長毛のスコティッシュフォールドの性格
- 人懐こい
- 甘えん坊
- 穏やか
- 協調性が高い
- 順応性が高い
- 好奇心が強い
- 賢い
人気の猫種のスコティッシュフォールドといえば耳に特徴があり、折れ耳タイプと立ち耳タイプが存在します。さらに、短毛タイプと長毛タイプもあるんです。
長毛のスコティッシュフォールドの性格は、短毛のスコティッシュフォールドとほぼ同じですが、長毛の方が特におとなしい性格を持っていることがあります。また、鳴き声も小さいと言われています。フレンドリーで子どもや他の動物とも仲良くでき、賢く問題行動が少なく、飼いやすい猫です。
スコティッシュフォールドの長毛と短毛で違う点
スコティッシュフォールドの長毛は珍しい
スコティッシュフォールドは短毛の方が多く、セミロングもいますが、完璧な長毛は希少な猫種です。長毛を決定する遺伝子が「特徴が現れにくい遺伝子」であることが理由です。
さらに、スコティッシュフォールド誕生のきっかけとなった猫が長毛であることや、猫種確立のために他の長毛種の猫との交配といった歴史があるため、長毛のスコティッシュフォールドは出会えれば幸運と言われています。「ロングヘアフォールド」「ハイランドフォールド」という別名で呼ばれることもあります。
スコティッシュフォールドの長毛のお手入れ
スコティッシュフォールドの被毛は密度が高く、抜け毛も多いため短毛も長毛もブラッシングによるお手入れが欠かせません。短毛のスコティッシュフォールドでは週に1回、換毛期は2~3日に1回程度必要です。
それに対して長毛のスコティッシュフォールドでは毎日1回、換毛期では1日2回ブラッシングをする必要があります。さらに、長毛の場合、月に1回のシャンプーをすると被毛を美しく保てます。長毛のスコティッシュフォールドはカットによるお手入れを行うと清潔に安全に過ごすことができます。
汚れやすいお尻まわりや、フローリングで滑る原因となる足裏の毛はカットすることをおすすめします。ペット用バリカンを使うと自宅でお手入れができますが、自宅でできない場合は、猫もOKなトリミングサロンを利用しましょう。
長毛のスコティッシュフォールドの販売先
ペットショップ
長毛のスコティッシュフォールドは希少ですが、運が良ければペットショップで出会える可能性があります。ペットショップで長毛のスコティッシュフォールドは20~30万円の値段で販売されています。値段は耳の形状や親猫などによって変わります。
ブリーダー、キャッテリー
ブリーダーやキャッテリーでは、長毛のスコティッシュフォールドの子猫は親猫、耳の形状などによって価格が変動します。ペットタイプであれば20万円ほど、ショータイプになると30万円以上になる場合があります。
長毛のスコティッシュフォールドがかかりやすい病気
スコティッシュフォールドは遺伝的にかかりやすい病気があるためか、寿命が一般的な猫よりも若干短いといわれています。定期検査や体のお手入れなど早期発見に努めましょう。
骨軟骨異形成症
軟骨がこぶ状に大きくなったり、歩行困難になったりする、遺伝的にかかりやすい病気です。スコティッシュフォールドの折れ耳も軟骨が硬くなったものです。痛み止めやサプリメントなどを使用した緩和療法が取られます。
肥大型心筋症
肥大型心筋症もスコティッシュフォールドの遺伝的にかかりやすい病気です。心筋が厚くなり、心臓の働きが得られにくくなります。初期症状がなく、呼吸が荒くなる、後足が冷たく麻痺するなどの症状が見られたら重症です。すぐに対処が必要な状況です。
嚢胞腎
嚢胞腎もスコティッシュフォールドが遺伝的にかかりやすい病気です。徐々に腎機能が低下してしまい、発症すると治療法がありません。療法食や薬による対症療法がとられます。
毛球症
長毛の猫がなりやすいのが毛球症です。毛づくろいによって飲み込んだ毛を吐き出したり、うんちと一緒に体の外へ出すことができずに、胃や腸にたまってしまうことが原因の病気です。
胃や腸にできた毛球によって食欲不振、下痢、便秘、嘔吐、腸閉塞、腹膜炎などの症状があらわれます。胃や腸の不調や、ストレスや皮膚病などで過度な毛づくろいを行っているケースもありますが、長毛のスコティッシュフォールドはブラッシングがとても重要なケアです。
尿路結石症
尿路結石症は猫に多い病気です。結晶や結石ができてしまい、おしっこが出なくなったり、血尿が出たりします。スコティッシュフォールドで発症しやすいとされているため、長毛短毛関わらず注意が必要です。
外耳炎
折れ耳の長毛のスコティッシュフォールドは、耳の中に湿気がこもりやすく外耳炎になりやすいです。定期的な耳掃除で防ぎましょう。
かわいい長毛のスコティッシュフォールドの写真集
靴下をはいた長毛のスコティッシュフォールドのバックスくん。エプロンみたいな首元がとってもかわいいですね!
シルバータビーが美しい長毛のスコティッシュフォールドのAsato くん。おめかしをしてお出かけかな?
長毛のスコティッシュフォールドのセブンくん。目の色が左右違う「オッドアイ」がとっても美しいですね。
スコティッシュフォールドのかなみちゃん。かなみちゃんは耳が立っている子猫ちゃんです。長毛でキャリコなのがとってもエレガント!とっても美人さんなスコティッシュフォールドの子猫ちゃんです。
まとめ
丸い顔がかわいらしいスコティッシュフォールドには、短毛と長毛がいます。セミロングもいますが、完璧な長毛はとても希少です。性格は穏やか、人懐こい、甘えん坊で飼いやすい猫です。お手入れは、短毛と比べてブラッシングの回数が多く必要となります。
また、お尻まわりや足裏の被毛はカットすることで清潔かつ安全に過ごすことができます。スコティッシュフォールドがかかりやすい病気や、長毛の猫がかかりやすい病気があります。定期的な検診とケアをしてあげましょう。
30代 女性 ひなた
遊んであげると嬉しそうに、駆け回ります。
長毛のスコティッシュフォールドは、子供とも仲良くしますので色んな家庭で飼いやすいですね。しかも、長毛のスコティッシュフォールドは、珍しいのでキャッテリーからかうことが多いようです。キャッテリーやブリーダーなら、親猫がどんな猫かもわかりますし、安心です。
飼い始めてからも、育児に困ると相談にものってくださいますので、心強いですね。