猫がマーキングした所を消臭する方法
猫がマーキングした所を消臭する方法についてご紹介します。
猫がマーキングした所を消臭する方法は、主に以下の4つです。
- 拭きとる
- 洗濯する
- 高温処理をする
- 消臭スプレーを使う
猫がマーキングした所を消臭するためには、尿をしっかり「除去」し、アルカリ性のアンモニアを「中和」するということが重要になります。
では、場所別に、猫がマーキングしてしまった場合の消臭方法をご紹介します♪
猫がマーキングした所がフローリングの場合
猫がフローリングにマーキングしてしまった場合、まずはキッチンペーパーなどで尿をしっかり拭きとりましょう。その後、濡れた雑巾などで拭き、消臭スプレーを吹きかけた後、キッチンペーパーで乾拭きします。
猫がマーキングした所をいきなり濡れた雑巾などで拭いてしまうと、フローリングに尿が残ってしまうことがあるので、必ず吸収力の高いキッチンペーパーや、トイレットペーパーなどを被せるようにして尿を吸収してください。
猫がマーキングした所が畳の場合
猫が畳にマーキングしてしまった場合も、まずは尿を吸い取ることを優先しましょう。キッチンペーパーなどを使って、擦るのではなく、叩くようにして拭いていきます。畳を傷めないよう、網目に沿って拭きましょう。
尿をしっかり拭きとったら、消臭スプレーを吹きかけ、また拭きとります。これを繰り返してもニオイがとれない場合は、スチームクリーナーを使用するのがおすすめです。
猫がマーキングした所が布団の場合
猫が布団にマーキングしてしまった場合は、すぐに洗い流しましょう。可能であれば、コインランドリーなどで丸洗いするのが理想ですが、応急処置として「熱湯」で尿を洗い流すのもひとつです。
お風呂場で、布団の端が下になるようにして、猫にマーキングされた箇所に熱湯をかけていきます。このときに、前述したクエン酸水やミョウバン水と熱湯を交互にかけると消臭効果がアップします。
猫がマーキングした所を目で見て、尿の色が薄くなるまで繰り返し行いましょう。その後、触っても火傷しない程度のお湯をかけながら、布団を押すようにして洗います。
洗い終わったら、新聞紙などで水気をとり、天日干ししましょう。
猫がマーキングした所がソファの場合
猫がソファにマーキングしてしまった場合も、まずは尿をキッチンペーパーなどで拭きとりましょう。その後、お湯で濡らした雑巾などで叩くようにして拭いていきます。
猫にマーキングされたソファーに消臭スプレーを振りかけ、可能であれば日当たりの良い場所に移動させて乾かすのもいいかもしれません。このときも、スチームクリーナーが活躍します。
猫がマーキングした所が柱、壁の場合
猫が柱や壁にマーキングしてしまった場合は、キッチンペーパーなどで拭きとった後、消臭スプレーを吹きかけて、繰り返し拭きましょう。
木材などにマーキングしてしまった場合は、消臭スプレーで拭いた後、換気や扇風機の風を当てるなどして、しっかりと乾かすことを意識しましょう。
猫がマーキングした所を消臭する方法をご紹介しました。上記でご紹介した、手作り消臭スプレーとスチームクリーナーは本当に便利です。
筆者も愛猫を迎えたばかりの頃、畳や絨毯、布団など様々な場所でおしっこをされたことがありますが、この手作りスプレーと熱湯消毒、スチームクリーナーで乗り切ることができました。
まずは、キッチンペーパーで尿を吸い取る、消臭スプレーをたっぷりかける、それをまたキッチンペーパーで吸い取る!これを繰り返してみてください!
