ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛
長毛でダブルコートの被毛
ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種であり、その被毛は保温性を高めるアンダーコートと外部の刺激から守るトップコートから成る「ダブルコート」になっています。
ダブルコートはシングルコートに比べて抜け毛が多いとされていて、換毛期である春や秋にはアンダーコートがごっそり抜けます。
毛質によっては抜け毛が少ない?
毛量が多いからといって抜け毛が多いとも限らないようです。ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛に関して、「抜け毛がすごすぎる」という意見もあれば「そんなに気にならない」という両極端の意見があります。
これはその個体個体の毛質の違いで、同じノルウェージャンフォレストキャットでも、ふわふわもこもこな毛質をしている子よりサラサラの毛質の子の方が抜け毛は少ないんだとか!ちなみに、細くて柔らかい毛質ほど毛玉になりやすいので、そちらにも注意を。
ノルウェージャンフォレストキャットを飼う前にアレルギー検査を
これはどの猫を飼っても言えることですが、ノルウェージャンフォレストキャットを飼う前に猫アレルギーがないかの確認をしましょう!
猫アレルギーのアレルゲンとなっているのは抜け毛についた垢や古い細胞であり、特にノルウェージャンフォレストキャットは抜け毛が多いのでアレルギーの方は飼えないでしょう。
ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策
何もせずにいると抜け毛はどんどん落ち、部屋中抜け毛だらけ!なんてことも。抜け毛を減らすために飼い主にもできることをいくつか紹介します。
ノルウェージャンフォレストキャットのブラッシング方法
ブラッシングは手っとり早く誰でもできる手段です。ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種なので、スリッカー、コームやピンブラシを使ってブラッシングすると良いでしょう。
まずは毛をかき分けながらスリッカーで少しずつ優しく梳かし、その後仕上げにコームやピンブラシで全体の毛並みを整えてあげましょう。毛の流れに逆らうのではなく、流れに沿って行いましょう。1日1回、換毛期には1日2回してあげると、普段の抜け毛は減るはずです。
ファーミネーターは抜け毛がごっそり抜けると長毛猫の飼い主さんの間で話題ですよね。主にアンダーコートの抜け毛を取り除いてくれるものなので、ノルウェージャンフォレストキャットにも効果的です。
ノルウェージャンフォレストキャットのシャンプー
抜け毛を一気に取り除くことのできるシャンプーも月に1回はしてあげましょう。猫は基本的に水に濡れるのを嫌うので無理やりシャンプーする必要はないと言われていますが、長毛猫は例外です。
また、ノルウェージャンフォレストキャットの被毛は防寒防水になっていて、被毛を薄い皮脂が覆っています。シャンプーを怠ると、皮脂に汚れがついて黒ずんだり、汚れが落ちにくくなったり、菌が繁殖して皮膚炎を起こします。
シャンプー前にも丁寧にブラッシングをして毛玉など取り除き、シャンプー後も毛玉にならないようにしっかり乾かした後に毛並みを整えてあげましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットのサマーカット
寒さに強いノルウェージャンフォレストキャットは、暑さには弱い猫種です。夏の間はサマーカットにしてあげるのも良いかもしれません。もちろん抜け毛は一段と減りますし、猫自身も通気性も良く身軽で喜んでくれるかもしれません。
ただし、バリカンを嫌がる子は多いので嫌がるようなら無理強いせず、ストレスになる前に諦めましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛にまつわる病気
お手入れを怠ると・・・
毛球症
猫はセルフグルーミング(毛繕い)をする動物です。その際に汚れと一緒に抜け毛も下に絡めて飲み込んでしまいます。ブラッシングなどお手入れを怠ると飲み込む抜け毛の量も多くなり、胃や腸に溜まって吐き出せなくなる「毛球症」になってしまう恐れがあります。毛球症はひどい場合、外科手術をして毛球を取り出すこともありますので、普段からお手入れはしっかりしてあげましょう。
換毛期でもないのに抜け毛が多い場合は病気の疑いあり?
