裏庭で出会った野良猫
少しずつ距離が縮まって家猫へ
私の自宅の裏に会社をかまえて、自営業で仕事をしています。ある日、いつものように裏に行ってみると草の中に白黒の猫がいました。
私は勝手に「おまめ」と名前をつけました。家に帰り家猫のご飯を一握り持って、慌てておまめの所に行きご飯をあげました。30分くらいして見に行くと、綺麗に食べていました。
そんな日が数日続き おまめは会社の裏口の中まで入ってくるように。さらに10日くらいすると自宅の玄関で私を待っているようになり、一緒に会社に行ってご飯をあげるようになりました。
それから数日後、私が自宅の二階にいたとき、おまめが自宅の中まで入ってきたことから、保護を決めました。
家猫暮らしはきゅうくつではない?
その時、私には葛藤が生まれました。おまめは、今まで自然の中で生き生きと暮らして来たのにそれができなくなる。それを奪うことは、おまめにとって本当に幸せなことなのかと。
少しずつ家に慣れたおまめは、先週猫ともすんなり慣れて仲良く過ごすようになりました。お互いにからだを舐めあいながら、まるでホントの兄弟のように過ごしています。
今でも、私はおまめが内心、今の暮らしをどう思っているのか考えることがあります。窓から外を眺めているお豆の姿を目にすると「昔を懐かしく思っているのかな」「そうだとしたら、おまめに酷いことをしたのかな」と思うこともあります。これはきっと、今後も折に触れて脳裏をよぎることでしょう。
私の家の周辺では、最近野良猫が少なくなったように感じられます。昔は、放し飼いの猫も少なくなったようですが今は状況が変わっているように見受けられます。それを考えると、私がおまめと出会ったのは奇跡的なことだったといえるでしょう。
先住猫とおまめと飼い主さんで幸せに
猫のいる生活は本当に癒されます。彼らを見ているとほっとすることも。少しでも長く一緒に過ごせるように、これからも体調に気をつけて末長く共に暮らせるように努めたいと思います。
おまめという名前をつけたのは、目の上に豆大福のような模様があることから授けました。保護してすぐに病院に行ったとき、看護師さんから「おまめちゃんてこの子にピッタリの名前ですね」と言われたことがとても嬉しかったです。
最近では、SNSなどでも猫の投稿が多く見られるようになりました。みなさんが愛猫ちゃんを大切に育てている様子が伝わってきて、とてもほっこりしています。
私もこれから先住猫とおまめと一緒に、健康長寿をモットーに仲良く暮らしていきたいと思います。