猫の毛ぶきが悪い…ふさふさにしてあげたい時の対処法

猫の毛ぶきが悪い…ふさふさにしてあげたい時の対処法

長毛種がふさふさ立派ですと見ているだけで幸せになれます!しかし猫も様々な原因によって毛ぶきが悪くなることがあります。毛ぶきを良くするための方法をご紹介いたします。

猫の「毛吹き(けぶき)」とは?

寝るフワフワの猫

猫の「毛吹き」とは、子猫から大人への成長に合わせるように毛がフサフサと伸びてくる事を言います。
元々は犬の専門用語のようで「被毛が生えている密度と長さの状態」を「毛吹き」といい、犬では長毛種や短毛種は関係なく全ての犬種に適用されるようです。

猫では、特に長毛種の被毛のフサフサ具合を確認するために言うようです。ノルウェージャンフォレストキャット、サイベリアン、メインクーンやラグドール、ペルシャやヒマラヤンなどの被毛の状態です。
顔の周りの被毛や胸毛が立派になり猫の表情は子猫から大人になってきます。
そして身体全体、輪郭が分からないほどにたっぷりの被毛になります。

猫の毛ぶきの悪い原因

フードの栄養が成長過程と合わない

ご飯を食べている長毛猫

猫の食事が成長過程に合っていないと毛ぶきが悪くなることがあるようです。特に猫の毛ぶきの集中的におこる成長過程において栄養が不足している可能性があります。

被毛のお手入れが足りない

猫はお風呂に入らない代わりに、猫自身を綺麗にする脂を持っています。
猫のグルーミングだけでは足りないのですが、ブラッシングが嫌いな猫も多いので毛が絡まり皮膚の代謝にも影響が出てきます。

猫の病気による影響

皮膚病、ノミやダニなど寄生虫による病気、そしてストレスなどにより猫の育毛がうまくいかなくなっている可能性があります。
その他にも猫の身体の調子が悪いと毛ぶきが悪くなる場合があります。

猫の毛ぶきを良くするためには?

きれいな毛並みの長毛猫

フードの見直し

毛吹きなど被毛の状況を良くするには、ビタミンA、タンパク質、アラキドン酸のしっかり含まれているフードが適しています。
猫種にあったキャットフードが販売されていますので、お試しいただくのはいかがでしょうか?

どの世代にも大丈夫な素晴らしいプレミアムフードが販売されていますが、多くの商品は脂肪分が高く設定されています。健康を心配する必要のない猫には問題がありませんが、肥満気味であったり持病のある猫には与えること自体に注意が必要です。

効果のあるブラッシングやシャンプー

皮膚の代謝をあげると毛ぶきに良い効果があるようです。
猫自身のグルーミングだけでは足りませんので、飼い主がブラッシングをプラスすることが大変に大切です。
毛の絡みを防ぐように、そして皮膚の代謝を促すようにマッサージするようなイメージでブラッシングをしてあげてください。毛が絡まっている時は。ハサミで注意をしながらカットしたり、子供のからまった髪の毛を直すような気持ちでブラッシングしてあげてくださいね。

毛の絡まりが酷く皮膚の代謝がうまくいっていない時はシャンプーの必要があるかもしれません。獣医師おすすめのシャンプーもあります。

病気の治療

人間も身体の調子が悪いと「顔色が悪い」と言われるように、猫も毛ぶきの悪さは何かの病気が原因かもしれません。
引っ越しがあったり、新しく同居の家族が増えたり、猫は突然の出来事が苦手なのでストレスを溜めて毛ぶきが悪くなる事があります。

毛ぶきがあまりにも悪い場合は、一度獣医師にご相談いただくのも良いのではと思います。

サプリメント

猫用の育毛剤はありませんが、オリーブオイルをほんの少し塗ると産毛が生えてきたというお話しもあります。猫は少しならオリーブオイルを舐めても大丈夫ですので、身体につけても安心ですよね。

人間もそうですが、腸内環境が良くないと「毛吹き」を含め様々に影響が出てしまうようです。
色々なサプリメントが販売もされているようですから、取り入れるのも良いのではないでしょうか?

まとめ

雪の中活発な長毛猫

猫の毛ぶきが悪い…ふさふさにしてあげたい時の対処法をご紹介しました。
猫のモフモフを楽しめるのは飼い主の特権でしょうか?
飼い主さんにも色々と心配をする方、あまり気にしない方と様々にいらっしゃると思いますが、毛吹きは愛猫の健康状態を知るバローメーターの一つです。
これからも皆様の愛猫との生活が充実しますようにお祈りしております!

スポンサーリンク