猫と暮らす部屋の消臭
猫にはほとんど体臭がありません。ただ、梅雨時期や夏場になると、湿気でトイレのニオイが気になる事がありますよね。猫にとって精油は危険とされているため、アロマやお香を焚いたり、消臭剤を振り撒いたりする訳にもいかない。そんな時の消臭方法をご紹介します。
アロマやお香、芳香剤や消臭剤等、猫に害があるのではないかと思うとなかなか常用できませんよね。そこで猫にとって無害で、消臭効果がある「お茶」を使ってお部屋の消臭をしましょう。方法はとても簡単で、お茶の出がらしや、業務用の安い茶葉をフライパンで煎り、香りが出てきたところでフライパンを持ってお部屋の中をウロウロ歩き回るだけです。
冷めた茶葉を容器に移して部屋の中に置いておくのもいいですね。古くなった靴下に茶葉を入れてクローゼットや靴箱に入れても消臭効果があります。猫にとって有害な薬品等も含まれていませんし、自然な香りで消臭ができますよ。茶香炉を使って楽しむのもおすすめです。
猫トイレの掃除方法
猫のトイレに関して悩む飼い主さんは多いですよね。システムトイレを利用している場合が多いと思いますが、おしっこを受け止めるトレー部分の掃除方法を変えるだけで随分ニオイが減少します。
ペットシートを利用する
1週間取替え不要などのシステムトイレ専用シート等もありますが、湿気の多い季節になると、どうしてもニオイがキツくなる場合があります。そこでトレー部分にペットシートを利用し、毎日交換する事でニオイの付着を防ぎます。
また、ペットシートを利用する事でおしっこの量や色等もしっかりチェックできますよ。
クエン酸で洗う
1日1回、ペットシートを交換する際にトレー部分を水洗いしましょう。その際に、トレー部分に熱めのお湯を溜め、クエン酸を混ぜて数分置いておくとニオイがとれます。毎日トイレを丸洗いするのは大変ですが、トレー部分のみでしたら10分程度でできるため負担も少なく済みます。
濡れると崩れる猫砂を使う
木質ペレット等はおしっこが濡れると、おがくずのようにモロモロに崩れ、この猫砂を利用する事でトイレの中に汚れた猫砂が残る事を防ぎます。汚れた猫砂はすべてペットシートに落とし、翌日に持ち越さない事でニオイを軽減する事ができます。
また、木質ペレットは猫砂独特のニオイもなく、木材の柔らかな香りがする物も多く、30リットル以上で2000円前後とかなりお得なのでおすすめです。
空気清浄機を置く
猫トイレの近くに空気清浄機を置いておくだけで随分ニオイが軽減されます。ペット用空気清浄機も販売されていますので、多頭飼いの場合は検討してみてもいいですね。
上記の方法だけでも猫トイレのニオイはほとんど気にならなくなります。是非試してみて下さい。
猫と暮らす部屋の掃除方法
抜け毛が多い換毛期は特にお部屋の掃除が大変ですよね。猫の毛を効果的に掃除できる方法をまとめました。
ドライモップを利用する
掃除機をかけると床に落ちた抜け毛が巻き上がってしまうので、まずはドライモップを利用して毛を取り除きましょう。猫が過ごす時間が長いお気に入りの場所、窓際や冷蔵庫の上、棚の上等に溜まった抜け毛もしっかり落としてからドライモップをかけて下さいね。
重曹スプレーを利用する
猫が暮らす部屋で色々な洗剤を使うのは不安ですよね。そこで活躍するのが重曹スプレーです。100ccのぬるま湯に重曹小さじ一杯を溶かしたものをスプレーボトルに入れるだけで出来上がりです。
この重曹スプレーで猫が過ごす棚の上やソファ等を拭きましょう。ドライモップをかける際にも、この重曹スプレーを振っておくと抜け毛が取れやすいです。
カーペットはゴム手袋で掃除する
カーペットには抜け毛が絡まりやすく、掃除機だけではなかなか綺麗になりません。そこで、ゴム手袋を付けてカーペットを優しく擦ってみてください。驚く程、抜け毛が取れます。重曹を軽く振りかけてから、ゴム手袋で擦り、掃除機をかけると消臭、除湿の効果もあります。
布団用掃除機を利用する
飼い主さんと同じベッドや布団で寝る猫の場合、ベッドや布団が抜け毛だらけになってしまいますよね。抜け毛は、ノミやダニのエサにもなってしまうので、布団用掃除機を利用してしっかり取り除きましょう。同時に、布団用乾燥機も利用するとより効果的です。
まとめ
我が家は来客が多く、夫婦共に人と接する機会が多い仕事をしているため、部屋のニオイや抜け毛にはとても気を遣っています。様々な方法を試した結果、上記の方法が猫に安全であり、効果のある手段でしたので、是非一度試してみてくださいね。