耳なし猫は外猫か、内猫か
通報・発見
数カ月ノラ猫に食べ物を与えていた住人から、猫の保護依頼です。
保護団体がかけつけると、毛足の長い猫がいましたが、何か変です。耳がありません。
保護チームの1人が缶詰を差し出すと、猫はシャーっと怒った顔をしますが、とりあえず威嚇してみましたという程度。すぐに素手でなでることができました。付き合いやすそうです。
そしてよく見てみると耳だけでなく、歯も欠けているようです。
保護
ケージにもすんなり入ってくれました。
ある程度年とった雄猫であることがわかりました。
ケア
猫の気分は耳を立てたり寝かせたりでもよりよくわかりますが、この子はそれができないため、気分を推し量るのが少し難しくなります。表情や姿勢をよく見ることが大切ですね。
歯の状態を見ます。
TNRプログラム
「アーレス」にはマイクロチップが埋まっていました。TNR(Trap, Neuter, Release/Return)プログラム の履歴、つまり捕獲し、去勢し、放たれた、コミュニティ・キャットとしての登録が判明したのです。
日本でも展開するTNRでは、その印に耳の先端を少し切ります。しかし、アーレスのように両耳全体がないのは、TNRの印とは全く関係ありません。
アーレスは猫エイズウィルスを持っていることもわかりました。これ以上、外猫として生きるのは厳しいでしょう。
その後
アーレスは現在、一時預かりで里親が現れるのを待っています。
なぜ耳がないのかなど、アーレスの過去はマイクロチップでもわかりませんでした。
けれど、きれいになった毛並みのアーレスは、甘え、楽しそうに部屋の中を探索しています。是非、映像でご覧くださいね。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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