猫の抱き方
- 猫の脇におなか側から手を入れる。
- 尻尾をおなか側に巻き込むようにして、お尻を支える。
- 上にそっと持ち上げる。
- できるだけ自分の体に猫の体をつけて安定させる。
猫を抱き上げる前に、脅かさないようにして、声かけをしながら、撫でて安心させてから、といったことも、猫をうまく抱くのに効果的です。
猫の正しい抱き方を動画でみる
猫が落ち着く抱き方
猫を持ち上げた後は、自分の体にできるだけ猫の体をつけて安定させます。後ろ足を支えて、空中にフラフラさせないようにします。
猫の体はなるべくお腹が上を向かないように、起こした状態で抱きます。
猫を支えている方の手はできるだけ動かさないようにして、猫の脇に入れた手で猫の上体をしっかり支えるようにしてください。
猫の正しい抱き方とそのメリット
猫をリラックスさせる
猫の抱き方の基本は、はじめに心を解してリラックスさせます。寛いでいるところを優しく撫でたり、ブラッシングが嫌な猫でなければ、優しく声をかけながらゆったりとブラッシングしてあげます。もし、寝てしまった場合は目を覚ますまで待ちましょう。
猫が目を覚ましたら、床に腰を下ろしたまま、優しく身体に密着させる様に抱っこしてあげましょう。もちろん、嫌がる様ならすぐに離してあげましょう。これを毎日続ければ猫が「抱っこは気持ちいい」と思う様になります。
猫の脇にゆっくりと手を差し入れる
立ち上がらず、猫がいる床に膝をついて、猫の脇に手を差し入れます。やんわりと猫の身体を自分に添わせて、少しづつ猫の身体を持ち上げて床から足が離れたら、足裏を丸める様に片手をお尻や足の下に入れて安定させます。
この抱き方で猫が嫌がる様なら、すぐに止めてあげましょう。身体をくねらせる、前足を突っ張る、など愛しい猫なら、「嫌だ!」と言うサインを出しているのは分かりますよね。決して猫に無理強いはしない様にしましょう。
気温が低い時間帯を狙う
抱っこ嫌いの猫でも、寒さを我慢する事は出来ません。飼い主さんの抱き方が嫌いでも、温かい飼い主さんの膝の温もりの魅力には叶わない筈です。部屋中の暖房を切り、飼い主さんがいるところ以外は暖をとれる場所がない状態にし、床の上であぐらをかきます。
そうすると、暖かく気持ちよく眠れる場所を求めて、猫が飼い主さんの側にやってきます。心から信頼している、大好きな飼い主さんならきっと膝の上に乗って来ます。
ですが、その時点でいきなり抱っこしてはいけません。猫にしたい様にさせ、のんびりと飼い主さんも一緒に寛いでいて下さい。そして、丸くなって寝始めたら、その穏やかな眠りを妨げない様に、自分の掌の温もりが猫の身体に染み込ませる様な気持ちで優しく、柔かく、猫を撫でてやります。
猫の抱き方をマスターするメリット
猫が大人しく抱っこさせてくれるのであれば、猫の被毛や皮膚の状態、口臭、目や耳の異常に早く気がつく事が出来ます。また、猫の抱き方をマスターしておけば、災害時に避難したり、獣医さんに連れて行く際、楽にケージに入れる事が出来ます。抱っこが嫌いな猫を、抱っこ大好き猫に少しでも近付ける様に飼い主さんがしっかりと抱き方をマスターして歩み寄っていきましょう。
基本的に猫は抱っこを好まない
個体差はありますが、基本的に猫は抱っこをあまり好みません。その理由をいくつか考えてみましょう。
抱かれた後に強烈に嫌な事があり、トラウマになっている
例えば、野良猫の子猫を連れて帰る時、抱き上げたとしたら、「どこに連れて行かれるか」と、物凄く不安になっていたかも知れません。その後病院に連れて行かれて注射をされたり、点滴されたり。猫の為だと思ってした事でも、「抱かれたから怖い目にあった」と思い込んでいても不思議ではありません。
またゆっくりと寛いでいる時、その愛らしさに思わず抱き上げてしまう事もあると思いますが、それも猫にとってはとても迷惑で、「嫌な事」と認識しているかも知れません。しかもその抱き方が良くなかったら…嫌がる事をしているのだから、抱っこが嫌いなるのも当然ですね。
抱き方が嫌い
いつ落とされるかわからない様に抱きかかえられて、しかも人間が立ち上がったぐらいの高さで身体を拘束されたら、例え猫がどんなに身軽でも不安になるのも無理のない事です。猫が安心して身を委ねられる様な上手な抱き方を身に付けましょう。
抱っこをしてくる人の匂いが嫌い
人間にとっていい香りのする柑橘類の香水や、嗜好品である煙草の香りは猫にとってはとっても苦手な悪臭と感じています。飼い主さんの事は大好きでも、その悪臭を鼻先に突き付けられるのは我慢ならない事なのです。
猫の抱き方に関するまとめ
猫の抱き方についてお伝えしてきました。子猫や、若い猫なら抱っこが嫌いだったとしても克服するのにそう時間はかからないかも知れません。けれど、野良生活が長く警戒心が強い猫だと、とても時間がかかります。それこそ年単位はかかる可能性も覚悟しておきましょう。愛しい猫との幸せな時間と、猫の健康の為に正しい猫の抱き方をマスターして、猫とのコミュニケーションを続けましょう!
