闘犬に「生きたおもちゃ」として与えられていた子猫をレスキュー

闘犬に「生きたおもちゃ」として与えられていた子猫をレスキュー

生きた子猫を闘犬のおもちゃとして使っていたという、なんともショッキングな出来事がありました。そのような信じられない状況から救い出された子猫のレスキューストーリーです。

体をムラサキに染められた子猫は犬のおもちゃだった

生きたおもちゃとして

体重が1キロにも満たない子猫の体はムラサキに染められていました。

信じ難いことに、闘犬の生きた「噛むおもちゃ」として使われていたのです。

保護

子猫はカリフォルニア州にあるSJACC(サンノゼ・アニマル・ケア・センター)に保護され、治療のために、NineLivesFoundation(ナイン・ライブズ・ファウンデーション)に移されました。

生後約7週間とみられるその子猫は「スマーフ」と名づけられました。

満身創痍の子猫

スマーフの身体中に、噛まれた傷と深い裂傷がありました。

体毛を剃り、何回か体を洗い、抗生物質の投与と傷の手当てを受けました。

そして特に深い右足の傷は、翌週手術を受けることになりました。

一進一退

足の大きな傷以外は徐々に回復していましたが、ある晩のこと、スマーフは見る見る元気を無くしじっとうずくまってしまいます。レントゲン検査の結果、引き裂かれた傷が腸まで達し腹膜炎を起こしている可能性があるとのこと。獣医の判断で開腹して調べることになりました。

開腹手術の結果

幸運なことに、内臓のダメージや炎症は見つかりませんでした!

そして、深い傷を負った後ろ足の手術も成功し、自由に足腰を伸ばせるようになりました。

ルームメイト

スマーフは順調に回復し、ルームメイトである盲目の猫「ワンダ」と仲良く遊べるまでになりました。

最後に

生きた子猫を闘犬のおもちゃにしようとする発想自体が理解に苦しみますが、世の中には小さな動物の命を軽く考えている人々が存在するのも事実です。しかし、それらの命を必死で助けようとしてくれている人々がいます。並大抵のことではないと思います。

自分ができることは何か考えつつ、虐待からひとつでも多くの命が救われることを願います。

レスキューから13ヵ月経ち、元気になったスマーフの様子や、相変わらず仲良くしているワンダとの楽しそうなじゃれ合いの様子をぜひ動画でご覧ください。

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:JuliaModas

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