猫の目やにが多い原因
猫の目やにが多い原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。
猫がいつもよりも目やにが多いと、「大丈夫かな?」「涙がでてるから泣いているのかな?」「目やにが異常に多いかも」などと、不安になってしまいますよね。そこでここでは、猫の目やにが多い原因について、ご紹介させていただきます。
異物が入ったから目やにが多い
猫は、ホコリや被毛などの異物が猫の目に入ってしまったときに片目だけ目やにが多くなったり涙がでたりすることがあります。
こちらの場合は病気の心配はなく、涙と目やに以外の症状も特にありません。涙を流すことによって異物が取り除ければ、痛みはおさまるのですがしばらく続いているようであれば動物病院を受診するようにしてくださいね。
喧嘩などによって目を傷つけたから目やにが多い
猫同士の喧嘩によって目が傷ついた場合などに目やにが多くなることがあります。
片目を上手に開けることができていなかったり、しょぼしょぼとしていたり、涙を流しているようであれば目に傷が入ってしまっていることが考えられます。
傷が入っている場合は悪化をしてしまうと、結膜炎や感染症も引き起こしてしまうこともあるので早めの治療が必要です。
逆まつ毛があるから目やにが多い
猫は人間と同様に逆まつ毛によって目に刺激があり、目やにが多くなることがあります。
このような場合には、白っぽい目やにがでるといった症状があります。逆まつ毛が取り除ければおさまりますが、2~3日続くようであれば動物病院へ連れていってあげましょう。
これらのようなことが原因によって目やにが多くなってしまったり、涙を流したりすることがあるようです。
しかし、これ以外にも病気が原因によって目やにが多くなってしまっていることもあります。そこでつづいては、猫の目やにが多いときに考えられる病気について、ご紹介させていただきます。
猫の目やにが多いときに考えられる病気
猫の目やには、放っておいてはいけないものもあります。飼い主も愛猫の目やにが多い原因が、病気であれば心配になってしまいますよね。そこでここでは、猫の目やにが多いときに考えられる病気について、ご紹介させていただきます。
アレルギーにより目やにが多い
猫は、花粉やハウスダストが原因によって目やにが多くなってしまうことがあります。こちらはアレルギーが原因なのですが、目やにが多くなる他にも
- くしゃみ
- 咳
- 鼻水
などの症状があります。花粉は、花粉症が流行る時期に、目やにがひどくなる傾向にありますので、アレルギー症状があれば早めに薬をもらうようにしておくと良いでしょう。
外傷性結膜炎により目やにが多い
猫は、喧嘩などによって目を傷つけてしまったあとに悪化をすると、「結膜炎」になってしまうことがあります。外傷性結膜炎になると、黄色の目やにや膿が出てしまうという症状もあり、猫は目をしょぼしょぼと、まばたきするようになります。
クラミジア感染症により目やにが多い
猫のウイルス感染の中でも多いのが「クラミジア感染症」です。クラミジア感染症になると、黄色い目やにが多く出たり、結膜炎になったりします。その他にも
- 涙がでる
- 片目から両目に感染する
- 鼻水がでる
などといった症状があげられます。多頭飼いの場合には、他の猫にもうつって目やにが多いなどの同じ症状がでてしまう可能性もあるので早めの治療が必要です。
猫風邪により目やにが多い
猫風邪はヘルペスウイルスやカリシウイルスなどが原因で引き起こされます。目やにがでるだけでなく、人間の風邪のような症状がでて、発熱を伴いぐったり元気がなくなることもあります。食欲不振などによって他の病気を併発してしまうこともあるので早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
マイコプラズマ性結膜炎により目やにが多い
眼球が腫れて目やにが多く出るときに、「マイコプラズマ性結膜炎」のことがあります。こちらは、肺炎の原因なので放置をしておくと命に関わってしまいます。目やにや涙が流れるだけでなく
- 息が苦しそう
- 目が腫れている
- 充血している
これらのような症状があれば、必ず病院を受診してください。
まとめ
猫の目やにが多くなるのは、ホコリや被毛などの異物が入ったりすることでよく起こります。しかし、いつもと様子が違ったり元気がなかったり、黄色や白っぽい目やにが多く出てしまったりしているようであれば、他の病気が原因になっている可能性もあります。
病気で考えられるものは
- アレルギー
- 外傷性角膜炎、角膜潰瘍
- マイコプラズマ性結膜炎
などがあげられます。マイコプラズマ性結膜炎は放置をしておくと悪化をして命に関わってしまいますので、これらのような場合には、動物病院を早めに受診するようにしてください。