猫にとって最高の生き方とは?大切な4つの事

猫にとって最高の生き方とは?大切な4つの事

大好きな愛猫に、幸せに生きて欲しい、と思うのは、飼い主さん共通の願いでしょう。猫にとってはどんな生き方が、最高の生き方なのでしょうか?そこには物理的なモノだけじゃない、猫が幸せと思うものがありました。

猫にとっての最高の生き方は?

お腹を出して眠る猫

猫にとって最高に幸せな生き方とは、何なのでしょう?人によって違いがあるように、猫にとっても何が幸せなのか個体差はありますが、共通していると思われる項目を、挙げてみました。

  • 愛情(心の拠り所がある)
  • 飼い主さんが笑顔でいること
  • 快適な生活環境
  • 安全が保たれている

愛情(心の拠り所がある)

あるアニマルコミュニケーター(動物と会話する人)によると、愛し合えたり、信頼し合えたりする相手がいることが、猫の一番の幸せだと言います。野生では単独行動をする猫ですが、それはそうせざるを得ないからであって、心の中では他の何かと繋がっていたい、と思っているのようです。ですから、飼われている猫さんで飼い主さんと信頼関係が築けている場合、とても幸せを感じてくれている、と思って良いのではないでしょうか?

飼い主さんが笑顔でいること

子供と一緒にくつろぐ仔猫

猫にとって大好きな飼い主さんが、落ち込んで悲しんでいるのは、見たくないようです。その気持ちは猫にも伝わるので、やはり、飼い主さんが笑顔で楽しそうにしているのが一番!愛猫を最高に幸せにするには、飼い主さんも幸せでいる事です。

快適な生活環境

完全室内飼いの猫が増えていますが、窮屈でかわいそう、と思う方もいらっしゃるでしょう。ですが猫は、寝床とご飯、トイレ、適度な運動スペースがあれば、それほど広い縄張りは必要としないのです。家の中にその4つが揃っていれば、猫は満足して生活しているようです。ただ、猫は質にこだわりがある傾向があるので、快適な寝床、美味しいご飯、清潔なトイレ、上下運動ができるスペースを用意するよう、注意しましょう。

安全が保たれている

猫に限った事ではありませんが、身の安全が確保されている環境は、幸せに暮らす為、重要です。家の中であれば外敵は来ないので安心ですが、多頭飼いや他のペットと暮らす場合には、猫がストレスを感じないような工夫が必要です。また、外に出る猫さんの場合は、思わぬ事故や喧嘩に遭ったりする可能性がありますので、十分に注意してあげてください。

猫の欲求段階について

立ち上がっておねだりする仔猫

人は5段階の欲求段階があると言われていますが、猫にも3段階の欲求段階があるようです。それは、生理的欲求・安全欲求・行動欲求です。これらの欲求を把握し、猫が幸せに暮らせるように工夫してみると、より快適な生活を楽しんで貰えるのではないでしょうか?猫の欲求について、詳しく見ていきましょう。

生理的欲求

生理的欲求とは、食べる、眠る、排泄、体温維持、呼吸という、体を維持する上で必要な欲求のことです。この欲求を満たす為には、猫にとって必要な栄養、睡眠を十分取らせる事、排泄をさせる事、体温調整をする事です。元気で健康的な生活を送れるように、心がけてあげましょう。

安全欲求

紙袋にかくれる猫

病気や怪我を回避するのが、安全欲求を満たすことにつながります。猫に危険のないような室内環境を整える、ワクチン接種や定期的な健康診断などが、安全欲求を満たす上で大切です。完全室内飼いにするのも、これに当たります。

行動欲求

行動欲求は、身づくろい、隠れる、距離を保つ、触れ合う、探索、遊ぶ、交尾です。生命維持には直接関係がないのですが、極めて重要な欲求の為軽視せず、十分に満たせるよう、工夫しましょう。

身づくろいの欲求を満たすには、毛づくろいを始め、爪とぎや日向ぼっこができる環境を整えます。隠れるは、猫が身を隠せる場所を、作ってあげましょう。壁際を隠れ場所にする猫が多いので、隠れ家を壁にくっつけて作ってあげると、良いかもしれません。

特に多頭飼いの場合、他の個体から2m以上は離れられるスペースが必要です。横方向だけでなく、縦方向にも居場所を作ってあげましょう。また、猫は寂しくなると自分から身を寄せてきますので、その時には十分に触れ合うようにしてあげてください。

おもちゃやご飯をどこかに隠しておいて、それを探させると、猫は喜びます。また、外を眺められるようにしておくのも、有効です。おもちゃで一緒に遊んだり、新しいおもちゃを取り入れるのも良いでしょう。交尾の欲求を叶えるのは中々難しい為、不妊手術を行うことでその欲求を和らげることができます。

まとめ

立ち上がり両手を広げる白猫

猫をはじめとした動物の幸せを考えることを、「アニマルウェルフェア」と言います。この世界に生きるのは、人間ばかりではありません。他の動物もたくさん住んでいますし、動物以外の生き物もいます。人間本位にならず、皆が快適に暮らせる環境を考えていくのも、必要です。

かのガンジーは、その国家の偉大さやモラルの成熟度は、動物の扱い方を見れば分かる、と言ったそうです。果たして今の日本は、胸を張っていられるでしょうか?日本という大きな単位でなくても、今の自分は猫を幸せにできているか、常に問いかける姿勢も、大切なのではないでしょうか?

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