アビシニアンの性格は凶暴?
アビシニアンは好奇心旺盛でイタズラっ子な性格であるため、時に度が過ぎて「凶暴になった」と感じる飼い主さんは多いようです。しかしこの場合は凶暴というよりも「やんちゃになった」程度だと思います。
ここでいう「凶暴」は、それまで甘えてきたり懐いてくれていたアビシニアンが突然「シャーッ!」と威嚇してきたり、襲いかかってきたりするレベルの違う変化のことです。
アビシニアンが凶暴化する原因
環境のせいで凶暴な性格になる
猫を取り巻く環境が原因となって凶暴化するケースにはこのようなものがあります。
- 引っ越しなど大きく環境が変化したことでのストレス
- 多頭飼いや赤ちゃんが生まれるなど、先住猫としての嫉妬 など
飼い主さんとの距離感で性格に変化が現れる
- スキンシップや遊びの時間が足りないことでのストレス
- 逆に構いすぎによるストレス など
アビシニアンが嫌う行動で凶暴化する
- しつけの際に軽く叩かれたことによる恐怖
- 大きな音を出す、突然動くなどの突発的な要因
- 香水や柑橘系の匂い など
病気により凶暴になっている
アビシニアンが凶暴な性格になってしまう原因の一つとして、病気にかかっているということも考えられます。
知覚過敏症や肝性脳症などを患うと攻撃性が増すことがあるようです。
アビシニアンが凶暴化した時の対処法
隔離して落ち着くまで放置
凶暴化したアビシニアンは、わたしたち飼い主にも襲いかかってくる場合が十分にあるので、凶暴化したら別室に隔離したり、ケージに閉じ込めて落ち着くまで待ちましょう。ケージの場合はアビシニアンが外の様子が見えないように布をかけると良いと思います。(刺激をなるべく回避するため)
凶暴な性格になったアビシニアンをなだめようと、撫でたり声をかけたりするのは飼い主さんが怪我をしたり、さらに興奮させたりと逆効果なので、しばらくは無視をして放置します。
飼い主さんは冷静に
突然アビシニアンの性格が凶暴化して飼い主さんもパニックになるとは思いますが、飼い主さんが何事にも冷静に対応することが大切になります。
飼い主さんの不安は猫にも伝わってしまい、さらに悪化させてしまう可能性がありますので、まずは落ち着いて現在の状況を把握するよう意識しましょう。
アビシニアンの神経質な性格が凶暴にさせている?
アビシニアンにもそれぞれ個体差があり、その子によって性格はバラバラです。多頭飼いや引っ越しなど環境が変わっても大丈夫なアビシニアンもいれば、それがストレスとなってしまうアビシニアンもいます。
このアビシニアンの凶暴化に関しては遺伝性疾患が原因というわけでもないので、ただそうなりやすいとしか言えないようです。
また、アビシニアンのように神経質な性格の猫は恐怖やストレスを敏感に感じてしまうため凶暴化しやすいとも言えます。アビシニアンの他にも、ロシアンブルーなどが神経質な性格をしているため、突然凶暴化するケースがあるようです。
アビシニアンの基本的な性格
ここで、アビシニアンの本来の基本的な性格をご紹介します。
犬のような猫
アビシニアンはそのスリムでクールな見た目から「懐いてくれないのではないか」と勘違いされがちですが、実は従順でとても甘えん坊な性格の持ち主なのです。飼い主が移動する度に後ろからついてきたり、頭が良く賢い猫なので名前を呼ぶと返事をしたり駆け寄ってきたりもする「犬のような猫」だと言われています。
好奇心旺盛で運動好き
アビシニアンは引き締まった筋肉質な体つきをしていて、動きも俊敏です。高いところに登ったり、壁をつたったり、部屋中駆け回ったりととても活発です。
また好奇心も旺盛なため、イタズラな性格で飼い主を困らせることもしばしばあるようです。
環境適応能力が高い
引っ越しや模様替えなど環境が変わると戸惑う猫が多い中、アビシニアンはそういった環境が変わっても適応する能力に長けています。
しかし神経質な一面もあるため、見知らぬ人や猫に警戒するアビシニアンもいるようです。
まとめ
アビシニアンの性格の凶暴化に関しては、手に負えなくなったアビシニアンを安楽死させるという問題にもつながっているようです。安楽死は飼い主への危険を考えて獣医が提案することが多いようですが、飼い主は「また凶暴になる前の甘えん坊に戻ってくれる」「安楽死なんて可哀想」という思いと「次に襲いかかられた時には本当に命に関わるかもしれない」という恐怖に揺れて、決断できずに悩んでしまう現実があるようです。