30代 女性 ひぃーちゃん
マーブルは、基本、抱っこされるのが好きでは無いみたいですが、人間の赤ちゃんを抱っこするみたいに、後ろから抱えるように抱っこをしてあげると、嫌がらずに抱っこをさせてくれます。
ミルは、捨てらてた所を保護して、3ヵ月の時に、我が家に来ました。その頃は、マーブルと同様な抱き方をしていましたが、日に日に、私の肩に手を掛けて、掴まるようになっていました。それから、私の肩を好むようになり、今では、人懐っこく、お姫様抱っこをして見たり、私の膝の上に乗っけたり、基本、抱っこを嫌がったりはしません。
病院に連れて行く時は、キャリーバックなどを利用しますが、時には、抱っこが必要になって来る事が有ると思うので、猫にとって良い抱き方を勉強したいと思います。
40代 女性 takako
抱っこができないと、万が一災害があったときに守ってあげられなくなってしまうので、慣れてくれて本当によかったです。改めて、猫との信頼関係の大切さに気づかされました。
女性 Keiko
30代 女性 tonakai
抱っこが苦手でも歯磨きや爪切りなど体のケアをするには抱っこが欠かせません。我が家の猫は、抱っこしながら声をかけてあげると大人しくしてくれることが分かりました。名前を呼ぶ他に、「おりこうさんだね。えらいね。」など話しかけると、言葉の意味を理解しているのか、うっとりとした顔になってくれます。ですが、体のケアが終わると「降ろせ!」とすぐに逃げてしまいます。抱っこしてゴロゴロと鳴いてくれる日が来るのはまだ遠いようです。
女性 Hanabi
病院へ連れて行くときは気配を察して逃げ隠れはするけど、いよいよつかまると思ったら観念してしまい、キャリーに入れるときは無抵抗で、病院でもおとなしくじっとしています。薬を飲ませるのも大丈夫だし、ブラッシングも大好き。爪切りはちょっと苦労するけど、まあ生活のあれこれはなんとかなっているので、抱っこが嫌いでもしょうがないかな~。
ちなみにオスのほうは抱っこ好きで、爪切りでも何でもおとなしくやらせてくれます。きょうだいでも性格は全然違っておもしろいです。
30代 女性 ケロキ
30代 女性 ネコマタ
まさに気分屋なので、ツンとデレの差が激しいタイプです。
抱っこも、時と場合によりけり。
タイミングを間違えると猫パンチがさく裂…痛いです。
私自ら抱っこに向かうと、痛い目に合うので、猫様から寄ってきてくれる時に膝抱っこすると、ゴロゴロもおまけに付けてくれて、デレタイムがはじまります。
ここ数年の観察で、なんとなく、タイミングとして抱っこタイムは夜が多く、お腹も満たされて、ひと遊びも終えて、自分の欲望を全て満たした後に、抱っこさせてくれる気がします。
私は、抱っこするときに力が入ってしまうのか、あまり抱っこ上手ではないみたいです。
猫様待ちが基本ですが、同じ空間で過ごせることに幸せを感じている日々。
我が家の猫様は、私自身にとっての癒し処であることは間違いありませんが、誰かに抱っこのコツをレクチャーして貰って、猫パンチのない抱っこを、たくさんしたいと思っています。
40代 女性 りきまる
面白いもので、みんな性格がバラバラ。時たま全員同じ動きをする猫を特集で見る事もありますが、我が家の3匹は微妙な距離感を保って生活しています。
抱っこが大好きなのは、一番古株の16歳のおばあちゃん猫。
子猫の頃から比較的おっとりしていて、抱っこすると、されるがままタイプです。
3匹とも私の抱っこは好きですが、5歳の息子の抱っこは苦手の様で、逃げ遅れない限り、抱っこさせて貰えないのが、息子にとってご不満の様子。
母親の私から見ても、息子が猫にする抱っこは危ういと感じるので、声を掛けますが、聞き耳持たずで、やはり5歳。
ぬいぐるみ感覚なところがあるのかもしれません。
その対応にストレスを感じてしまっている部分があるので、最近は息子と猫達の距離感も、適度に私が調節しています。
抱っこが大好きな猫3匹と息子に囲まれるのは、なかなか心地よいです。
20代 女性 阿部
20代 女性 ユキ
20代 女性 UMI
女性 ひなママ
そして猫にも嫌いなニオイがあるのは知っていましたが、猫が抱かれるのを嫌がる理由にも飼い主についているニオイが嫌だ!という不満がある場合も・・・という所までは、気が回っていませんでした。
喫煙者がいる為、タバコのニオイが嫌で抱かせてくれない可能性もあるかもしれませんね><猫が好む抱き方をするのも、なかなかむずかしいですが、猫が抱かせてくれるように少しずつ努力していきたいとおもいます!
