まるでミュージカル?2匹の猫が同じ木で立ち往生
猫達は登り過ぎてしまった…
猫が高い所にいると安心するというのは、ほとんどの人が知っている事でしょうが、慣れたようにスイスイと登っていくのとは反対に実は降りる事があまり上手ではないという事を知っていましたか?これは猫の爪の構造にも関係します。
救助隊員が到着です
ワシントン州にあるCanopy cat rescue は、高い木に登って降りられなくなってしまった猫をレスキューする団体です。
今日は隊員のショーンが、イヴァンとセシルの救助にやって来ました。1本の木に2匹の猫が立ち往生するのは、かなりユニークなケースです。
兄猫のイヴァンが2日間木の上で立ち往生してしまったので、妹猫のセシルが助けに行こうと(?)登ったよう。結局セシルも18メートル登ったところで立ち往生です。
セシルを発見。でも…
下から見るに、2匹は元気そうで大きな声が聞こえてきます。早速ロープを使って上に登って行きます。
揺らさないように登り、やっとセシルの近くに来ました。
もう少しで手が届くところで逃げられてしまいました。
作戦変更!
セシルが枝の先の方に逃げてしまったので、兄猫イヴァンを先に救助する事にします
ロープを使い、他の枝に移りながらさらに上に登って行きます。
イヴァンは木のてっぺんの方にいました。
「イヴァン、なぜ、そこに行ったんだよ」と声がけをしながら少しずつ距離を縮めていきます。
イヴァンはいくつかの刺し傷をおっていました。枝につかまり鳴いています。
ゆっくりと近づいてイヴァンを救出!すぐに抱きかかえて優しい言葉をかけ気を落ち着かせます。
「さぁ、君の相棒を救出にいこう」
猫にかける言葉の優しさが猫達の信頼を得る秘訣だと感じました。
セシルを再度救出に向かいます
イヴァンと一緒に再度セシルを救出に行きます。
セシルは細い枝の先に移動してしまいました。もう前にも後ろにも進めないようです。
やさしく声をかけながらそっと近づき、ついにセシルを救出!
無事に飼い主の元に戻った2匹の猫達の鳴き声は元気です。
高い木の上での手に汗握る猫との攻防を是非動画でご覧ください!
かなりスリリングなので高所恐怖症の方は要注意です。
Canopy cat rescue とは?
Canopy cat rescue は、ワシントン州にある高い木に登り立ち往生した猫達の救助を無償で行う、トムとショーンが主催する団体です。
トムは「アーボリスト」という高い木に登った作業をする資格の認定を受けていて、森林生態学の学位を取得している動物好き。
ショーンは、同じくアーボリストの認定をされていて、プロの山岳ガイドで動物好き。
二人は木登りを得意としている、森林のプロ、そして猫ちゃん達のスーパーヒーローなんです。
現在は、年間500匹の猫達の救出をしていて、時には車で往復何十時間もかけて救出に向かう事もあるそうです。
救出後の猫ちゃん達の表情にトムとショーンへの信頼が見えます。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Canopy Cat Rescue