2キロにも満たない体で子育て…母猫は崩壊寸前の多頭飼育の中にいた

2キロにも満たない体で子育て…母猫は崩壊寸前の多頭飼育の中にいた

避妊せずに多頭飼育をしている家に住んでいたシャム猫家族が救助されるお話です。

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多頭飼育場所の発見

保護猫活動をされているゴエママさんはある日、妙なことに気付きました。何匹TNR(※)したか分からないほど、近所にシャム猫がたくさん生息しているのです。

数ヵ月かけてリサーチした結果、猫を多頭飼いしているお家を発見しました。そこで目にした猫たちは青い目をしていて、なおかつ異様に皮毛の質が低下した子が多かったのです。

これは単に瞳の色が青いからというわけでも、過酷な環境で生活していたが故に皮毛が薄くなっていたというわけではありません。

実は近親交配を繰り返すことで見られる猫の症状のひとつなのです。そして近親交配によって産まれた猫たちは、みな短命です。

もちろん遺伝によるものもありますが、可能性として捨て切れなかったゴエママさんは飼い主さんに許可を取り、避妊させるために猫たちを捕獲することにします。

※TNRとは野良猫を捕獲して避妊した後、元の場所に戻すことです。

捕獲作業の最中、ガリガリに痩せている母猫とその子猫3匹を発見しました。多頭飼育の崩壊寸前の場所で生活していたため、ご飯が行き渡らずきちんと食べられていなかったのでしょう。

この家族はひどく衰弱していたため、病院へ連れていくことになりました。

診察の結果、母猫は貧血が酷く栄養失調。子猫は生後4ヵ月も経っていれば約2kgの体重になっているはずですが、この子たちの体重は一番小さくて1.4kgほどしかありませんでした。

衝撃的な事実

更に捕獲している中で見つかった不審点…捕獲している猫たちは大人猫ばかりで子猫が少ないことに気付いたのです。そこで飼い主にそのことを尋ねると「始末した」とのこと。

つまり生まれてすぐに殺されていたのです。子猫の目が開く前にそれを実行していたようです。

保護された子猫たちは奇跡的に“始末”されることなく助けられたのでした。

シャム家族を保護

シャム家族はあまりにも弱っていたため、保護猫団体の元で保護することになりました。子猫たちは風邪を引いているため入院。まずは母猫のみがシェルターにやってきました。体重が2kg弱しかないのに子育てしていたお母さんです。

弱っていても子猫の心配

母猫はガリガリに痩せた状態にもかかわらず、ご飯を食べようとしませんでした。いつも近くにいた子猫がいなかったため、寂しさと不安から食欲が湧かなかったのでしょう。

翌々日、子ども達が退院してきました。

子どもが近くにいるようになってからは、母猫はご飯を食べてくれるようになりました。子どもたちの無事に安心したのかもしれません。

現在

現在ではシャム家族揃って健康を取り戻しました。里親募集中で、永住先を待っています。

シャム家族以外の猫達は避妊手術後、飼い主の元へ返しています。飼い主とは念書と契約書に捺印を押してもらい、これ以上の悲劇が起こらないようにして頂いています。

保護猫団体のゴエママさんより「一代限りの命だから可愛がってあげてね」という言葉に対して「ありがとう」の優しい言葉が返ってきていますので、飼い主の元へ返された猫たちが以前よりも大切にされていることを信じたいと思います。

改めて避妊手術がいかに大切かを考えさせられる出来事でした。シャム家族が幸せになっていくことを切に願います。

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:一般社団法人 ねこのおうち

一般社団法人 ねこのおうち

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