夏は猫に冷たい水を与えたほうがいい?
暑い夏でも猫に冷たい水はNG!
猫に冷たい水はおすすめしません。暑い夏、猫も冷たい水の方がうれしいかな?と思うかもしれませんが、猫にとって冷たい水は下痢をするリスクがあります。
私たち人間もそうですが、胃腸が機能する温度よりも冷たい水をがぶがぶと飲むと、腸が正常に機能できないためお腹を壊してしまうのです。猫の場合、狩りで生きた獲物を食べることが多く、温かいものの方が適しているといえます。
猫によっては冷たい水の方が好きという場合がありますが、キンキンに冷えた水は控えた方が良いでしょう。
猫には夏でも常温の水道水
猫に冷たい水を与えると、お腹を壊してしまうことがあるため、夏でも常温の水をおすすめします。このとき、ミネラルウォーターではなく水道水の方がいいです。
その理由は、ミネラルです。ミネラルウォーターには、マグネシウムやカルシウムなどが水道水よりも多く含まれているものがあり、それらが尿路結石になるリスクを高めてしまいます。また水道水には塩素が含まれており、ミネラルウォーターと比べると雑菌が繁殖しにくいというメリットもあります。
猫が飲みやすい水の温度とは?
元々猫は水を好んで飲まないため、飲水量が少なくなってしまうと腎臓に負担がかかってしまったり、尿路結石や膀胱炎といった尿路疾患にかかってしまいます。そのためしっかりと飲水量を確保するために飲みやすいように工夫してあげることが大切です。
しかし猫は味に敏感な動物なため長時間置いたままの古い水よりも新鮮で美味しい水をかぎ分けて選ぶため、水の温度や味がとても重要になってきます。何度くらいの温度の水が猫にとってに飲みやすいのでしょうか?
猫の体温に近い水
私が飼っている愛猫もそうなのですが、よくお風呂場の水を飲みたがると思います。猫は自分の体温と近い温度の水を好む傾向があるといわれており、調べてみると温かい水を好む猫が多いようです。 だいたい猫の体温は38度くらいなので、38度程のぬるま湯が適していると考えられます。ですが、気温が高い夏の猛暑は雑菌が繁殖しやすいため、こまめに水を取り替えたり直接日光に当てないように日陰の場所に置いておきましょう。
猫に氷を与えるのもダメ?
猫に氷もNG
冷たい水同様、猫に氷を与えるのもおすすめしません。冷たいものを口にすると、下痢の原因になり、脱水が心配されます。氷を食べる猫もいますが、与えるとしても、小さなかけらをほんの少しにしておいた方がいいでしょう。
また、かき氷の場合、シロップを与えないようにすることも必要です。人間用のアイスを欲しがる猫もいますが、ペット用のアイスが販売されているので、様子を見て与えた方がいいでしょう。
こんな場合は量に注意して与える
夏場、猫に水を飲んでもらいたいのに、積極的に飲んでくれない猫には、氷を与えると遊びながらなめてくれる場合があります。
猫が氷で遊ぶ場合、舌が貼りつかないように濡らしてから与えることや、食べ過ぎないようにすること、下痢を起こさないか体調を確認することなどに注意しましょう。猫の暑さ対策として、氷をつかう場合には、氷まくらをタオルでくるむなどして冷えすぎないようにしましょう。
冬は猫にお湯を与えた方がいい?
猫が水を飲まないならお湯を与える
猫は狩りをして生きた獲物を捕まえて食べることから、冷たい水よりもお湯の方を好んで飲む猫が多いです。特に冬は、猫用の飲み水は室内でもとても冷たい水になってしまいます。
冷たい水が苦手な猫は水を飲む量が減ってしまうので、お湯を用意してあげると飲む量が増えます。40℃くらいのお湯を用意し、一日に何度か交換しましょう。
水を飲まないことでかかる病気に注意
私たち人間は、夏の暑い時期は喉が渇くのでたくさん水分を取りますが、夏と比べると冬はそんなに水分をとりませんよね。猫も冬になると、温かい場所で寝る時間が増えたり、運動量が減ったりすることで水を飲む量が減ります。
ですが猫の場合、水を飲む量が減ってしまうと、尿路結石や膀胱炎と言った下部尿路疾患が起きやすくなってしまうのです。それを予防するためにも、冷たい水よりもぬるま湯を用意するなど、猫に水を飲んでもらうことはとても大切なことなのです。
猫が水を飲みやすくなる給水機
ジェックス ピュアクリスタル ブルーム 1.8L [猫用]
フィルター式の給水機でホコリや毛などを取り除き、循環でろ過してくれるため綺麗な水を維持することができます。またポンプで水を循環させることで、酸素を一緒に取り込みいつでも新鮮な水を飲むことができます。 猫が飲みやすいように飲み口が大きくなっており、フィルタートレイの周りの高さを上げたことで水の飛び散りを防いでくれます。
獣医師が推奨している給水機で陶器製の飲み口となっているため金属やプラスチックにアレルギーをもっている猫でも使えることができます。 食べ物のカスや毛を下のタンクへと流し、フィルターでしっかりキャッチしてくれるので常に綺麗な水を飲むことができます。 猫が飲みやすいように流水さを意識した形状の飲み口となっております。 電気代も1ヶ月でおよそ43円、フィルターも従来品の半分となっているためコストが安く抑えられます。
MOSPRO ペット自動給水機
商品情報
・コンパクトにおけて水が2L入る大容量
流れる水の方が良く飲むことを利用した給水器です。お花の形をしたところから流れ落ちるパターンや、噴水のように下から水が出てくるパターンなど3種類から選ぶことができます。水は2リットル入り、フィルターを通り循環します。
加熱機能フードボウル
こちらは、加熱機能付きのボウルです。27~33℃をキープするように設計されています。容量は700mlで、上口内直径14cm、底直径12cm、高さ7cmです。ケージに取り付けることもできます。冷たい水が苦手な猫におすすめです。
ヌルマーユ 猫用
こちらは、ヒーターを搭載し、ポンプで流れる水を作る出せる給水器です。水の流れ方は、水道の蛇口、噴水、川の流れ、岩から流れ出る水の4種類あり猫が飲みやすいタイプを選べます。冷たい水が苦手な猫や、流れる水が好きな猫におすすめです。
まとめ
猫舌という言葉のように、猫は冷たい水の方が良いのかなと思ってしまうかもしれませんが、人間と同じく冷たい水や氷はお腹を壊してしまうリスクがあります。
夏にどうしても水を飲んでくれないとき、氷が役立つ場合はありますが、常温の水の方が良いでしょう。また、冬は季節柄水を飲む量が減ってしまいます。そんなときは、40℃くらいのぬるま湯を与えてみましょう。
もともと狩りをして獲物を食べていた猫は、ぬるい温度が最適とされています。下部尿路疾患を予防するためにも、水の温度や飲みやすい給水器などを考えてみましょう。
30代 女性 みつえ
老猫なので、下痢もしやすいのでぬるま湯にしたほうが、体にはいいのでしょう。
我が家も高齢になってきたので、ぬるま湯にしてあげようかと思っています。ぬるま湯は腸が水分を吸収しやすくなるそうですし良さそうですね。猫ちゃんには、夏場でも冷たい水や氷は与えてはいけないようです。冷たすぎて腸捻転を起こす猫ちゃんがいるようなので、注意したいですね。