ラグドールの平均寿命
ラグドールの平均寿命は14~16歳とされていて、猫全体の平均寿命とほぼ変わりありません。
その理由の一つとして、ラグドールは完全な室内飼いが推奨されていることが考えられます。ラグドールはそのおっとりとした性格ゆえ、危険が迫ってもすばやく対応できないため室外に出すことはもっての外とされています。
現在でも室内飼いと室外飼いの猫ではやはり寿命の差があり、完全に室内で飼われているラグドールは平均寿命が比較的長いとされています。
猫全体の平均寿命
少し前までは飼い猫全体の平均寿命は10歳前後、野良猫は5歳前後だとされてきました。
しかし、今ではキャットフードや獣医療の進歩、飼い主のペットに対する意識の向上などにより、飼い猫の平均寿命は15歳前後にまで寿命が延びています。
食事・お手入れ・ストレスなど寿命を左右する要因はたくさんあり、飼い主が愛猫のことを考えて愛情持って接すれば元気に長生きしてくれるはずです。
ラグドールの寿命を長くするための4つのコツ
ラグドールの長生きのコツ① 高タンパク高カロリーの食事を与える
ラグドールは体が大きいため、食事の管理はとても大切になります。あの大きな体と筋肉質な体を維持するため、高タンパクのフードを選びましょう。 フードの選定はラグドールの寿命に関わる大きな要因ですので必ず意識をしてください。
特にラグドールは子猫期が長く、あの体に成長するまで2~3年かかるので、その間は栄養不足にならないように気をつけましょう。
成猫になってからもある程度は高タンパク高カロリーのフードで大丈夫ですが、老猫になると消化不良を起こすこともあるのでライフステージに合わせたフードを選ぶことが寿命を延ばすには重要です。
ラグドールの長生きのコツ② 運動したくなるような環境を整える
ラグドールは自分から積極的に運動する猫ではありませんが、遊びは好きな猫です。
飼い主さんがオモチャで興味をそそったり、ラグドールの体重に耐えられるキャットタワー(倒れては危ないので低めが良いです)を用意するなど、運動する環境を整えてあげてください。
運動不足は肥満のもとであり、肥満は様々な病気を引き起こす原因になります。
「肥満は万病の元」なんて言葉もあるくらいですから、ラグドールの寿命を少しでも伸ばすためには肥満対策は必須になります。
ラグドールの長生きのコツ③ スキンシップを兼ねたブラッシングはこまめにする
先述したようにラグドールは毛球症になりやすいため、ブラッシングやシャンプーが欠かせません。
ブラッシングは1日1回、換毛期には1日2回してあげましょう。ブラッシングは愛猫との良いスキンシップでもあります。こういった細かい気遣いも寿命に関わってきます。
シャンプーは1ヶ月に1回で良いでしょう。
ラグドールの長生きのコツ④ ストレスを溜めさせないようにする
ストレスはラグドールの寿命に大きく影響します。人間も同じですね。
ラグドールは帰巣本能が強い猫なので、引っ越しや模様替えなど環境が変わるとストレスが溜まってしまいます。
ストレスにならないように安心できる場所を作ってあげて、落ち着いてくれるまでそっとしておきましょう。
また、ラグドールは飼い主に従順で懐いてくれる猫なので、忙しさにかまけてあまりに放っておくとそれもストレスになってしまいます。愛猫の気持ちをしっかり汲み取ってあげてくださいね。
ラグドールの寿命にかかわる病気
ラグドールがかかりやすい病気を知って予防に努めることが寿命を縮めさせないことにつながります。
ラグドールは比較的新しい猫なので先天性の遺伝疾患は少ないとされていますが、ペルシャ、バーマン、バーミーズなどを交配させて誕生した猫なので、その3種がかかりやすい病気には注意しましょう。
ラグドールの寿命にかかわる病気① 「熱中症」
ラグドールは見た目にも分かるように毛が密集しているので熱を外に逃がしにくく、熱中症になりやすい猫です。
症状
口を開けたままハアハアと息をしている、ヨダレを垂らす、嘔吐や下痢、元気がなくぐったりしているようなら熱中症を疑いましょう。
対処・予防
一刻を争うので、なるべく早く動物病院に連れていきましょう。その間も体を冷やして、体温を下げてあげてください。
夏の暑い日はお部屋の風通しをよくし、お水をたっぷり用意しておきましょう。
窓を開けても暑い場合はケチらずにエアコンをつけておくこと。猫の体温は人より少し高めなので、人が普通くらいだと感じていても猫にとっては暑いかもしれません。
ラグドールの寿命にかかわる病気② 「毛球症」
猫はセルフグルーミングといって自分で舐めて毛繕いする動物で、その際に飲み込んでしまった毛を吐き出す習性があるのですが、それが上手くできずに体内に溜まってしまう病気です。
ラグドールは長毛種なので短毛種に比べてこの病気になりやすいのです。
症状
食欲がなくなったり、下痢、吐き出す素振りを見せます。
対処・予防
軽度であれば毛球除去剤で治すことができますが、重症化すると外科手術で取り除くことになります。
