【緊急保護】冷たい風の中、生まれたての子猫が4匹…つないだ「命の灯」

【緊急保護】冷たい風の中、生まれたての子猫が4匹…つないだ「命の灯」

早春の肌寒い日に生まれて間もない子猫が4匹保護されました。お母さんのいない子猫たちを、人間のボランティアさんが代わって育児に奮闘。どうか元気に育って…

子猫4匹、生まれたて

ホテル敷地内で保護された子猫たち

春が近づくと、ボランティアセンターには子猫の保護が増え始めます。春分の日を過ぎたばかりのこの日も、熱海で猫の保護・譲渡活動をしている NPOくすのき に、生後間もない子猫が4匹保護されました。

場所は熱海のホテル敷地内。助けを求めるように鳴く声は1匹だけで、他の3匹は声も上げられないほど弱っていました。

辺りに母猫の姿は見当たらず、風の冷たい日だったため、このままでは命の火はすぐにも吹き消されてしまいそう。子猫たちは緊急保護することになりました。

ミルクとカット綿で育児

生まれてすぐ母猫から母乳をもらうことで、子猫は親から免疫を引き継ぎます。そのため初乳をもらえることは大切なのですが、生まれたてで保護された子猫は、この初乳を飲んでいない場合があります。

「なんとか無事に育って!」の願いを込めて、4匹の子猫は経験豊富なベテランさんに託されました。

4匹もいれば、4番目の子のミルクと排泄をして哺乳瓶の消毒をしたら、休む間も無く1番目の子のミルクの準備になってしまいます。

それでも、温かいミルクを無心に飲み、カット綿で用を足したあとの満足した幸せそうな子猫ちゃんの顔に、ボランティアさんは疲れが吹っ飛ぶそうです。

すくすくと、4姉妹!

献身的なお世話を受けて、子猫たちは順調に育ってきました。少しずつ目が開き、小さかった耳は大きな三角形になりました。ミルクを飲むペースも4匹同じに安定。

保護当初ヨレていた毛皮もふわふわ。生後20日を迎える頃には、柄もハッキリしてきました。

1匹はキジトラ、白い3匹はどうやら尻尾が三毛柄のようです。そして何と、4匹そろって女の子でした!

幸せな未来を描こう

生後1ヶ月を超えたら離乳食を始め、カリカリが食べられるくらいになれば、いよいよ里親さんとの出会いを探すことになるでしょう。

その頃には4姉妹それぞれの性格が表れます。猫も人間も「あなたが良いよ!」と思えるマッチングになると良いですね。

まとめ

可愛くて、手がかかる子猫。ちょっと気を緩めると、体調が急変してしまうことも。

みんな元気に育って、里親さんと猫がお互いに幸せになってくれる時こそ、ボランティアさんの苦労は報われるのでしょう。

※こちらの記事は情報掲載元の団体より許可を得て掲載しております。
 団体名:NPOくすのき

NPOくすのき

クラウドファンディング実施中

まだまだ、春の子猫ラッシュは続きます。今はコロナ禍のため譲渡会の開催もままならず、非常に厳しい状況です。『NPOくすのき』では運営費が逼迫し、クラウドファンディングを始めました。

▼▼ クラウドファンディングの詳細はこちら ▼▼
https://readyfor.jp/projects/kusunoki2020

▼▼ 公式ホームページはこちら ▼▼
https://npo-kusunoki.life/

▼▼ 公式ツイッターはこちら ▼▼
https://twitter.com/atami_kusunoki

スポンサーリンク