20代 女性 レオ
猫ちゃんが異常に抱っこを嫌がる、急に嫌がるようになったなら病気を疑ってみるのも有りかもしれません。
40代 女性 ママにゃん師走
なるほど、基本は猫ちゃんは抱っこ嫌いなのですね。うらやましい限りですが、ラグドールなど猫種により抱かれ上手な子もいますね、
我が家の子も例外にもれず抱っこ大嫌いですが、薬を飲ませたり歯磨きをする時は隙をぬって、ちょっとだけ無理に抱っこをします。この行為で、結局はますます抱っこ嫌いにさせているのですね。嫌われないように抱っこをしようと考えてましたが、私が根本的に猫の行動を理解しようとしていなかったとわかりました。
なるほど、猫と同じ目線で、「気持ちよい=抱っこ」と刷り込めれば良いのですね。一番可能性のある方法は、部屋を寒くして飼い主の膝のみを温かくするいう項目でした。一度試してみたいと思います。
そして、抱っこの大切さは、病院や投薬だけではなく災害時にも必要になってくるのですね。
日頃のスキンシップと地道な信頼関係も築きながら、暖かいところ好きという猫の特徴を生かし、抱っこという高い壁を乗り越えたいです。
女性 ひなまま
我が家の猫たちも抱っこは苦手なのですが、こちらの記事にあるとおり気温が低く寒い時なんかは、いつもより長い時間抱っこさせてくれます(*^^*)
そして7匹の猫がいる我が家ですが、どうやらオス猫の方が暴れることなく抱っこをさせてくれることが多いように感じます。逆にメス猫たちは寒かろうが、気分が良かろうが、私に抱かれると爪を立てて顔をひっかいてきます;;
それでもしつこくしてしまいがちですが・・・嫌がっているサインを出してきたらすぐにやめてあげる、これが一番です(´;ω;`)(でなければ私みたいに嫌われてしまう可能性が・・・笑)
40代 女性 かな
前足の脇に手を入れることと、おしりをしっかり支えることを特に教わりました。
なので、猫ちゃんを抱くことは得意です。
ですが、猫ちゃんが体調悪いときや、機嫌が悪いときには抱っこをしないように心がけています。
30代 女性 匿名
香水はつけてないし、タバコも吸わないし、洗濯洗剤も母と同じなので、違いと言ったら父譲りの軽度ワキガ…。これで嫌がられているなら悲しいなあ。
50代以上 女性 ぱむめ
抱くことは、そんなとき位でしたが、いつの間にか肩に寝そべる様な乗り方をするようになり、今では時々、私が立ってると飛び乗ってきたり、子供が抱っことせがむ様に足に背伸びしてきます。
とても愛らしい!(笑)
3歳になった今では、椅子に座ってると暖を求めて抱っこさせてくれますが、ツンデレなとこもあるからすぐに、降りちゃいますね。
要求されると可愛いもんです。
40代 女性 チャッピー
普段のリラックスタイムのときは私にお尻をくっつけて寝てるのでそれは嬉しいんですけどね。
抱っこ=嫌なことがある(病院とか爪切り)とならない様にちょいちょい抱っこ練習しつづけます。
おやつ、使ってみようかな。