猫を飼うのを反対されたら?
猫を飼いたいのに家族に反対されて飼えない!そんなジレンマを抱えた時はまず、家族が反対する理由から、紐解いて行きましょう。理由によって、対処法が異なります。猫を飼う事に反対される理由は、以下の事柄が多いようです。対処法と合わせて、見ていきましょう!
- 臭い
- 汚い
- 世話が大変
- お金がかかる
- 猫アレルギー
- 猫嫌い
- 猫に狙われそうな小動物がいる
- 家が傷つく
臭い
猫自身はそれほど臭いはありませんが、排泄物の臭いは確かに、かなり強烈です。トイレ掃除をマメにしたり、システムトイレを使ったり、場合によっては電動式トイレを導入すれば、臭いはだいぶ防げるでしょう。
汚い
野良猫はなぜか、「病気を持っている」というイメージを抱いている人が多いです。確かに野良猫はかなりの確率でお腹に寄生虫がいたり、感染症にかかっていたりします。そのような事から「不衛生だから飼いたくない」と反対されるようです。
ですが、きちんと治療を行えば、健康になります。体が汚れていたら、シャンプーしてキレイにしてあげましょう。真っ黒でヨレヨレの猫を洗ったら、別猫のようにふわっふわになった、という例は後を絶ちません。
世話が大変
猫を飼うことは、命を預かることです。途中で嫌になったからと言って捨てると、犯罪になります。猫の寿命は完全室内飼いで15年程と言われていますから、長い期間毎日欠かさずお世話しなければいけません。でないと、死んでしまいます。
子供が猫を飼いたい、と言った場合、最初は「面倒をみる」と言っていても、結局は母親が世話をすることになるパターンも多いです。それを見越して、反対されるケースはありがちですね。
絶対に自分で猫の身の回りの世話をする覚悟を決め、その決意を伝えましょう。本気度をアピールする為、もし世話をしなかったら◯◯、と自分が不利になるような交換条件を付けても良いでしょう。ここは、粘り強い交渉が必要です!
お金がかかる
猫を飼うとなると、毎日のご飯代やら猫砂代、病気になれば病院代と、費用が掛かってきます。それを良しとしない家族もいるでしょう。出来る限り猫の世話にかかるお金は自分で出す事でしか、説得は難しいかもしれません。
猫アレルギー
家族の中には、猫アレルギーを持つ人がいるかもしれません。猫アレルギーを治す方法は今のところ見つかっていない為、こればかりはどうしようもありません。
なるべく室内に毛が飛ばないようにする、別部屋で飼うなどの対策を出来なくはないですが、一つの部屋に閉じ込められるのは、猫にとってストレスになるかもしれません。アレルギー症状が酷くなれば、やはり手放さなければいけなくなる可能性も。そうなれば、猫が1番の被害者になってしまいます。
家族に猫アレルギーの人がいる場合は諦めるか、別の家に住んで飼うしか道はなさそうです。猫好きだけど猫アレルギー、でも飼ってる、という人もいますが、そこまで家族が猫好きなら、飼えそうですね。
猫嫌い
過去に猫に引っかかれたなどして、トラウマがある場合。また、糞尿被害で猫に対して良いイメージを持っていない。何となく猫の目が怖い、鳴き声が気に入らないなど、そもそも猫が嫌いな場合、反対も強くなるでしょう。
ですが、一緒に暮らしていくうち、猫嫌いだったのに猫好きになる人も、少なくありません。なるべく大人しくてトイレのしつけがしっかり出来ている猫だったら、もしかして可能性があるかも知れません!?どうしても猫嫌い、と言われてしまう場合、無理はしない方が良いでしょう。
可愛い猫の映像や、ペットショップなどに連れていき、猫のかわいさアピールをしても良いですが、やり過ぎると逆効果ですので、さりげなく、猫アピールをしてみてはいかがでしょう?
猫に狙われそうな小動物がいる
ハムスターや鳥などは、ペットとして人気がありますが、既にそれらを飼っている場合、猫に襲われそうで嫌だ、という家族もいます。
この場合、生後2週間~7週間までの子猫を飼うと、小動物を獲物と思わずに育ちます。他の動物と一緒に育った子猫は、成猫になってその動物を獲物と見なさなくなるのです。ですから飼う時は、生後7週間以前の子猫を見つけると良いでしょう!
ちょうどその時期は、子猫が社会性を学ぶ社会化期の真っ最中ですので、できれば家族まとめてが望ましいですが...。ちょっと難しいでしょうか。
家が傷つく
猫の爪とぎで家や家具が傷つく、スプレーで汚れる事などを嫌う人もいます。猫の好きな素材の爪とぎを用意しておくと、きちんとそこでしか爪とぎしない猫になる場合が多いです。スプレーに関しては、不妊手術で収まることも。
まとめ
猫を飼うことを家族に反対された時は、いきなり猫アピールをして自分の主張を披露するのではなく、なぜ飼いたくないのか、理由を聞いた方が近道です。
猫に対する誤解や偏見がある場合もありますし、アレルギーなどどうしようもない理由でダメな場合もあります。いずれにせよ、まず反対する理由を聞いてから、対策を考えましょう。
どうしても反対で、でもどうしても飼いたい場合は、一人暮らしをする方法もあります。それだけの手間をかけるのも...と思うかもしれませんが、猫との暮らしは何ものにも変えがたい、かけがえのないものです。もちろん家族も大事ですので、皆にとってベストな方法を考えていくと良いですね!無事に猫が飼えることを、お祈りしています。