私と愛猫との出会い
保護猫をお迎えしようと思った理由
ある日、私は新しい猫を迎えることに決めました。その猫は、ペットショップではなく保護施設から、大人の猫をお迎えすることにしたいいきさつについてお話ししたいと思います。
この何年か、いろいろなボランティア団体やアニマルレスキューなどの皆さんが、地域猫としてご飯を与え、保護して健康診断や避妊手術などの活動を続けていらっしゃることを知りました。そのほとんどは皆さんの好意や寄付金、時には皆さんのお財布から賄っているということも。頭が下がる思いがしました。
保護された猫ちゃんの中には、交通事故で足を失ったり、エイズのキャリアになったりと、比較的大人になってから保護された猫たちもたくさんいるそうです。
“ありす”との出会い
ネットニュースなどで猫に関する記事を読んでいた時、たまたま見つけた保護猫サイトで出会ったのが、新しく迎え入れたシャルトリューという猫種のありすです。ぜひ会いたいと思い、譲渡会に参加しました。
ありすは、劣悪な飼育環境から救出された1匹でした。保護施設の方のお話では、救出された当時のありすはとてもガリガリで、お腹も弱く、口内炎がひどかったそうです。よほどひどい栄養状態だったのでしょう。今でも体は薄く、触れば骨がわかるくらいです。
毛もゴワゴワ、爪もなかなか切らせてくれないなど、手ごわい猫でした。ありすにが繁殖だけのために飼育されていたことを知ったときは、とてもショックを受けました。
トライアルを経て、正式にわが家の子になったありす。来たばかりの頃は、ご飯をあげれば一気食いしてしまうほどの勢いでガツガツと食べていましたが、最近は食べ方も食べる量も、自分で調整しているようで、とても賢い子だと思いました。お腹の具合も徐々に安定してきています。
そして、猫じゃらしを見ると目がキラキラ、高いところもシュッと飛び乗れるほどおうちになじんでくれました。
もちろん、この先まだまだ大人猫たちが外に出されることは想像に難くありません。残念ながら、譲渡会で希望が多いのも2、3歳くらいまでの若い猫たちだと聞きました。
ありすのように(たぶん)5歳以上の大人たちは引き取り手が現れないことも考えられます。芸人さんが保護猫を譲渡会に出せるようにと奮闘する様子や、野良として生活する子猫を保護する活動なんかもテレビで放送されています。
それでも、大人猫たちには新しい家族を探すのは難しいかもしれません。
まとめ
コロナも含め、人と対面することも難しい時期が続いています。もし、今から猫ちゃんをお迎えすることを考えている方には、ぜひ新しい保護猫ちゃんを検討していただけたらうれしいです。
そして、最後まで責任をもって大切な家族の一員として、共に暮らしていける猫ちゃんを見つけてほしいと思います。