疲れ切った姿から「グランパ」と呼ばれていた野良猫
野良猫コロニーで
ニューヨークで動物の保護活動をするヘレンさん、今日はブルックリン地区の野良猫グループにTNR (野良猫の避妊処置活動) を施すために捕獲器を仕掛けることになりました。
野良猫グループの中に、痩せてはいますが体が大きめの猫さんがいました。毛艶も悪いその見た目から、ヘレンさんはその子を「グランパ・ジョー (ジョーおじいちゃん)」と呼ぶことに。
確かに老猫に見えますね。
捕獲器に入ったグランパ・ジョー、これからTNRに参加します。
路上に戻りたくない?
TNRT の (捕獲) N (避妊処置) R (戻す) のプロセス中、R (戻す) の段階になりました。グランパジョーは大きな声で鳴いています。
ヘレンさんによると、ケージの中で大きな声で鳴く猫さんは基本的にフレンドリーな子が多いとのこと。グランパ・ジョーもフレンドリーなのでしょうか?!
ケージの戸が開けられて、路上に解き放たれる時が来て、一旦は路上に出たグランパ・ジョーでしたが...
なんだか様子が違いますね、甘えたように鳴いています。普通、野良猫を路上に戻す時、戸を開けるとすぐさま一目散にどこかへ行ってしまうものです。
あ、戻ってきましたよ!
「路上に戻りたくないの?」と優しく声をかけるヘレンさんを見上げるグランパ・ジョー。この時ヘレンさんは、「この子は家猫になる方が幸せなのだ」と思ったそうです。
めでたく家猫に
ヘレンさんは、グランパ・ジョーを自宅に連れ帰りました。
食欲旺盛なので、体重は徐々に増えていくだろうとのこと。
お家でのグランパ・ジョーはとてもハッピーな様子で、喉をゴロゴロと鳴らしながらお膝の上でリラックス。
詳しい検査の結果、グランパ・ジョーは4歳くらいということで、“おじいちゃん”ではありませんでした!毛艶が良くなかったことで、老猫に見えたのですね。
だんだん被毛の艶も戻ることでしょう。
とてもフレンドリーなグランパ・ジョーは、だんだん新しいお家にも慣れて、穏やかな家猫生活を送っています。
まとめ
実際の年齢よりも上に見えておじいちゃんと呼ばれたグランパ・ジョー、いかに野良生活が過酷なものかがわかりますね。野良生活を好む猫ちゃんもいるかとは思いますが、やはり安全で快適な家猫の方が安心して暮らせそうです。フレンドリーで人間大好きなグランパ・ジョーのハッピーな家猫生活がずっと続きますように。
- グランパジョーの保護当時と現在のお姿はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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