しだけミルクを飲んでもういらない!とそそくさと寝るのですが、レオ南は困っている私を見て「全部飲んであげるね♡」と毎回お助け子猫に。その結果、お腹が緩くなってしまって、百の上に…!急いで2匹を洗わなくてはなりませんでした。

洗うのも2匹いると大変です。1匹洗ったあと体が冷えないように抱っこ紐の中に超吸水タオルを巻いて抱っこしながら、もう1匹をかがんで洗うのは気が遠くなるような大変な作業でした。保護するのが1匹で2時間半ごとにミルクを与えていたときとは全く別次元のしんどさでした。

1匹の時は全く問題なく、楽しみながらできたことが、すべて大変な作業になってゆきました。

夜、今までの子猫はすぐに私と一緒に眠るようになってくれていましたが、今回は違いました。2匹いるのです!遊べるのです!まるで高校生が2人でつるんで悪さをするように、2匹で夜中に大運動会を始めてしまうのです。

今だに毎晩遊んでいます。

子猫をまとめて引き取るメリット

百

もちろん仲良く一緒に寝たり、遊んだりするのが最大のメリットです。

保育所ならぬ獣医さんに預ける時も2匹だと全然怖がらず、道中の車内でも爆睡してくれていました。

ありがたいことに名前も「自分は百」とか「私はれお南」とか早いうちから理解していたようで「自分の名前が分かっているようで呼べば走ってくるのよ~。お利口さんですね!」と獣医さんでもアイドル扱いだったようです。

学習の速さは競争の原理が働くのでしょうか。1匹の時より知能の発育が早いように思えました。

半年を過ぎた頃から

レオ南

気性が違うのでしょうか。百はどんどん活発になり、先住のお兄ちゃん猫と遊ぶ方が好きになりました。

子連れ出勤もしましたが、レオ南は甘えん坊でいつも私のそばでお仕事を見たりしています。夜中に布団に入ってきてふみふみするのもレオ南だけです。

兄弟・姉妹で引き取れば最低限喧嘩はしないのですが、大きくなれば始終一緒というわけでもなさそうです。

離乳前の子猫の保護は1匹でも大変だが、2匹だと100倍大変!

やっぱり仲良し

兄弟・姉妹だからといって大きくなったらいつも一緒にいるわけではありません。1匹ずつ別々に保護しても我が家のようにとても仲良しの場合もあります。

離乳食が食べられる大きさなら複数保護しても大丈夫。生後1ヵ月ぐらいの7匹の子猫を保護したことがありましたが、その時は楽しかったことしか記憶に残っていません。

でも親猫がおらず、離乳食が食べられない場合は1匹の時の何倍も大変なので、それを承知で保護してほしいと思います。生後間もない子猫を複数で保護する時は、体力や経験、時期的余裕をよく考えてくださいね。

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