謎めいた心理:母猫は子猫を思って変わったのか?
通報・発見
路上生活の母猫と子猫の保護依頼。保護団体 HOPE FOR PAWS が見に来ると、親子はくつろいでいましたが、人に見られるのをいやがって、母猫は立ち去ってしまいました。やせているのがわかります。
保護:子猫
子猫にツナ缶を差し出してみます。逃げ腰ですが、立ち止まりました。食べるかと思いきや、ツナ缶にそれほど興味を示さないようです。
さて、どうやってつかまえますか?答えは、1人が子猫の注意をそらして、もう1人がガバッとつかまえるという、シンプルな作戦です。
この写真の一瞬後に、左から網がかぶせられ、子猫はキャリーケースに入れられました。
子猫を確保したことで、母猫をつかまえる確率があがります。でもその日、母猫は帰ってきませんでした。ケージを置いて、今日は引き上げです。
ケア
まずは子猫を病院へ。網で捕獲され、母猫から引き離され、大型犬の吠える声が響く病院で1人ぼっち。どんなに怖いでしょう。
この子は「アラベラ」と名付けました。
汚れていて、皮膚の状態があまり良くないようで、シャワーに直行です。すると、水をなめ始めました。のどが渇いていると気づいたスタッフが水を与えます。もう少し早くに気づいて欲しかったなあ。
シャンプーの途中ですが、水分補給。よく聞くと、ピタピタと水をなめる音が聞こえます。
タオルにくるまれて、おやつをもらいます。もう抵抗もなにもないですね。まな板の上のコイ、タオルの中の子猫。
保護:母猫
翌日。母猫探しかと思ったら、昨日ケージを置いていった家の人から、母猫がつかまったと電話が!
ケージにとらわれて、猫はしきりにジャ!プシャー!と威嚇します。ごめんね、でも大丈夫だよ。
母猫の驚くべき行動
荒ぶる母猫「ニーソックス」を病院に連れて行き、子猫のアラベラと一緒にすると、驚いたことに彼女はすっと落ち着いて、なんとケージ越しに人の手を受け入れたのです。
たまたま触れたのではなく、確実に「触っていいよ」です。まるで、「子供を世話してくれてありがとう」とでも言っているような…。
アラベラと並んで、手から食べ物も受け取ります。これなら、引き取り手を探すという選択肢ができます。
さらに驚き
なんと母猫ニーソックスが単独で先に、保護関係者の里親さんにもらわれていったそうです。里親探しが難しいだろうと判断して、率先して引き取ってくれたのかもしれません。
子猫のアラベラはお母さんと別れて寂しいでしょうが、そこは柔軟な子猫ですから、早くも環境に慣れて、遊び、遊び、遊びながら、里親さんとの出会いを待っています。
きっと、絶対、里親さん見つかりますよ!見る価値ありの動画を、どうぞ!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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