皮膚炎
換毛期でもないのに抜け毛の量が多い場合、皮膚炎を起こしているかもしれません。脱毛箇所がないか確認したり、猫がかゆがっていないかなど観察してみましょう。アレルギーだったり、ノミ・ダニが原因で起こることもあります。
ストレス
人間でもあるように、猫もストレスを抱えると脱毛することがあります。症状に気付いた時、その前で起こったことを思い出し、ストレスの原因になっていることを取り除いてあげましょう。
その他の病気
脱毛は様々な病気で症状として挙げられます。抜け毛が異常に多い場合は獣医さんに相談しましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛に関するまとめ
ノルウェージャンフォレストキャットはとても魅力的な猫ですが、抜け毛が多いという点で飼うことを躊躇してしまう人も多いでしょう。しかしその子の毛質にもよりますし、飼い主さんが普段からお手入れしてあげればそこまで神経質になる問題でもないかと思います。それにブラッシングはスキンシップにもなるのでオススメです。
ノルウェージャンフォレストキャットを家族に迎えた際は、毛球症に気をつけて猫さんとの生活を楽しんでください♪
30代 女性 tonakai
女性 けいこ
短毛種でもそんなふうなので、ノルウェージャンフォレストキャットのような長毛種のネコは大変だと思います。毛玉を吐き出せているうちはいいですが、毛球症には気をつけないといけませんね。また、ノルウェージャンは寒いところが原産のネコさんなので、日本の暑い夏にはいろいろ工夫して、快適に過ごせるといいですね。
40代 女性 りきまる
日々のブラッシングを怠ると抜け毛も大変ですが、猫自身の毛が絡まってしまって大変です。
一度、絡まりがどうにもならず、動物病院で毛を刈ってもらいましたが、バリカンの音が怖かったのか、温厚な性格が一変した事が記憶に新しいです。
やはり、短毛に比べて長毛種は毛玉の吐き出し回数も多い気がします。
ブラッシングすると抜ける毛の量も大量で、夏場は特に、こんなに着込んでるんだ!と思うほど。
寒い地方の血が混ざってるのだろうと思いますが、温暖化の日本では生活大変だね。
と口に出さずにはいられません。
5歳の息子もブラッシングを手伝う事がありますが、抜け毛の量に毎回テンション上がります。
日々のお手入れは、長毛種に限らず、大事だと痛感です。
30代 女性 ケロキ
20代 女性 阿部
40代 女性 ガブリエル
4匹の兄弟姉妹たちの被毛の状態の違いについては、仔猫の時点ではまったく気になりませんでした。それぞれの毛質に違いが表われたのはノルウェージャンフォレストキャットの身体が十分に完成されると言われる5、6歳を過ぎてからです。
毛玉のできやすい子、まったく毛玉ができない子もいます。
いずれにしても換毛期は大変です。ノルウェージャンフォレストキャットは長毛種で、見た目モフモフのとおり、とても柔らかい毛です。抜け毛は多いです。ブラッシングを怠ると、部屋中を毛が舞うことになります。ところがブラッシングが大好きな子もいるし、ブラッシング大嫌いな子もいるのです。同じ環境に育っても、個体差、性格の差のせいで、ブラッシングにかかる時間も変わってきます。
今はブラッシングは週に3、4回しています。理想としては1日2回、ブラッシングするべきとは分かっていますが、猫たちも高齢になってきたので、今は以前より回数は少なくしています。
またノルウェージャンフォレストキャットは夏の暑さに弱いので、サマーカットにしています。猫には快適、そして、多少、毛が短くなることで、随分、ブラッシングが楽になります。
ノルウェージャンフォレストキャットは、多少、手がかかる猫ですが、性格も良ければ、見た目も良い猫です。「動くぬいぐるみ」と思えば、毎日のお手入れも楽むことができると思います。