猫部屋が臭い!最強の消臭対策と気をつけるべきことをご紹介

猫部屋が臭い!最強の消臭対策と気をつけるべきことをご紹介

飼い主さんの意識向上などにより、ほとんどの猫ちゃんは室内で飼育されるようになりました。しかし家の中で猫ちゃんを飼育するようになったことで「部屋が猫臭い!」と経験がある方が多くいらっしゃるかと思います。場合によってはなかなか臭いがとれなかったり、トラブルの原因にもなることがあります。今回は室内飼いだからこそ発生しやすい猫部屋の臭いに対する消臭対策についてご紹介したいと思います。

猫は体臭が少ない動物だけど臭いこともある!

家の形をした猫用ベッドで寛ぐ2匹の猫

猫の種類にもよりますが特にシャンプーしなくても臭いが感じないかと思います。逆にポップコーンやクッキー、焼きたてパンなどいい臭いがするといわれるます。

定期的にシャンプーしないと体臭がキツくなる犬とは違い、猫は元々体臭が少ない動物なのです。体臭が発生する原因は皮膚の雑菌が分解された汗によるものです。

しかし猫は肉球と鼻しか汗をかかないため、体臭が少ないのです。
また猫は1日の大半を毛づくろいをする動物です。毛づくろいすることで被毛や皮膚を綺麗に整えたり、体温調節、そして体臭を抑える効果もあります。

しかし室内飼いにより猫を部屋飼いにするようになったことで、体臭が気になってしまうことがあるかと思います。猫が主にいる部屋が臭いが発生しやすく、臭いをそのまま放置してしまうと完全に消臭することが難しく、臭いによるトラブルを起こしてしまうためしっかりと消臭対策をおこなうことが大切です。

猫臭い原因

猫用トイレに入っている猫

トイレを置いている部屋が臭いのは掃除不足が原因

部屋が臭い原因のほとんどが、猫のトイレが考えられます。トイレの種類にもよりますが、トイレ掃除を怠ってしまうと臭いが発生します。特に暑い夏の時期や梅雨の時期、締め切った部屋だと臭いがこもりやすくなります。

こまめにトイレ掃除をしたり、猫砂の交換することで臭いをおさえることができます。また定期的にトイレ自体を洗って掃除する事も効果的です。

古いトイレも臭い原因になる!

こまめにトイレ掃除をしたとしても同じトイレをずっと使用したままなのも、猫の排泄物の臭いが残ってしまいがちです。神経質な性格の場合は臭いがあるトイレを使おうとせず粗相する原因にもなります。もし使っているトイレが古い場合は、新しいトイレに替えると良いです。

マーキングは要注意!

猫は縄張り意識が高い動物ですが、特に去勢していないオス猫はマーキングによるスプレー行為をする傾向がありとても強烈な臭いを放ちます。

このスプレー行為は家具や壁など部屋のあちこちにかけて自分の臭いを残そうとします。またスプレー行為は同じ場所で繰り返しおこなうので臭いが染み付きやすいです。場合によっては染み付いた場所が腐食して床や壁を張り替えないといけなくなることもあります。

私たち人間が臭いを感じないと思っていても、人間よりも嗅覚が鋭い猫はマーキングの臭いが分かるため掃除をしたとしてもスプレー行為が繰り返されるケースがほとんどです。そのため完全に性成熟する前の早い年齢の時期に去勢手術をすることでスプレー行為を防ぐことができます。

またスプレー行為は元々自分の縄張りを相手に知らせる印であるため、多くがメス猫を含む多頭飼いで発生しているため相性によっては部屋を別々にしたり、それぞれが安心できる場所を設けることが必要です。

他にも引っ越しや新しい家族が増えたなど生活環境の変化によるストレスが原因でスプレー行為をおこなうこともあるため、どんなキッカケでするようになったのか原因を見つけて改善や除去してあげることも必要です。

知らないうちに粗相をしている可能性も!

飼い主さんが知らないうちにトイレ以外で粗相をしている場合があり、床やカーペットなどにオシッコがついて臭いが発生している可能性があります。

猫の性格にもよりますが、トイレが気に入っていないことが原因で粗相をすることがあります。トイレの設置場所や大きさ、猫砂の種類などの要因が考えられます。
猫が安心してトイレでしてくれるように静かな所に置いたり、好みの猫砂にするなどの工夫が必要です。また多頭飼いの場合は猫の頭数よりもトイレの数を増やしておきましょう。

お部屋の掃除はしっかりしていますか?

部屋の換気が悪かったり、適当に掃除をするだけでは臭いが残ってしまいがちです。また猫の被毛やフケが原因でアレルギーを起こしてしまう要因でもあるため、空気の入れ替えとお部屋の掃除をしっかりおこなうことです。

特に換毛時期は抜け毛の量が多くなるため、こまめに掃除をおこなう習慣をつけるといいでしょう。
また猫がよく使っている毛布やタオル類などもこまめに洗濯して綺麗にすることも臭いを防ぐことができます。

猫の臭い対策!最強の消臭対策はなに?

