猫と犬の一般的な性格の違いとは
猫と犬の性格の違いは、どのようなものがあるでしょうか。
よく伝え聞くことで多いものは、正反対の性格をしているというものです。
そうは言っても個体差はあるので、一般的な猫と犬の性格の違いを見ていきましょう。
猫の性格
- いたってマイペースな性格です。
- 猫から見ると飼い主は対等な関係です。
- 生活サイクルは私たち人間と逆の夜行性で、昼は寝て夜に活動します。
- 単独行動を好みます。
- 感情表現が犬より少ないです。
- 場所への縄張り意識が強いです。
- 人間に干渉されるのを好みません。
犬の性格
- 私たち人間に忠実です。
- 犬から見て飼い主は主従関係の主人、つまりリーダーです。
- 生活サイクルは私たち人間と似ていて、昼に活動して夜は寝ます。
- グループ行動を好みます。
- 感情表現が猫よりわかりやすいです。
- 家族への縄張り意識が強いです。
- 人間に干渉してほしいと思っています。
これほどまでに見事に性格が逆なのも珍しいのではないでしょうか。
体験談:猫と先住犬の同時飼いでわかったことや注意点
約2年前になりますが、ある日突然に我が子が学校帰りに、通学路沿いの農家のおばあさんから、飼い猫に子供が生まれたのでもらってほしいと頼まれたと言って、手のひらサイズの小さな生まれて数か月の子猫(ミックス)を連れ帰ってきました。
我が家には、生まれて数か月のときから家族に迎え入れて約8年になる先住犬のミニチュア・ピンシャーがいます。
それまで一度たりとも犬猫同時飼いを考えたこともなかったので、それはもう本当にビックリしました。
家族で真剣に話し合って、子猫ちゃんを家族として迎え入れることに決めましたが、今では愛犬(オス)や愛猫(オス)と一緒に暮らすという素敵な体験をさせてくれている我が子に感謝しています。
わかったこと
先住犬のミニチュア・ピンシャーは、初対面のときから新入りの子猫ちゃんをごく自然にやさしく迎え入れることができました。
子猫も怖がらずに、身体が何倍も大きな先住犬を親と思っているのか、身体をピタリと寄り添ってスヤスヤと寝ている愛らしい姿も見ることができて、心が温かくなり癒やされました。
子猫は毛布系素材のクッションの、いつも決まった場所を母親代わりにチュパチュパと、眠くなったときや、頭をナデナデしたときに照れ隠しのつもりなのか、幸せそうに一心不乱というか無心になって、あれから2年たった今でも吸っています。
先住の愛犬は、愛猫をいたずら好きな子供か弟と思っているフシがあります。
一方、愛猫は先住犬を、対等な遊び仲間と思っているフシがあります。
注意点
猫は遊び感覚で、愛犬の通り道を先回りして、一昔前のプロレスごっこというか、猪木VSアリ戦さながらのグランドポジションの体制をとって、「一緒に遊ぼうよ」とポーズを見せます。
そのときの愛犬ミニチュア・ピンシャーの行動は決まっています。愛猫の横をかわまずに通り過ぎていきます。
お腹が減ってくると猫は殺気立ち始め、動きに素早さが加わって行動が激しくなってきます。
そのときの愛猫を一言で表現するのにぴったりな言葉は、「忍者」です。
背後からスリーパーホールドの如く、絡みつくときがありますが、喧嘩のつもりではありません。あくまでもプロレスごっこです。なぜなら今までに一度も、決して鋭い爪を立てたことがないからです。
このように、猫はお腹を空かせると野生児に変わるので、食事は早めに食べさせましょう。
また猫の視線には注意が必要です。
家族が網戸や引き出しの開閉をしている姿を、いつの間にか「ジー」と家政婦は見た!状態で顔を半分出して観察しているので気をつけてください。
まとめ
思いもかけず、突然に猫と犬の同時飼い生活が始まって約2年が経ちますが、かんだり爪を立てたりしたことは一度もありません。
猫と犬の性格は正反対と言っても良いくらいですから、無理に仲良くしようとか気負わずに、同じ屋根の下の同居人というような気持ちで、肩の力を抜いて暮らしているのが、うまくいっているのかなと思います。
我が家のようにある日突然、猫ちゃんとワンちゃんを一緒に飼う機会が訪れたら、おおらかな気持ちで同時飼いにチャレンジしてみてくださいね。