猫のライオンカットとは
猫のライオンカットとは、顔だけを残して猫の毛を本来より短く刈るカットのことです。猫にとって顔周りはとても繊細な部分なので、サマーカットをするときに顔だけを残して短くする方が多く、暑い夏になると大流行りするカット方法です。
このライオンカットは自宅でバリカンを使って行ってもいいですし、トリマーにお願いをしてもいいでしょう。短毛の猫ならば、サマーカットをする必要はないですが、長毛種の猫や毛が厚いダブルコートの猫の場合、ライオンカットは暑さ対策として大変有効な手段だと言えます。
猫のライオンカットの方法
猫のライオンカットの方法は、顔としっぽの先や足先だけを残してバリカンで短く毛をカットしてあげるだけです。ライオンカットの注意点は、敏感な部分は決してカットしないようにすることです。
また、カットをしたことがない方はハサミを使うと怪我の原因になりますので、できればバリカンを使用するようにしましょう。
こちらは外国の動画ですが、猫のライオンカットのやり方がわかりやすくかつ丁寧に解説されていますので、気になる方はぜひチャレンジしてください。
ただバリカンでカットをするときは、あまり肌に強く当ててしまうと傷つける原因となります。また猫によってはバリカンの音に驚いてしまう可能性もありますので、もし無理そうだったり、腕に自信がない場合は無理をせずにペットサロンにまかせるようにしましょう。
猫のライオンカットの料金の相場
ライオンカットの料金
猫のライオンカットの相場はだいたい、1万円~1万5千円くらいのところが多いようです。一般的に短毛種よりも長毛種のほうが値段設定が高いほか、その猫のコンディションにもよって価格は変動します。
また、毛玉が多くできる、もしくはすでに毛玉ができている猫なら、ライオンカットにする料金は少々高くなりがちのようです。
しかし、毛玉ができやすい猫の場合、毛玉ができることで皮膚に疾患が及んだり、動きづらくなることもあります。そのような事態を防ぐためにも、ライオンカットは大変効果的だと言えます。
ライオンカットをしてもらう場所
ライオンカットをしてもらう場所はペットサロンの他にも動物病院でも行ってもらえる場合があります。ただ動物病院によっては、皮膚への疾患が認められた場合にしか行ってくれないところもありますので、もし動物病院でライオンカットをしてもらいたいと思うならば事前に問い合わせをして、猫のライオンカットをしてもらえるのか確かめるようにしましょう。
また、猫は外出が苦手な子も多く臆病な性格なので、ペットサロンに連れていくのは忍びないと考えている優しい飼い主様もいらっしゃるでしょう。そういった場合は訪問でカットしてもらえるトリマーさんを探すのもおすすめです。
価格は少し高くなりますが、愛猫のストレスを考えるとそちらを選択するほうが無難かもしれませんね。
猫のライオンカットのメリット
- 毛玉が解消される
- 暑さ対策として有効的で熱中症予防になる
- 皮膚の状態を確認しやすくなり異常にすぐ気づける
- 被毛が汚れずに清潔な状態で生活をしてもらえる
- シャンプーやドライヤーがしやすくなる
- 被毛が落ちる量を軽減でき掃除が楽になる
猫にライオンカットをしてあげたいけど、何だかかわいそうな気がする。そんな心配をしている飼い主様もいるでしょう。
確かに猫にとって抑えつけられて毛を刈られるというのはストレスになりますし、本来なら刈らずに生活をしているのですから、ライオンカットをする必要は厳密にいうとありません。
ただ猫をライオンカットすることで、見た目が可愛くなるという理由だけではなくさまざまなメリットが存在しているのも事実です。
猫のライオンカットをすることには賛否両論ありますし、猫にとっては何が一番いいのかは飼い主様も考え方次第です。しかしライオンカットをすることで得られるメリットもたくさんありますので、ライオンカットをするかしないかはしっかりと考えるようにしましょう。
まとめ
ライオンカットは猫にとっていいのか悪いのか?それはその猫の生活スタイルや、どのような状態なのかによって異なってきます。被毛が汚れやすく毛玉が多い猫ならライオンカットはとてもおすすめですが、現状困っていないならば無理にしなくてもいいという考え方もできます。
ただライオンカットにはメリットもあるのは確かなので、するかしないかは愛猫の様子を見ながら考えるようにしましょう!