原発事故被害の飯舘村で保護。無人村で生まれ育った猫が幸せに

原発事故被害の飯舘村で保護。無人村で生まれ育った猫が幸せに

3.11の大地震に伴う原発事故により人がいなくなった飯舘村。そこで生まれ育った潤子が幸せになるまでを辿ります。

人が大嫌いな閏子

3.11の大地震に伴う原発事故で人がいなくなった飯舘村。そこで育った猫たちが福島給餌ボランティアさんの元で保護されました。

そこからあるご縁でゴエママさんの保護団体「ねこのおうち」で保護されることに。その中に、なかなか人に慣れず「シャー」と威嚇ばかりしていた子がいました。彼女の名前は「閏子」。

野良猫の保護に慣れている団体のゴエママさんですら心が折れそうな程、長い期間人に慣れることはありませんでした。それでも、根気強くゆっくりじっくりと閏子に愛情を注いで育てられました。

少しずつ人に慣れ始め、お見合いまで出来るほどに!しかし……

少しずつ人に慣れ始めた閏子は、保護されてから1年、ようやくお見合いが決まります。

しかし知らない人には全然慣れず、2回も破談になってしまいます。

運命の日

ゴエママさんに保護されて3年。運命的なメールが届きます。

8年前に亡くなった愛猫にそっくりだからぜひ会わせて欲しいというお見合いのメールでした。

こちらがその愛猫さん。確かにそっくりですね!

慣れるかどうか仮譲渡

人慣れするまでに時間のかかる閏子。その為、仮の譲渡期間が設けられました。夫婦で見守ってくださる家庭で、閏子はとうとう仮とはいえ、永住先となる家に入ります。

譲渡されて2日

慣れない環境で閏子は水を飲まない、ご飯を食べない、と警戒しています。

慣れない環境の時の行動は猫の本能的な危機回避の行動です。あせらずにゆっくり見守っていきます。

譲渡されて一週間

里親さんがケージの扉を開くと「シャー」と威嚇したり、夜は寂しくて夜鳴きをしたりと閏子はなかなか慣れず。

それでも里親さんは気長に待ちますと懐が広く、閏子は見守られます。

譲渡されて11日目

なんと、背中を触らせてくれるようになったと里親さんから報告が。

頭を触ると時々「フー」といわれる事はあるみたいですが、少しずつ歩み寄れています。

とうとう正式譲渡へ!

随分慣れてきた閏子。一緒に遊べるまで信頼を築いた里親さん。抱っこはまだ出来ないようですが、大きな進歩です。

永住先に住み始めて9ヵ月後

閏子が寂しがらないようにと、妹を迎え入れられました。

妹も出来た閏子はこれからもっと家族の温かさを知るのでしょう。

里子に出て1年が経ち……

人のいない村で育った閏子。人の優しさを知らない閏子は長い時をかけて威嚇しようが愛情を注がれました。

その愛情が伝わるようになり、保護されて3年目に永住先を見つけます。そこでも大きな愛情を注がれて妹もでき、1年という年月が経ちました。今ではお姉さんをしながら幸せな日々を送っています。

大変な時期を乗り越え、幸せを掴んだ閏子。穏やかな日々を過ごせることにこちらも幸せな気持ちになりました。

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:一般社団法人 ねこのおうち

一般社団法人 ねこのおうち

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