二匹目の猫をお迎えする時、相性のいい性別
先住猫がオス猫の場合、二匹目の猫はメスが良い
二匹目をお迎えするときに考えたいのは性別の相性です。まず先住猫がオス猫で二匹目もオス猫にするのは注意が必要です。
二匹目もオス猫にすると、オス猫は元々縄張り意識が強いので、自分の縄張りを犯す新たな猫を受け入れにくい傾向にあるうえに、同じ縄張りを主張するオス猫に対して敵対心を向ける傾向にあります。
そのためオスの先住猫がいる状態で二匹目をお迎えする場合は、メス猫を選ぶ方が比較的うまくいきやすいです。
先住猫がメス猫の場合、二匹目はどちらでも大丈夫
また先住猫がメス猫の場合は、比較的縄張り意識が薄いのでメス猫、オス猫どちらでもうまくいきやすいです。
ただし、メス猫だからといって全てのメス猫が二匹目の猫に対して縄張り意識が薄いわけではありません。あくまでも個体差がありますので、先住猫の性格を見極めて二匹目を迎え入れるか決断をしましょう。
二匹目の猫をお迎えするタイミング
二匹目は先住猫が6ヶ月未満の時がベスト
二匹目の猫をお迎えするタイミングは特に重要です。二匹目の猫をお迎えするタイミングとして一番いいのは先住猫が6ヶ月未満で、6ヶ月未満の猫を受け入れることです。6ヶ月未満の猫は一般的に子猫と言われる月齢です。
子猫は新しい環境にも馴染みやすく、新しい猫が仲間に加わり新しい環境になったとしてもストレスをあまり感じることなく状況を受け入れるのです。そのため二匹目をお迎えしようと考えているなら先住猫が6ヶ月未満の時に実行するようにしましょう。
二匹目の猫が子猫でもいい
また先住猫が成猫で二匹目が子猫の場合も比較的うまくいきやすいです。成猫の場合、子猫を受け入れるかどうかはその性格や相性によって違いますが、二匹目が成猫の場合よりかは受け入れやすい傾向にあります。
ただし、二匹目が子猫のため、二匹目ばかりをかわいがっては、先住猫がヤキモチをやき二匹目を攻撃するようになってしまいます。そのため二匹目ばかりをかわいがるのではなく、先住猫を優先的に可愛がるように意識をしましょう。
先住猫が高齢猫の時は二匹目は見送る
もっとも注意をしたいのは先住猫が高齢猫の場合です。高齢猫は変化のない穏やかな生活を望みます。そのため、高齢猫は活発に動く子猫をストレスと感じやすく体調を崩す原因となります。先住猫が高齢猫の場合、二匹目を迎え入れるのは極力ひかえるようにしましょう。
二匹目の猫との相性の見かた
二匹目の猫に威嚇しないか?
猫同士の相性は、元々持っている性格や個性によって先住猫と二匹目の相性がいいか悪いかは変わってきます。そんな先住猫と二匹目の相性がいいのか見極めるポイントは、先住猫と二匹目が顔を合わせた時にお互いを威嚇したり攻撃したりしないかで見極めることができます。
二匹目の猫とのご対面は少しずつ慎重に
ただ、ここで注意をしてほしいのは二匹目を迎え入れる時にいきなり先住猫と合わせないことです。人間でも、突然知らない他人を「今日から家族だよ、仲良くしてね」と紹介されても困りますし、警戒してしまいますよね。
そのため、二匹目を迎え入れる時はまずは直接対面させるのではなく、先住猫と二匹目の猫を隔離した生活をさせて、日にちをかけて徐々に慣れさせていくようにしましょう。
先住猫と二匹目の猫、気の合う猫同士だったとしても最初の対面を失敗したら、お互いに警戒をしてしまいうまくいかなくなってしまいます。二匹目を迎え入れるときは慎重に行うようにしましょう。
二匹目の猫と先住猫を隔離できない時の対処法
二匹目の猫はケージに入っていてもらう
二匹目の猫を迎え入れた場合、その生活や先住猫と慣れるまでは隔離して生活をさせる必要があります。もちろん、部屋に余裕がある場合は隔離して生活をさせるのがいいでしょうが、部屋に余裕がないなどの理由で部屋の隔離が困難の場合は、ケージを使用して生活をさせるのがいいでしょう。
二匹目の猫がストレスを感じないようにケージに布をかぶせる
ゲージを使って生活をさせるときも、最初はお互いに直接対面させないように、白い布で隠すなどして二匹目の姿を先住猫が直接見ないように工夫します。
そうして段々と二匹目の存在になれてきたら白い布を取り外し、ゲージ越しに対面をさせることから始めましょう。二匹目を迎え入れるときの注意点はあせらないことです。ぜひじっくりと二匹目と先住猫の距離を縮めてあげるようにしましょう。
まとめ
先住猫と二匹目の猫が仲良くなるかは、飼い主がどれだけ二匹目と先住猫の相性を見極められるか?二匹目の猫との対面をいかに上手に行うかにかかっています。
時間はかかりますが焦らずじっくり相性を見て先住猫と二匹目が仲良くなるようにフォローしてあげましょう。