保護猫ビフォーアフター〜ろくくん〜
今回の主役は、3歳の男の子「ろく」くん。かわいらしいお名前は、おうちに迎えたのが6月だったことから授けられました。性格は、ちょっぴり臆病で淋しがりやの甘えん坊。普段は、先住猫の男の子で4歳の「タナヲ」くんにべったり甘えさせてもらいながら、仲良く暮らしています。
「昼寝から目が覚めると、私を含め誰か居ないか探し回り、大きな声で鳴いて呼び、見つければスリスリべたべた甘えまくります」
飼い主さんとろくくんが出会ったのは、6月末のこと。タナヲくんが、網戸越しに庭を見つめながら、いつもとは違う鳴き声をあげていることに気づいた飼い主さんが目をやると、小さなキジトラの子猫がタナオくんの方を見つめながら鳴いていたそうです。
「妻と娘を呼んで眺めてると、人間に気付いたか、逃げてしまったのが最初の出会いです。どこかへ行ってしまったか?と思い二日ほど経ちましたが、なんとずっと我が家の庭の倉庫の下や勝手口の下で寝泊まりしているのを近所の人が教えてくれました」
この時、ろくくんは体重わずか500gほどの生まれたばかりの子猫ちゃんだったそう。タナヲくんのことをみそめたのか、飼い主さんのおうちを離れようとしなかったそうです。
「ボランティアの方に捕獲機をお借りして保護しました。シャーシャーフーフー!と小さいながらも威嚇して来て、そのくせお腹が空いているので与えたご飯は瞬殺で完食でした」
我が家の次男。保護直後と今w#保護猫ビフォーアフター展 pic.twitter.com/d9eXjbwV6V
— おとお (@Adrianmale) February 7, 2023
保護当時のろくくんは、下痢がひどく、とても心配したという飼い主さん。保護から3年経った今では、そんな不安を打ち消すように、体重5キロまで増えて、立派なやんちゃ坊主に成長しました。ろくくんをみつけてくれたお兄ちゃんのタナヲくんに、べったり甘える日々を送っているそうです。
「人にもタナオにもとにかく甘えん坊で、昼寝は常にくっついて寝ていて、タナヲが迷惑そうですw 身軽で運動神経の塊のような猫で、我が家の中を自由自在に走り回り、食欲も旺盛。しかし我が家の柱や壁やカーテンはボロボロですwでもこれもろくが生きた証になると思っています」
ろくくんは、毎朝5時には「お腹が減ったよ」と飼い主さんを起こしに来るそう。コロナ禍でリモートワーク中の飼い主さんは、ろくくんとタナヲくんがいてくれることでとても癒されたそうですよ。
「臆病ですが無邪気で、おもちゃで遊ぶのもおやつを食べるのもご飯を食べるのも全力でかかってきますw」
ろくくん、タナヲくん、飼い主さん、素敵なお写真とエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材/ねこちゃんホンポ編集部
文/佐藤ミジー
ろくくんをチェック♪
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