どこから洗うと大人しくできる?猫を洗うコツ

どこから洗うと大人しくできる?猫を洗うコツ

猫をお風呂で洗おうとしても水を嫌がってしまって猫ではうまく入れれないこともありますよね。では猫はどこから洗ってあげれば負担をかけずに大人しく上手に洗うことができるのでしょうか?猫を洗うコツなども含めてご紹介させていただきます。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫がお風呂嫌いな理由

猫とのお風呂

猫をキレイにしてあげようとお風呂で洗ってあげようとすると逃げるように嫌がってしまうこともありますよね。猫はどうしてここまでお風呂嫌いなのでしょうか。

結論から申しますと、猫には「水が大嫌い」な子が多いのでお風呂を大変嫌がって暴れたりしてしまうのです。どうしてそこまで水嫌いかと言うと、それは猫の起源に関係しており、砂漠に住んでいた時代の「リビアヤマネコ」の習性と深い関係があるのです。

このリビアヤマネコは砂漠で生息をしており、砂漠は昼と夜だけでも気温差が20度以上ありました。また夜は極寒になることもあります。そんな砂漠でうまく暮らすために、猫の毛は暑いときには断熱効果を、寒いときには保温効果を高める機能が特に優れて備わっていました。

それにより過酷な環境でも生き抜くことができたリビアヤマネコですが、そういった環境でもし水に濡れてしまうと「体温を奪われて命に関わる」ということをこれまでに学んでいることから現在の猫も水を本能的に嫌ってしまうと言われています。

猫を洗うときはどこから洗う?

猫のお風呂

猫をお風呂に入れるとき水嫌いで嫌がってしまう猫ちゃんであればなるべく手際よくストレスを軽減させながらトライをしたいですよね。そんなときのための大人しく洗うコツなどについてですが、まず洗う順番としては「首から胴体に向かって洗う」ことがおすすめです。

猫は手足などの場所から洗われてしまうと「固定させられて動けなくなるのでは」という不安を持ってしまいさらに暴れたり怖がったりしてしまうこともあります。

より大人しく効率的に洗うにはまずは上から胴体にかけて洗っていくようにしましょう。またこの洗い方をすれば万が一、猫にノミがいても頭部に逃げ込まれる心配もありません。

猫を洗うコツは?

お風呂中のベンガル

では、その他になるべく猫のストレスにならないようにお風呂で洗うコツはあるのでしょうか?

シャワーの水圧を強くかけない

猫にシャワーをかけるとき、シャワーの水圧が強いとそれを怖いと感じさせてしまいます。ですから、そのようなときは手でお湯をかけてあげたりすると比較的安心をしてくれますよ。

シャワーヘッドを見せない

猫にとって得体の知れないものは恐怖でしかありません。お風呂のシャワーヘッドを急に近づけると恐怖心を煽ってしまう一方なので、なるべく見せない位置で洗うようにしましょう。

声掛けも大切

猫は不安なとき飼い主さんに声掛けをしてもらえると少しでも安心をすることができます。「あと少しだからね」「もうちょっとまってね」などと優しく声掛けをしながら手際よく済ませてあげましょう。

中断しても良い

あまりにもパニックを起こしたりどうしても嫌がってしまうときは、猫にとってもストレスになってしまっていますよね。そのようなときには無理にシャンプーを継続せずに「中断」することも考えてください。

もしシャンプーを中断しても、ホットタオルで優しく汚れを拭き取ってあげればそこまで猫を頻繁にお風呂に入れてあげる必要もありません。猫になるべくストレスを与えないようにしてあげることがベストでしょう。

まとめ

お風呂中の三毛猫

猫のお風呂は手足などからより、首から胴体にかけて先に洗ってあげるほうが比較的大人しく洗うことができます。声掛けをしながら手際よく、そしてシャワーの水圧、シャワーヘッドを見せないように心がけることが安心させて入れてあげる方法でしょう。

【獣医師による補足】

猫はシャンプーをしてあげることを極端に嫌がり、ストレスにもなるので基本的には必要でないことが多いです。不潔と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、猫はグルーミングでしっかりと汚れを取り除き綺麗な状態を保てるのです。
しかし、中には外に出てしまいグルーミングで綺麗にしきれない程度に汚れた猫ちゃんや長毛種や皮膚病から定期的にシャンプーしなければいけない猫ちゃんもいるので上記の方法を参考にされると良いかと思います。水への恐怖からパニックになる猫ちゃんも少なくないので大切なのは無理をしないことです。

獣医師:長谷川 涼

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