猫の毛並みが悪いのはどうして?6つの原因

猫の毛並みが悪いのはどうして?6つの原因

猫の毛並みは、物を言うことが出来ない猫にとって体調の良し悪しを表す限られた部分のうちのひとつです。最近愛猫の毛並みが割れている、毛艶が悪いと感じたら、何が原因なのか探して突き止め、対策をしてあげましょう。

猫の毛並みが悪くなる原因

綺麗な毛並みの長毛猫

1.乾燥している

人間も、特に冬になるとカサカサして乾燥が気になりますよね。猫ちゃんも、乾燥すると毛がパサパサして毛割れが発生したりします。水分補給をこまめにとるように、新鮮な水を複数箇所に用意する、又はごはんにウェットフードを混ぜるなど、対策をしてあげましょう。

2.グルーミングが足りない

グルーミングをあまりしないでいると、古い毛がそのままになりボサボサになって毛並みが悪くなります。グルーミングをしなくなる理由としては、口内炎が考えられます。水をあまり飲まない、食欲も落ちたなど同時に見られるようであれば口内炎の可能性も高くなりますので、獣医師さんに診てもらいましょう。

3.ストレス

ストレスが溜まると、免疫力が下がり体調を崩しがちです。そうすると、毛並みにも現れて毛が割れたりパサパサしたりします。ストレスの原因を見つけ出し、取り除いてあげましょう。

4.高齢

シニア猫ちゃんになると、どうしても栄養の吸収が悪くなり毛並みも悪くなりがちです。だからといって、高脂質、高カロリーのフードにしてしまうと内臓に負担がかかり過ぎてしまうので、フードを変える場合は注意が必要です。

5.アレルギー

食べているフードにアレルギー反応を起こしている場合、毛並みが悪くなると同時に嘔吐や下痢、頻繁に痒がるなどの症状が現れることがあります。安いフードは、アレルギーになりやすい小麦やトウモロコシが多く含まれていることが多いので、アレルギー反応を起こす可能性が高くなります。

しかし、鶏肉、牛肉、卵など、高いフードに入っているものにもアレルギーを起こしてしまう子もいるので、高いフードだからアレルギーにはならないという訳ではありません。しかし、安いフードに比べて食材に気を使って作られている高いフードの方がアレルギーにはなりにくいと言えるので、お財布に余裕があれば高いフードも検討してみると良いです。

6.内臓疾患

内臓のどこかが悪いと、毛並みにも影響が出ます。猫は体調が悪くても表に出さず、飼い主さんも気づきにくいです。特に、嘔吐、下痢、食欲がない、元気がない、などの症状が見られたら注意が必要です。手遅れになる前に、少しでもおかしいと思ったら獣医師さんに相談しましょう。

猫の毛並みを良くするためには

ブラッシングされている猫

毛並みをもとの毛艶に戻すためには、まず原因を見つけてあげることが大切です。それと同時に、

  • 寝床と猫の身体を清潔にする
  • ブラッシングをする

この2つも行うようにしましょう。

寝床と猫の身体を清潔にする

猫が良く使うスペースに、フケやダニが多く発生していると毛並みに影響も出ますし衛生的にも良くありません。猫ベッドなどはこまめに掃除し、猫の身体も年に一度はシャンプーしたり拭いてあげたりしましょう。

ブラッシングをする

ブラッシングは、古い毛を取るだけではなく、血行も良くしてくれます。定期的にブラッシングをすることで毛並みが良くなった子もいますので、1日に1回程度でブラッシングしてあげましょう。

まとめ

飼い主に抱かれる長毛猫

猫の身体は、血液が総入れ替わりするのに三ヶ月かかるそうで、それにより毛並みに影響が現れるのもおよそ三ヶ月後と言われています。飼い主さんによっては一ヶ月後、二ヶ月後から効果が実感出来たと感じる人もいますが、対策をしたといっても2〜3日で毛並みが良くなるようなことはほぼありませんので、最初は効果が見られなくても猫の状態を見ながら根気よく続けていくことが大切です。

スポンサーリンク