猫がマーキングした所に使う手作り消臭スプレーの作り方
消臭スプレーも様々な商品が販売されていますが、まずは自宅で簡単に作れる消臭スプレーを常備しておきましょう!ここでは猫のおしっこのニオイ取りに有効とされている、「クエン酸」「ミョウバン」などを使った消臭スプレーの作り方をご紹介します。
クエン酸やミョウバンは酸性であり、酸性はアルカリを中和する性質を持ちます。
ミョウバンもクエン酸も、ドラッグストアや百円均一などで購入することができます。これらは、お部屋の掃除や猫のトイレ掃除にも使用することができるので、とても便利ですよ。
ただ、ミョウバン、クエン酸は絶対に塩素系洗剤と混ぜてはいけません。有毒ガスが発生します。直接混ぜるだけではなく、同じ場所に使うこともないよう十分に注意しましょう。
ミョウバン水の作り方
ミョウバン水の作り方は、ミョウバン(焼ミョウバンも可)50g程度を1.5リットルの水に溶かします。ミョウバンは溶けにくいため、少量のぬるま湯で溶かし、無色透明になってから残りの水を追加しましょう。
これで猫の消臭スプレー原液が完成、あとは10倍程度に薄めて霧吹きなどに移し替えて使用しましょう。クエン酸水は、500mlのぬるま湯に、大さじ1のクエン酸を混ぜるだけで完成です。
ミョウバンは食品添加物なので無害ではありますが割合が濃いと皮膚に触れた場所が荒れてしまう可能性があります。皮膚が弱い猫がいる場合は使用に注意しましょう!
クエン酸の臭い消しスプレーの作り方
- クエン酸大さじ1(100円均などの市販の物)
- ぬるま湯500ml
上記の素材をスプレーボトルに入れて溶かして混ぜ合わせます。しっかりとクエン酸とぬるま湯が混ざったらマーキングされてしまった場所にスプレーしてみましょう!クエン酸は食品の物であれば溶けやすく、ぬるま湯で溶かすことでスプレーが詰まりにくくなります。
お酢の臭い消しスプレーの作り方
- 酢大さじ1
- 水500ml
クエン酸が無い時は、お酢で代用する事も可能です。上記の素材をスプレーボトルに入れて混ぜ合わせます。しっかりと酢と水が混ざったらマーキングされてしまった場所にスプレーします。
猫がマーキングした所を消臭しないといけない理由
猫がマーキングをした所のニオイがとれない…と放置してしまうと、状況は更に悪化してしまいます。猫がマーキングした所は、必ずしっかり消臭しなければなりません。
猫がマーキングをした所を消臭しないといけない理由は、猫本来の習性にあります。
猫は、自分のオシッコやウンチのニオイがする場所を選んで用を足します。つまり、マーキングした後にしっかり消臭しなければ、また同じ場所に繰り返し用を足してしまうということですね。
逆に言えば、よっぽどの理由がなければ、一度トイレを覚えた猫が、他の場所で用を足すことはほとんどないということです。
猫のマーキングには様々な理由がありますが、特にニオイがキツい「スプレー行為」は避妊手術、去勢手術で防ぐことができるとされています。他には、今のトイレへの不満、ストレスなどが原因になっている場合も。
猫が「自分が用を足した場所」と認識できないよう、徹底した消臭を行うのと同時に、マーキング行為の原因を突き止めてあげましょう。
まとめ
猫のマーキングを消臭する4つの方法、おすすめ商品をご紹介しました。「猫はトイレのしつけの必要がない」と言われることもあります。
しかしこれは、記事内でもご紹介したように「ニオイがするところで用を足す」という習性があるからです。一度マーキングしてしまった場所は、しっかりと消臭して、トイレ以外の場所からオシッコやウンチのニオイがしないよう徹底しましょう!
筆者自身も、愛猫が子猫の頃に粗相を繰り返し、ニオイに頭を抱えた時期がありました。しかし、上記で紹介したアイテムで乗り切ることができ、今ではトイレ以外の場所で用を足すことはなくなりました。
猫のマーキングに悩んでいる飼い主さんは、是非一度お試しください!