大手術を経て元気に回復した2匹の子猫
路上で保護
RSPCA NSWのハナさんは、路上で2匹の子猫を保護しました。生後5週の子猫たちは、里親探しに参加するにはまだ幼すぎるので一時預かりのお家に行くことになりました。
子猫は「フィリックス」と「ドラ」と名付けられました。
眼瞼欠損
2匹とも見るからに目に異常があり、動物眼科専門医の診察を受けることになりました。
診断の結果は、「眼瞼欠損(まぶたの一部が生まれながらにかけている)」でした。
上瞼の3分の2が欠損しており、ちゃんと瞬きができないので常に目が乾燥した状態です。それは、とても痛く不快な症状であるのはもちろん、炎症を起こし角膜潰瘍や血管の障害、さらに進行すると失明する恐れがあります。
一時預かりのお家
生後6ヵ月を過ぎるのを待って手術を受けると決まり、それまでは一時預かりのお家で過ごすことに。お世話をしてくれるチェルシーさんは、常に2匹が快適に過ごせるように考え、目を保護するための、かなりの量の投薬や点眼などを献身的に行ってくれました。
手術でまぶたを形成
口角の皮膚組織を欠損部に移植して、新しくまぶたを作るという難しい手術が行われました。
手術後にかなりの腫れがおこり、何回か危険な状態に陥りました。再処置が必要かと思われましたが、幸いにも一命を取り留めたのです。
回復
手術後にチェルシーさんの元へ帰った2匹は、チェルシーさんに甘えたり、2匹で遊び回ったり、とても元気に過ごしています。
とっても仲良しな2匹です。
まとめ
難しい手術を成功させた獣医さん、献身的にお世話してくれた人たち。多くの皆さんのおかげで「新しいまぶた」ができて本当によかったですね。
これからも元気に幸せに暮らして欲しいと願います。
2匹の元気な姿をこちらの動画でぜひご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA NSW
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