予防としてはこまめなブラッシングとシャンプーで抜け毛を取り除いてあげることが大切です。
ラグドールの寿命に関するまとめ
ラグドールの寿命は猫全体の平均寿命と同じ程度ですが、寿命にももちろん個体差はあります。
あくまでも参考程度に捉えて、あなたの飼っているラグドールに最適な生活環境を提供してあげるよう努めてください。
ラグドールは猫の飼育初心者でもとても飼いやすいと言われている猫ですが、その性格や特徴をきちんと知って飼い主が対処してあげることが寿命を延ばし元気に長生きできる秘訣だと思います。
ラグドールを飼っている方、またはこれから飼いたいと思っている方はしっかりラグドールのことを知ってあげて、幸せな生涯を送らせてあげてくださいね。
女性 Keiko
40代 女性 奈良県民
猫の皮膚はとても薄く弱い為、長時間皮膚に直射日光があたり続けると低温やけどのような状態になってしまい可哀想な事になりますし、とても危険です。
「家の中だから火傷なんて大袈裟な!」
そうおっしゃるかたもいると思いますが、実際に少なからずそのような事故がおきています。サマーカットは必ずトリマーさんに相談してみて下さい。被毛があるのはそれなりに理由があることを覚えておいて下さい。また熱中症は夏だけじゃなく湿気の多い梅雨や、冬の暖房を効かせた部屋でもおこります。ラグドールは特に熱中症になりやすいので気を付けたいですね。
女性 ケロキ
ラグドールはやはり被毛が健康に大きく関係していると言えますね。熱中症の予防は実際に猫と同じように1日を過ごしてみないと室温の変化や日差しの入り方が分からないと思います。エアコンをつけても、留守中に停電や故障で止まることがあるかもしれないというのも考えておくとより安心ですよね。
運動したくなる環境作りは意外に難しいです。我が家の猫はあまり遊ぶことがなく運動不足なので、タンスの上に上がれるような足場を用意しようと計画しています。材料や安全性を考えると難しいと思ってしまうのですが、猫が満足して使用してくれるのを想像するとわくわくしますね。
女性 ゆき
実は先週友人から、子猫を飼わないかと連絡があり、3匹の子猫の画像が。うちにはすでに3匹いるのでお断りしましたが、画像を見る限りではラグドールにソックリ。「あれ?これって・・・」と友人に聞くと「そうそう、病院に連れて行ったらラグドールの血が入ってるね、っていわれたよ」と。
友人が住む地域では最近ラグドールの血が入ったミックスの子猫、しかも風邪を引き目や鼻がぐちゃぐちゃになっている子たちが、しょっちゅう段ボールに入れられて捨てられているそうです。
もう悪徳なブリーダーの仕業だとしか思えません・・・。あれだけ可愛いラグドールを平気で捨てる人もいると知り、とても残念です。
寿命もほかの猫と比べて平均くらい生きてくれるのに、こんなに扱いされていてはせっかくの寿命もまっとうに生きることができません。ラグドールの長生きにつながる第1歩は、まずは”完全室内飼い”という所からですから・・・。
20代 女性 ゆず
40代 女性 ここね
毛玉になりやすいのと、ブラッシングを、おこたると毛玉になりそれを飲み込んでしまうことが多くなると、毛玉がお腹にたまり毛球症になりやすくなります。
一度なると、手術が必要になる場合があるので注意が必要ですね。
よく、ブラッシングしてあげると、血行もよくなり体にいいのですすんでお世話してあげたいものですね。
30代 女性 みきこ
食生活に気をつければ、健康に長生きさせてあげることができますね。特に、高タンパク高カロリーのごはんを与えるといいとされています。そのかわり、運動もしっかりとできるように環境を整えてあげなければいけませんね。
キャットタワーを、置くのもいいと思います。
できれば、毎日決めた時間に一緒に遊んであげるといいと思います、紐で遊ぶと、とても盛り上がります。我が家の猫ちゃんは、猫じゃらしでもよく遊びます。猫ちゃんは、遊びが大好きなので運動にもなるしそして、ストレス解消になりますので、飼い主さんが、遊んであげるのが一番健康を維持するためには必要なことのようですね。
40代 女性 Tala
獣医さんに連絡したら、心臓発作ですね、ありうることです、とおっしゃっていました。自粛でここ数ヶ月、私が家にいることが多く、亡くなった日も家にいたので、それだけが救いです。甘えっ子だったので。
ラグドールは心臓肥大はよくあるようなので、そういうことだったのかもしれませんが。。。餌も気をつけていたし、ブラッシングも毎日、亡くなる数時間前にもしたくらいでした。かくれんぼが好きで、同じおもちゃもすぐに飽きるし、とにかくいろんな遊び方をしました。それでもやっぱり、後悔は尽きないです。
毎朝、決まった時間に起こしてくれたので、明日の朝、この子の遺体を獣医さんのところに持っていくのが、信じられないです。
耳の中に、鳴き声が聞こえるみたいです。人生のいろんな局面を一緒にいてくれたので、ありがたい気持ちでいっぱいです。