この記事を書く上でいろんな情報に目を通しましたが、辛抱強く愛猫と向き合った方の体験談の多くは「まだ多少凶暴さは残っているものの、以前のように甘えてくれるようにもなりました」と改善されたという意見でした。
凶暴化したとはいえ、大切な愛猫には変わりないでしょう。
まずは冷静に辛抱強く愛猫と向き合って、あなたのアビシニアンがまたあなたに甘えてくれるようになる日を願います。
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アビシニアンの性格と特徴、値段や飼い方とは
40代 女性 kazu
ただ、アビシニアンがそういう気質だというのをよく理解して、時間をかけて接していくのが大切なのではないでしょうか。
今まで可愛がっていたのに、手に負えなくなったら殺処分するのは、あまりにも勝手な行為かと…。今までと同じようには飼えなくても、記事にも書かれていたように、別室に隔離して落ち着ける環境を作るなど、それだけでも凶暴化してしまったアビシニアンにとっては幸せなのではないではないかと思います。
家に迎えたからには、簡単に手放すことを考えたりせず、家族の一員として大切に飼育していくのが飼い主の責任です。
女性 のん
何だか心が痛みます。猫は言葉を話しませんので、お互いが気分良く生活するには、様々な配慮が必要ですね。
何かのテレビ番組で、凶暴化してしまった猫を落ち着かせる方法として、「散歩」を紹介していました。もちろん、愛猫を外に出すのには色々と考慮しなければいけない点もありますが、少しずつハーネスとリードに慣らして、飼い主さんと一緒にお散歩する猫の姿が映し出されていました。
その猫はアビシニアンではなかったと思いますが、狭いアパートで飼われていてストレスを溜めてしまっていたようです。お散歩によって外の空気や自然と触れ合う事でストレス解消へと繋がり、問題行動が少なくなったようです。お散歩も1つの方法なのかな、と思いました。
30代 女性 tonakai
40代 女性 ねこにこ
愛くるしい猫も、我を忘れてしまう事があるのですね。
過去にニュースで犬が人を噛み大事件として取り上げられた事を覚えていますが、猫にも起こるかもしれない、と頭によぎってしまいました。
我が家には2匹のアメショがいますが、まだまだ子猫で力加減が出来ない分、噛まれると痛いです。躾けている最中ですが、恐怖を感じるほどの凶暴な姿は想像がつかないので、アビシニアンの稀な凶暴化に戸惑いも感じました。
普段の性格は好奇心も旺盛で活発、犬のような猫とも言われている程、従順さも兼ね備えているようなので、悲しい事件が起こらない事を願うばかりです。
記事を読ませていただいた感じでは、自身を守る為の防衛本能が強いイメージを持ちました。きっと、愛情をたっぷり注いであげれば、生涯平和に寄り添っていけるのではないかと思います。
20代 女性 あにゃにゃ
猫と言えば、癒し。
そんなワードがランキングでも上位に上がるくらいに、ペットとしても愛されていると思うので、安楽死を選択するほどの事件性に、一瞬目を疑ってしまいました。
アビシニアンは、「何この猫~、子供のライオンだー!可愛いっ!!」と思ったのが初めて見た時の感想です。
テレビでしか目にする機会はないですが、見るたびに芯のありそうな凛々しい瞳と、程よく付いた筋肉のバランスに引き込まれます。
凶暴化を目撃した事もないので、否定も肯定もする事ができないのが残念ですが、
きっと、凶暴化があるとしたら、よっぽどの事があっての事なのかな、と思うほかありません。
30代 女性 ネコマタ
安楽死の事は初耳でしたが、人を脅かす程の凶暴化であれば、選択せざる負えないかもしれません。そう思う理由として、見た目は可愛い姿でも、時として牙を向く事は否定できないのが、動物でもあるからです。
現に、私の飼っている猫様も”野生の血”が騒ぐタイプで、猫パンチを頂く事もしばしば。
死を感じる程の恐怖は感じないものの、そっとしておいて欲しい時間帯に構ってしまうと、痛手をもらいます。
生まれ持った性格も、ありますよね。
その他、警戒心の強さや、防衛本能、身の危険を感じて起こす凶暴化は、動物の自然な反応として、受け入れる事もアリだと思っています。その本能や性格とうまく向き合ってこそ、共存。
ただし、それがうまくいかなくなった時は、見合った対処も必要となってしまうでしょう。
