猫が好きすぎるのはどうして?
日本はもちろん、世界には猫を愛してやまない人が数えきれないほど存在します。「猫が好きすぎる!」と感じる人は、なぜこんなにも多いのでしょうか。
その理由は猫の見た目や性格にあるようです。今回は、「猫が好きすぎる!と感じる理由」について詳しく紹介します。
それでは、ひとつずつ順番に見ていきましょう。
猫は人間の赤ちゃんと共通点が多いから
猫は人間の赤ちゃんと共通点が多いです。例えば、猫と人間の赤ちゃんは、大きい瞳をしている傾向にあります。
人間を含め、多くの哺乳類は本能的に「目が大きいものを守りたい」と思うようにできています。そのため、猫のまん丸で大きな瞳を人間が見ると、「好きすぎる」「守ってあげたい」「かわいい」という気持ちが沸き起こりやすいのです。
また、猫と人間の赤ちゃんの声に関しても共通点があります。猫が甘えたいときに発する「ゴロゴロ」という鳴き声と、人間の赤ちゃんが泣くときの声は、周波数が近いといった研究結果が出ています。
人間は赤ちゃんの泣き声を聞くと、「何とか助けてあげないと」と本能的に感じるようにできているため、猫のゴロゴロ声を聞いたときも同じように感じるのでしょう。
他にも、猫と人間の赤ちゃんは「触り心地が柔らかい」といった共通点があります。赤ちゃんのぷにぷにとした肌を触っていると穏やかな気持ちになるように、猫のふさふさとした毛並みや肉球を触っているときも、同じような気分が味わえます。
このように、人間は猫に対して赤ちゃんのような印象を受ける部分が多数あるため、本能的に「好きすぎる」と思って可愛いがりたくなるのでしょう。
ツンデレな性格に心惹かれやすいから
「猫が好きすぎる!」と感じる部分は、見た目だけではありません。猫特有のツンデレな性格も、人間の心を鷲掴みにしやすいです。
飼い主さんが猫に構ってあげようとすると冷たい態度をとるのに、飼い主さんが忙しくしているときに限って、猫の方からスリスリと甘えてきます。このような唐突な態度の変化に、キュンとして「好きすぎる!」と感じる人は多いようです。
猫は同等の立場で人間と接してくれるから
猫は、自分が人間と同等の立場だと思って接してくることが多いです。犬は縦社会を重んじる生き物であるため、飼い主さんを上に見ていたり、場合によっては下に見たりして飼い主さんをなめていることがあります。
しかし、猫の場合は基本的に個人主義であり、犬のようにはっきりとした縦社会を築くような生き物ではありません。ボス猫的な存在を作ることはありますが、そうでない猫はみんな同等という考えを持っているのです。そのため、人間に対しても同じように接してきます。
学校や会社などに行くと、縦社会を強制させる場面がとても多いため、その関係性に疲れ切ってしまっている人もたくさんいます。
ですが、猫は人間に対してフラットな関係を築こうとしてくれるため、縦社会にありがちな気遣いなどをする必要もなく、友達のような感覚で猫と距離を縮めることができます。つまり、人間にとって大きな癒しとなるのです。「猫が好きすぎる!」と感じる気持ちの裏には、このような猫の性格も関係していると考えられます。
いいにおいがするから
猫は、日光浴が好きな生き物です。そのため、日差しをたっぷりと浴びた猫のにおいを嗅ぐと、お日様のにおいがします。このような猫のにおいも、人間の心を掴む要因であると考えられています。
愛猫家として有名な、アーティストの坂本美雨さんは自身のTwitterで、愛猫のにおいをたっぷりと嗅ぐ「猫吸い」という行為を広めました。
この「猫吸い」は、猫を飼っている人たちの間でたちまち話題となり、愛猫のにおいを嗅ぐ飼い主さんが急増したのです。このようなメディアの影響もあり、猫のにおいに魅了され、その結果「好きすぎる!」と感じる人はどんどん増えています。
まとめ
猫の見た目や性格は、人間に対して「心地よい」「守りたい」「癒される」といった感情を芽生えさせる特徴を持っています。そのため、無意識のうちに「猫が好きすぎる!」と思うようになり、虜になった人も多いことでしょう。
猫に興味がない人が身近にいる場合、猫の目や鳴き声、性格といった魅力をアピールすれば猫の良さが伝わるかもしれませんね。