窓辺に置かれた掃除道具

トイレ掃除は徹底する

使用しているトイレの種類にもよりますが、猫がトイレを使ったあとは速やかに掃除をしておくと臭いの発生を防ぐことができます。
また排泄物をすぐに処理したとしてもトイレ本体に汚れや臭いが付いているので、およそ1ヶ月に1回のペースでトイレを丸洗いするとよいでしょう。

システムトイレや消臭効果が高い猫砂に替える

システムトイレでは一般的な猫砂に吸収するタイプのトイレと比較すると、臭い消し効果があります。システムトイレでは猫砂(チップ)とシートの2層構造となっており、普段のお手入れが楽でかつ消臭効果もあるためオススメです。

また猫砂の種類はいくつかあり、消臭効果が抗菌効果などに特化したものもあるため、猫砂の種類を替えてみる方法も効果的です。

換気はしっかりと!

窓を閉め切った部屋では臭いがこもってしまい、いくら掃除をしたとしても臭いが残ってしまいます。特に高温多湿な環境下では雑菌の繁殖もあり、臭いが強くなってしまうため、こまめに窓を開けて換気よくしてあげることです。

また冬の時期は窓をずっと閉めがちなので、定期的に窓を開けて空気の入れ替えをするようにしてください。

消臭剤を置くのも大切

こまめなトイレ掃除も欠かせないですが、猫の尿臭を消す方法としてお部屋に消臭剤を置いておくことも効果的です。消臭剤にはスプレータイプや猫砂と混ぜるビーズ状タイプなどがあります。

猫のトイレの臭いが気になり消臭効果の持続性が高いのはビーズ状タイプで、最強クラスの強い臭いをおさえたい場合はスプレータイプがオススメです。臭いや目的に応じた消臭剤を選ぶことも大事です。

しかし私たち人間が使っている消臭剤は臭いに効果的ですが、中毒症状を起こしてしまう危険があるため必ず猫用の消臭剤にしてください。ちなみにアロマなどの芳香剤も猫にとっては中毒を起こすので使用しないことです。

空気清浄機を置いてみよう

トイレによる臭いだけではなく、猫の被毛やフケなどからも発生します。どんなにこまめに綺麗に掃除したとしても臭いが気になってしまう場合はお部屋に空気清浄機を置くとよいでしょう。

メーカーなどによっては犬や猫といったペットの臭いを消臭に特化したものもあります。また空気清浄機を使うことで臭いだけではなく、アレルギーを軽減することもできます。

猫ちゃんのおしりをこまめに拭くのも効果あり

ラグドールやノルウェージャンフォレストキャットなどの長毛種の猫は、おしりが汚れやすく臭いだけではなく、おしりの皮膚がただれて炎症を起こすこともあります。特に高齢猫になると毛づくろいをしなくなるため汚れやすくなります。

そのためこまめに猫のおしりを拭いて清潔にしてあげることが大切です。また場合によっては被毛にこびりつくこともあるので、お手入れしやすいようにおしり周りの被毛を短くしてあげるとよいです。

最強の消臭アイテム!クエン酸スプレー

マーキング行為である尿スプレーはとても臭いが強く、床材が木であれば臭いが木に染み付いたり、その部分が腐食してしまうことがあります。臭いがとりにくいこともあり、尿スプレーは同じ場所で繰り返される傾向があります。

マーキングなどによる強い臭い対策にはクエン酸スプレーがおすすめします。オシッコの臭いの原因はアルカリ性のアンモニア臭で、クエン酸は酸性なため混ざり合うことで中和され、臭いを消すことができます。

ですが私たち人間よりも猫の方が嗅覚が優れているので、臭いが感じなくても猫にはほんの些細な臭いでも感じることができるので、完全に臭いを消すことは難しいですが、ある程度の臭いを抑えることはできます。

まとめ

ソファーでパソコンを見る女性のそばで寛ぐ猫

猫は体臭があまり少ない動物ですが、室内飼いにより部屋の臭いトラブルが起きやすく掃除不足やマーキング行為による尿スプレーをかけている、トイレ以外で粗相しているなどの原因があげられます。

こまめに掃除をしたり、窓を開けて換気をよくする、空気清浄機や消臭剤を置くなどの対策をおこなうことである程度の臭いを消すことができます。

またオス猫の場合は早い時期に去勢手術をおこなうことで尿スプレーの防止や、おしりが汚れやすい長毛種の猫は定期的なブラッシングや被毛を短くすることで臭いの発生を防ぐことができます。猫の種類や頭数、トイレの種類など飼育環境に応じた対策をおこなうようにしましょう。

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