ラグドールのバイカラーとは
2色の被毛がはっきり分かれている毛色の事
人気があるラグドールの被毛色は、バイカラーを含め、他にも存在します。バイカラーとは2色の被毛がハッキリと分かれている毛色の事です。
バイカラーの特徴
バイカラーは、顔の一部が白毛で覆われていて、顔に八のマークが現れているのが特徴的です。八のマークの前後に2色が混ざった色の切り替わりがあることから、バイカラーと言われています。
バイカラーの種類
他のカラーのタイプよりも被毛色が明るめであることが特徴です。ラグドールのバイカラーには多くの種類があります。
- 茶色(シール)
- 灰色、グレー(ブルー)
- 薄い灰色(ライラック)
- 赤みがかった色(レッド)
- クリーム色
全体が白色ベースで末端が濃い青色をしているブルーポイントバイカラー、白ベースでこげ茶の模様が入り、鼻まわりの濃いグラデーションが特徴的なシールポイントバイカラーが人気のようです。
バイカラーは産まれた時は分からない
- 産まれたばかりの頃は真っ白
- 徐々に色が出てくる
- 完全にバイカラーになるまで2年ほどかかる
ラグドールのバイカラーは、生まれたばかりのときは現れず、被毛色は真っ白なのです。生後、数週間すると徐々に色が出始めます。個体差はあるものの、完全に発色するまでに2年くらいかかることもあります。
ラグドールのブリーダーでも毛色がどう変わるか分からない
子猫のときから大人になるまで、どんな被毛色になるかブリーダーさんにもわからないほどだそうです。ラグドールは成猫になるまで約4年かかり、ゆっくりと成長します。生まれてから変化していく被毛色を、愛猫の日々の成長とともに楽しみたいという方にオススメです。
ラグドールのバイカラー以外の毛色
- ①バイカラー
- ②カラーポイント
- ③ミテッド
まるで本物のぬいぐるみかのように、抱っこされても抵抗することは少ないようです。ラグドールの被毛色は、バイカラー、カラーポイント、ミテッドの3つに分けることができます。
カラーポイント
- ヨーロッパで人気
- 体の一部だけ濃い色のアクセントがある
- 濃い色の部分は体温が低い
- 様々な色がある
カラーポイントは、顔、手足、しっぽなど、アクセントがある濃い色になります。ポイント部分が濃い色になるのは、この部分の体温が低いからです。カラーポイントには、いろいろな種類のポイントがあります。
- シールポイント(こげ茶)
- ブルーポイント
- レッドポイント
カラーポイントは、ヨーロッパを中心に人気ある被毛色だそうです。
ミテッド
- 両手足とおなかの毛が白いのが特徴
- 白い靴下をはいているような見た目
ミテッドは、両手足とおなかの毛が白く、まるで白い靴下を履いているかのような感じに見えます。また、おなかまわりにも模様が入っています。
ラグドールのバイカラーの被毛を維持するお手入れ
ブラッシング
ラグドールが持つバイカラーの被毛は長毛で、直射日光から皮フを守るオーバーコート、体温の調節をするアンダーコートの2種類から成り立っています。換毛期にはアンダーコートが抜け落ちます。
その際、アンダーコートを重点的にブラッシングするとより効果的と言えるでしょう。日頃からムダな毛を取り除いておくことで、毛づくろいの際に毛を飲み込んでしまう量を減らす効果もあるようです。
シャンプーは月に1回程度で構いません。どうしても嫌がる場合は、無理はせず、汚れた部分を濡れタオルやシャンプータオルで拭きましょう。
毛玉対策用のフード、ペーストやジェル
ブラッシングでの抜け毛防止のほか、幅広い年齢の猫が使用できる、毛玉を便と一緒に排出してくれる毛玉対策フードを使用してみてはいかがでしょうか。
コエンザイムQ10、グルコサミン、コンドロイチン、天然食物繊維等を配合しているものもあります。また、毛球除去剤を舐めることにより、おなかに溜まり、固くなりがちな毛玉をやわらかくして便とともに排出してくれます。甘い香りのもの、ドロッとしたペースト状のものやジェルも販売されています。
日頃のケアを忘れずに
ラグドールが持つバイカラーの被毛は、長く、柔らかい触り心地をしています。ぬいぐるみの意味を持つラグドールは、大きくまんまるな瞳、丸みのある体型をしています。
ラグドールのバイカラーを美しいまま維持する為には、日頃からのケアが必要です。
ラグドールの被毛に関連する病気
毛玉症
ラグドールのバイカラーの被毛に関連し、気を付けたい病気があります。ラグドールのように長毛種の猫によく見られる「毛玉症」です。この病気は、年齢を重ねた猫など胃や腸の働きが鈍くなってしまった猫もなりやすい病気です。
ラグドールをはじめとする猫は、毛づくろい(グルーミング)をします。その際飲みこんでしまった毛は、便と一緒に排出されます。しかし、排出されずに毛が消化器官に溜まってしまうと、毛玉となり胃や腸を傷つけてしまいます。
そのため、便秘、食欲不振、吐きたいのに吐けない、等の毛玉症特有の症状が出ます。定期的に毛玉を吐いていれば毛玉症になりません。中には、毛玉を吐かなくても毛玉症にならない猫もいます。
また、ラグドールは、帰巣本能が強い猫です。新しい家や、引っ越しのとき、家族として迎え入れた際など、神経質になってしまう傾向にあるようなので、ストレス性の病気を発症しないように十分に気を付けたいものです。
ラグドールが持つ、キレイなバイカラーの被毛を維持するため、日頃からのケアがとても大切になります。
まとめ
ラグドールのバイカラーに関連するあれこれについて紹介しました。ラグドールは成長が緩やかなため、落ち着いた環境でのんびりと飼育したい方にオススメの猫ちゃんです。ラグドールが持つバイカラーの特徴を把握した上で、飼い主さんとの更なる絆を深めながら生活することができたら良いですね。
40代 女性 あかね
ごはんを食べなくなりうんちも出にくくなりおかしいなと思い、獣医さんに診ていただくと毛球症になっていたらしいです。まさか、手術になるとは思わなかったらしく驚いたといっていました。術後は、またしっかり、ごはんを食べるようになり元気になったようで、安心しました。
40代 女性 いずみ
祖母から譲り受けましたが、すぐになつきまして他の猫ちゃんとも、仲良く過ごしました。
ブラッシングは1日2回していましたよ。
あとは、股関節の病気だったので、治療を続けましたが、治ったあとは活発な性格が前面に出てきたので、大工さんに丈夫なキャットタワーをお願いして作って頂きました。
ラグドールは、体重が重かったのでぐらぐらしないように工夫してくださいました。
遊びが大好きだったので、猫じゃらしでたくさん遊ばせてあげました。夢中になって遊んでいましたので、夜中はよく眠っていました。
その頃から、暴れなくなり朝まで寝てくれたので、静かに安眠できました。