前足が使えず身体を引きずって歩く子猫を保護
前足が広がった状態の子猫
両方の前脚が外側に広がった状態の子猫が保護されました。
地面に踏ん張ることができませんが、身体を引きずるように一生懸命動こうとしています。
可愛いお顔の中に、「絶対に歩くぞ」というとても強い意志が秘められているようです。
スイマー症候群と診断
保護施設に入った子猫は、獣医師の診察を受け “スイマー症候群” と診断されました。スイマー症候群とは、子猫や子犬に見られる稀な発達障害です。脚が外側に曲がっているので、歩こうとすると床にうつ伏せになり、泳いでいる人のような動きをすることから “スイマー症候群” と呼ばれます。この障害が起こる原因はまだはっきりと解明されていません。
治療
幸いにも、まだ幼いこの子にはその症状が改善する見込みがありました。獣医さんは、歩く能力の改善を助けるために前脚を包帯で固定しました。
これなら床に踏ん張ることができますね!
徐々に回復
保護施設のスタッフは子猫に「メロディ」と名付けました。包帯の効果で立てるようにまでなったメロディ、包帯が取れてからの改善の速度は目を見張るものがありました。
あっという間に、ジャンプしたり飛び降りたりできるようになり、とても素早く走れるようにもなりました!
わずか数週間で、すっかり一般的な子猫となんら変わりなく過ごせるようになったのです。
そして間も無く、素敵な永遠の家族が迎えにきてくれました!
まとめ
まだ原因がわからない稀な病気ですが、適切な治療を受ければ回復の見込みがあるということですね。1匹でも多くの子が救われますように、そしてメロディの回復に関わってくださった方々に感謝します。
- メロディの保護当時と里親さんが決まるまでの様子はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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