保護猫ビフォーアフター〜メロンちゃん〜
メロンちゃんは、10歳の女の子。素敵なお名前の名付け親は、飼い主さんの弟さんです。子猫時代に瞳の色がオレンジ色だったことから北海道の「くんねっぷメロン」にちなんで授けられました。
子猫のときから臆病なメロンちゃんは、少しの物音にも驚いて隠れてしまうそうです。性格は、とても優しくて繊細。飼い主さんが体調を崩したり、落ち込んだりしたときは、ずっとそばにいてくれるそうですよ。
メロンちゃんは、飼い主さんのお知り合いの方に保護されました。2013年の春頃、ある雨の日に車で出かけたところ、小学生の子どもたちが箱を囲んでいるのを見かけたそう。路肩に注射をして様子を見に行くと、箱の中には小さな子猫がいました。困り果てている小学生に「その子おばちゃんにちょうだい!」と声をかけて預かったそうです。
とても衰弱していたメロンちゃんですが、幸い、命に別状はありませんでした。その後、2013年6月、元気になったタイミングで職場のスーパーの中にある花屋さんで里親募集のポスターを掲示してもらいました。そうして月末に、飼い主さんがそのポスターを目にします。
とてもかわいらしいメロンちゃんの写真を見て一目惚れした飼い主さんは、家族に相談の上、翌日、花屋さんを訪れて里親希望であることを伝え、その日の夕方に見学に行くことになりました。
すると、なんと保護主さんの配偶者さんと飼い主さんのお父さまがお仕事で関わりがあることがわかったそうです。
「保護主さんのお宅とは縁があると聞き、ワクワクしながら会いに行きました。メロンの第一印象は「小さくて可愛い♡」に尽きました。語彙力を失うほど、私も母も弟もすっかりメロンに魅了されていました。そして知人ということもあり、快く讓渡してくださいました」
こうして、メロンちゃんは運命的な巡り合わせを経て、飼い主さんのご家族の一員になったのです!
素敵なレディに成長したメロンちゃん〜
現在のメロンちゃんは、体重4.9キロに成長し、とても食いしん坊さんになったそう。将来的な健康を考えて、ダイエットに励んでいるそうです。
普段は、のんびり過ごしているメロンちゃんですが、6歳の妹猫ちゃんと追いかけっこをするほど元気いっぱいに動き回っているのだとか。
最近では、“ ヨギボーもどきのクッション”をとても気に入って、独占することがマイブームのようです。飼い主さんがクッションに座っていると、「どいてよ〜」とばかりに猛アピールするそうですよ。
「かなり親バカかもしれませんが、メロンは人の言葉を理解することが特技なのではないかと思っています。特に「病院」という言葉には敏感で、前もって隠れてしまうことも多いです。現在喘息の治療を受けているのですが、通院したくないがために隠れて咳をしていることもあります」
メロンちゃん、飼い主さん、素敵なお写真とエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!
※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています
取材/ねこちゃんホンポ編集部
文/佐藤ミジー
メロンちゃんをチェック♪
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