猫の鼻には不思議がいっぱい!!

猫の鼻には不思議がいっぱい!!

猫の鼻はただ呼吸をしたり、においを嗅ぐだけではありません。猫の鼻の役割はあっと驚く不思議がいっぱいなのです。今回は、知ると誰かに語りたくなるかもしれない猫の鼻についてご紹介いたします。

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猫の鼻の役割

見つめる子猫

普段何気なく見ている猫の鼻。実は猫の鼻には、呼吸をすることやにおいを嗅ぐ以外にも役割があります。知ると思わず誰かに語りたくなるような不思議な役割についてご紹介いたします。

指紋ならぬ「鼻紋(びもん)」がある

我々人間には指紋があります。それと同様に猫の肉球にも指紋があるのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、肉球に指紋はありません。実は、猫にとって指紋にあたる部分は鼻にあるのです。これを「鼻紋」といいます。猫の鼻は一見すると皆同じに見えますが、唯一無二の存在です。たとえ同じ猫種であっても、一卵性双生児であっても同じ鼻の模様は存在しないのです。指紋で個人を特定できるように、鼻紋でも個体識別が可能です。ちなみに鼻紋は犬や牛にも存在します。牛に関しては、捏造防止策として鼻紋認証を実際に活用しています。

温度を測ることができる

猫は熱いものを食べないことから、「猫舌」といわれています。そして、人間においても熱いものが苦手な人のことも「猫舌」と表現しています。確かに猫は熱いものを食べません。しかし、その理由は舌ではなく鼻に秘密があります。猫の鼻には「温度を測る」役割があります。しかも、わずか0.2℃の温度差を感じとることができるのです。よって熱い食べ物は、食べる前に「熱い」と認識することができ、冷めるまで食べずに待っているのです。また、気温に関しても鼻で測っています。だから猫は、上手に快適な場所を見つけることができます。小さなパーツが日常生活において大きな役割を担っているのです。

猫同士の挨拶

鼻で挨拶をする猫

猫はとても警戒心の強い動物です。互いに顔を近づけるという行為は、下手をすれば大事な目を引っかかれてしまうリスクがあります。よって、鼻と鼻をつけることは仲良しの証なのです。仲の良い猫は挨拶としてこの行為をします。そしてこれは、猫同士に限らず大好きな飼い主さんにもしてくれることがあります。もしも、愛猫が近寄ってきて鼻をつけてくれたら喜んで受け入れてあげましょう。

また、初対面の猫と仲良くなりたいときにも鼻が重要なキーになります。猫が近寄ってきてくれることを待ち、距離が近づいたところで人差し指を猫の鼻に近づけます。猫は細いものに興味を示し、なおかつ匂いを嗅いで安全か否かを確かめます。このように、自分が危険な存在ではないとにおいで覚えてもらうのです。人差し指に鼻をつけ、その後何事もなかったように振る舞う場合は安全であると判断してくれたことになります。そして徐々に撫でさせてくれたり、スリスリしてくれるようになります。「挨拶はまず鼻から」と覚えておくと良いかもしれません。

においを分析する

猫が口を半開きにし、何とも言い難い不思議な顔をすることがあります。これは「フレーメン反応」といい、においの分析を行っているのです。猫の身体には「ヤコブソン器官」と呼ばれるフェロモンを感じ取る器官があります。それが、上顎と鼻腔との間に左右一対存在します。この器官のおかげで、猫は人間には感知することができないにおいを感じ取ることができます。マタタビによって、酔っぱらいのような反応を示すこともこのヤコブソン器官が関係しています。

優れた嗅覚で味覚をカバー

嗅覚が優れた動物というと犬を連想しがちですが、猫も嗅覚が優れた動物です。猫の嗅覚は人間の数万倍~数十万倍といわれています。実は猫にとっての食事は、味ではなく香りを楽しんでいます。猫の味覚は人間ほど敏感ではありません。その代わり優れた嗅覚で香りを味わうのです。置き餌をしたドライフードを好まない猫は、置き餌によって香りが飛んでしまったことが原因になることもあります。

1日分の食事を一度に出さず、数回に分けると香りが良い状態を保つことができます。留守にする時間が長い場合は、自動給餌機を活用することも手段のひとつです。また、猫の中でも種類によって嗅覚に差が出ることがあります。ペルシャ猫やエキゾチックショートヘアなどの、いわゆる「鼻ぺちゃ猫」は鼻腔が小さいため一般的な猫に比べると嗅覚が鈍いといわれています。

猫の呼吸は鼻呼吸

犬は、ハァハァと口で呼吸をすることがあります。犬の場合は、熱中症が疑われる環境や、明らかな体調不良が疑われる状況でない限りは心配ありません。しかし、猫の場合は異なります。猫の呼吸は基本的に「鼻呼吸」と覚えておきましょう。もしも、猫が頻繁に犬のような呼吸をしている場合は動画を撮り(獣医師が状況を把握するため)、一度動物病院を受診しましょう。

猫の鼻の色

猫の鼻の色は主に次の3色です。

  • ピンク
  • 茶色

これは皮膚の色を決めるメラニン色素によって決まります。そして、面白いことに鼻の色はリラックスしているときと興奮しているときで微妙に変化することがあります。これはピンク系鼻の猫だと分かりやすいです。玩具で遊んだり、走り回ったりすると色が濃くなることがあります。

なぜ猫の鼻は湿っているの?

猫の鼻は湿っています。この湿り気の正体は何かというと「涙」の成分です。猫は常に鼻水で湿っているわけではありません。目と鼻をつなぐ「鼻涙管」から流れた涙で鼻の表面を湿らしているのです。鼻が湿っていることでにおいの粒子をキャッチし、風向きを察知することができます。

鼻が乾いていると病気なの?

鼻が乾いていると病気ではないかと心配になる方もいらっしゃるでしょう。でも安心してください。概ね湿っている鼻も乾くときがあります。それは、眠いときや寝起きです。これらのシチュエーションで鼻が乾いていても病気ではありません。ただし常に鼻が乾いていて、湿っていることが全くない場合は気をつけましょう。

まとめ

猫の鼻

今回は、猫の鼻について紹介させていただきました。猫の鼻には、人間にはない能力がたくさん備わっています。普段は何気なく眺めるパーツでも、役割や能力を知ると意識して眺めたくなるのではないでしょうか。