安楽死については賛否両論、いろいろと意見が飛び交う難しい問題だと、常々感じてしまいます。
20代 女性 阿部
30代 女性 ケロキ
女性 Katy
以前、突然凶暴になった猫ちゃんのことをテレビで見ました。アビシニアンではなかったですが、その猫ちゃんをいちばんかわいがっていた息子さんが進学か就職で家を出てから凶暴になったそうで、家族全員が襲われるのでケージに入れたままにしていました。しばらくして息子さんが帰ってきたときも凶暴なままでしたが、息子さんが時間をかけてじっくり猫ちゃんに話しかけたりしているうちにだんだん落ち着いてきたようでした。
飼い主さんが身の危険を感じるほど凶暴になったらどうしていいかわからなくなると思いますが、手放すことや安楽死を簡単に決めず、なんとか解決策を見つけてほしいと思います。
20代 女性 UMI
50代以上 女性 らるこ
20代 女性 むぅむぅ
ただ単に凶暴というよりは、「嫌なものは嫌だ」というはっきりとした性格の印象です。
ただ、一度キレると手がつけられなくなる子が多いです。
特に動物病院では、注射や採血などで嫌なことをする機会が多いので、キレることを想定して接するようにしています。
お互いにケガなく安全に処置するために、病院に来院する際には洗濯ネットに猫さんを入れて、フタが取れたり、出口が広く開くタイプの、出しやすいキャリーに入れて連れて行って頂けるとスムーズです。(これはどの猫さんでも助かります)
それでも危険な場合は、鎮静をかけて処置するか、処置を諦めざるを得なくなる場合もあるかと思いますが、それも猫さん自身のストレスを軽減する上で大切なことですので、かかりつけの獣医さんとよく相談してください。
50代以上 女性 匿名
オスで一匹だけで産まれた子だったため兄弟とじゃれた事がなく、子猫の頃は甘噛みと本気噛みの区別がつかないようで手足が傷だらけになりました。成長したらかなりおとなしくはなりました。
凶暴化した原因の一つは網戸越しに野良ちゃんと対面した事でした。興奮がおさまらず私の足に飛びかかって来ました。その時はカゴをかぶせて外が見えないように隔離しました。
その後も何度か興奮する事があり、足に本気で噛み付いて来た時は病院に行くほどでした。いまもふくらはぎに牙の跡が残っています。
ここまで書きましたが凶暴な種類かと聞かれたら
答えはノーです。甘えん坊で賢くお出かけや病院も全く平気です。自宅にお客様が来ると率先して迎えに行き甘えます。見た目のワイルドさとまるで逆なので皆さんに驚かれます。神経質な面もあるのでそれがスイッチが入る原因になるのかもしれません。個体差があると思いますので、飼育を悩んでいる方は兄妹のいる子を選ぶのも一つの方法かと思います。
40代 女性 結維
イタリアングレーハウンドという犬2匹と一緒に飼っています。
イタグレもアビシニアンも怖がりで牙をむく事もありますが、生き物ですから当たり前かと思います。
我が家では、犬猫一環して、子供の時に牙をむいたら、徹底的な服従姿勢を取らす(腹見せ)と、かじられたらマズルを噛み返す。をしているので、どの病院に言ってもアビシニアンなのにおとなしいですねと言われます。
勿論、先生に唸ったら、その場で怒れば止まります。
可愛い姿のアビシニアンなので、キチンと躾を入れてないのが原因では?と思ってしまうのは私だけでしょうか?
40代 女性 かずみ
家族で飼っていましたが、家族の中の誰にでも甘えていましたが、急に狂暴になりました。
獣医師に相談すると、脳の検査をすることになりました。結果、癌になっていて脳にも転移していることがわかりました。
狂暴になったのは、そのせいだということでした。癌になっていることを気づいてあげられなかったことを今でも、後悔しています。
猫ちゃんは、環境の変化にも弱いと聞きます。
アビシニアンの、体調の変化にも気をつけてあげたいですね。
女性 匿名
うちのこは、ただ臆病なだけだったんだと、今はそう思っています。朝の甘えモードの時におかしくなることが多かったので、寝室を分け、別部屋で寝るようになって2年、今年は1度も発狂しないで済んだと思っていたら、病気で亡くなってしまいました。
もう一緒には暮らせないと、手放す気持ちも良く分かります。本気で襲ってくる猫は、本当に怖いですし、何よりも、愛する猫に牙を剥かれるのは辛いです。でも、猫の命は短いです。なんとか一緒に暮らせる道を探してほしいとも思います。